ニセコからは道道66号線を素直に走った。真狩からは道道97号線を、喜茂別方向へ。
真狩のあたりでは、羊蹄山は雲をかぶって、その山頂は拝めなかった。
2015/10/18 10:40 |
真狩から見る羊蹄山は、北側からみるのと同じように、どっしりとしていて、少し右にかしいで見える。
今日はくもの中に隠れていて、さっきまで見ていた山頂が見えないが、それはそれで、なかなかいいものだった。
この山はアイヌ語でマチネシリ(女山)という名もついており、「はずかしがってしょっちゅう雲の中に顔を隠すのだ」という話もあるらしい。
全体が見れたら、それはうれしいが、「お話どおりだなあ…」と、少し残念に眺めるのも悪くない。
2015/10/18 10:40 |
2015/10/18 10:48 |
道道97号から離れ、国道276へ向かう道のとちゅで、雲の上に頭を出している姿が見えた。
真狩からはいまも雲の中に隠れているように見えるだろう。
再び東から見る羊蹄山、また、すらりとした姿に代わっている。
手前の畑はアスパラガスだと思う。アスパラは多年草。地下茎が残って、何年でもそこから生えてくる。
紅葉しかけて、ふわふわした黄色の感じが、深まりゆく秋に、でも和やかな彩りを添えていた。
今日はここまで。
ありがとう羊蹄山。また、来ます。
2015/10/18 11:19 |
山の紅葉が、お昼前の光を浴びて、華やかだった。
散る前に華やかに色づく。それは枝の側から栄養の補給を停められ、枯れていく過程での色づきなのだが、とても明るく、華やかに見える。
補給を停められた葉は、枝に着いたまま水分を失っていき、乾いてくる。
そしてやがて、枝を離れ、風に舞って大地へ帰って行く。
その葉はやがてバクテリアに分解され、土に戻る。森の中のふかふかの腐葉土となって行く。
大きな命の循環。
50をいくつか過ぎて、僕も人生の折り返しをとうに過ぎ、今が人生の秋だと、感じずにはいられない時期になった。
ならば、豊かな秋を。
もしも養分が停められたとしても、見事に乾いて、春から夏を生き切り、光合成をし、栄養を幹に送り、酸素を森に提供してきた、この身の証に、枯れ色に輝いていく。
そんなふうに生きていけたら、素敵だ。
2015/10/18 11:46 |
いつもは小金湯から裏道に入るのだが、今日は国道230号線を豊滝まで走ってきた。
谷を挟んで、いつもと違う角度から八剣山を見る。
もう、紅葉も終わろうとしている。
2015/10/18 11:59 |
ちょうどお昼。山の森の中を通る道。
木々が昼の光に輝いていた。
影絵のようだね、ゆきかぜ。
これが日本の秋だよ。イタリアの秋は、どんな様子だったのだろう。
いつか、君のふるさとにも、いってみたいなあ。
さあ、もうひとっ走り。
ちょうど12時半に家につきそうだ。
午後は仕事をして、久しぶりに君も洗車して、ワックスを掛けよう。
秋の化粧をして、もう一回、走りたいね。(「羊蹄山くるっと一周」、完)
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