2013年12月23日

駆け上がる


山岳ワインディングを一気に駆け上がり、雲を抜けると、

青空の下、雲海と、広がる台地と、吹き抜ける風が見える。
路肩にバイクを停め、グローブを外し、ヘルメットを脱いで、思いきり背伸びをする。

ヘルメットに押さえられていた耳のあたり、襟のあたりを、風が吹き抜けていく。

力強いエンジン。しなやかに動く足回り。へこたれず、しかし絶妙なしなりで荷重をいなしながらすべてを支え、繋ぐフレーム。

すべての要素が、バランスして、下界から僕を、一気にここまで連れてきた。

夏の光。
疾走の後の爽快さ。

サイドスタンドで立ってるバイクに寄りかかり、
しばらくは風に吹かれながら走りの余韻にひたる。

2 件のコメント:

  1. 樹生さん こんばんは~
    また素晴らしい写真ですね。これはオロフレあたりでしょうか?
    走りの爽快感が伝わってきて、青空に吸い込まれそうになります。いいですね~!
    風のV7のテーマそのもの。
    バイクによりかかって、休息。思考するのもいいですし、何も考えず余韻を感じるのも
    いいですよね。
    樹生さんの写真は、聖地巡礼の時もそうでしたが、高揚感があって、魅了されます。
    飾らない文章が、またいい味です。

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    1. いちさん、こんばんは。
      これはニセコです。パノラマラインから少し外れたところだったと思います…。
      写真、褒めていただいて、ありがとうございます。
      写真はまったく我流と言うか、勉強したことないので、不安なんです。

      今年はあまり走れなかったので、来年こそ、たくさん走りたと思っています。
      仕事の仕方、本気で考えないと、殆ど休日がないのって、体が持たない感じになってきました。
      来年の課題です。

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