2017年10月17日

クシタニロングカットグローブ購入。

引退するクシタニロングゴートグローブに代わって、我が家にグローブが到着しました。




箱を開けると、中にグローブが3双。

箱の中身は、
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【 商 品 I D 】86953520
【 商 品 番 号 】K-3021
【 商  品  名 】アウトドライレイングローブ
           (カラー:ブラック/シルバー、サイズ:L)
【 価 格 (税込) 】8,964円
【  数   量  】1
【  小   計  】8,964円
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【 商 品 I D 】98570577
【 商 品 番 号 】K-5301
【 商  品  名 】ロングカットグローブ
           (カラー:ブラック、サイズ:L)
【 価 格 (税込) 】12,420円
【  数   量  】1
【  小   計  】12,420円
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【 商 品 I D 】106294116
【 商 品 番 号 】K-5566
【 商  品  名 】TIサーモインナーグローブ
           (カラー:ブラック、サイズ:L)
【 価 格 (税込) 】3,456円
【  数   量  】1
【  小   計  】3,456円
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[配 送 先 合 計]
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【  送   料  】0円(税込)
【配 送 先 合 計】24,840円(税込)
あと、カタログ黒が2017年春夏、白が2017年秋冬のものです。
ああ、出費。これが痛い。

さて、「アウトドライレイングローブ」の話はまたおいおい。


ロングカットグローブです。
クシタニHPの説明を読むと、
撥水牛革を採用したロング丈の3シーズングローブ。ガンカット製法、人差し指・小指の外側は内縫い、その他はゲージ縫いで仕上げています。
と、極めてシンプル。紙媒体のカタログでもその説明は変わりません。
クシタニの製品を動画で説明しているYouTubeの「Kushitani Interactive」でもこの製品はピックアップされていません。

非常にベーシック、というところでしょう。

HPの製品写真はこちら。掲載元頁はこちらです。(http://www.kushitani.co.jp/kushitani-web/products/k5301.html)



素材は撥水牛側と一部に合成皮革。
合成皮革は手首のベルクロの上から押さえる部分、その裏側に使用して、ベルクロ部分以外のところで滑りをよくして着脱をしやすくしていると思われます。
またそのベルクロ部分の非常に細い縁取り部分、グローブの裾の縁取り部分は、天然皮革なのか、合成皮革なのか、ちょっと分かりません。
それ以外はすべて牛革です。


今回購入したのは、Lサイズ、色は黒です。
タグには「MAID IN CHINA」。中国製です。
革の厚さは測れませんが、結構薄手です。
もちろん、ステアグローブよりもずっと薄手で、ロングゴートグローブとほぼ同じか、もしかしてわずかに厚い?くらいかと思います。
1mmなのか、0.9mmなのか。0.9mmっぽいなあ…と思うのですが…大外れしてたらすみません。

さて、手にはめてみて。


前回のロングゴートグローブはLLサイズでしたが、今回はLサイズです。
ロングゴートは親指の長さを10mmほど詰めてもらって使用していました。
今回、Lサイズは、手のひらでぴったり。ゆとりがない感じで、考え方によってはきつめとなるかもしれません。

以前クシタニのショップで店員さんに伺った話で、革は縮むだけでなく、伸びる方向にも動くとのことで、サマーグロ―ブを買うときに緩めを買おうとしたら、伸びの分も考えて、Lサイズの方がいいでしょうと勧められたのでした。
てっきり縮む方向でだけ考えていた私でしたが、なるほど、と思ったのでした。
買って使ってみると、きついと感じることはなく、ちょうどいい感じだったのです。
その店員さんは、同じクシタニ製のグローブでもモデルごとにカッティングが違ったりするから、やはり試着してみてサイズを決めるのがいいですとアドバイスしれくれました。
今回は、試着なしで、通販注文となりました。
Lサイズの決め買いです。
ステアグローブもLサイズでドンピシャだったので、Lにしました。

手のひら側にいろいろ切り替えがありますが、革が二重でプロテクターというか、クッション材が間に入っているのは、手のひらの下側の当て革部分と、手のひらを横に横切る革の小指側部分で、そんなに補強されている感じはしません。
親指と人差し指の又の部分の当て革も、しなやかで煩わしさを感じさせません。
逆に言うと、激しい転倒時に守ってくれる性能としては、フルプロテクションのハイスペックグローブから見れば、最小限ということでしょう。


少し指をまげて横から見ました。
普通の手袋と違うことは、グリップを握った形を充分考慮して作られていることでしょう。もちろん、指を伸ばした時に手のひら側が突っ張ってしまっては操作性が悪いので、極端に曲がった状態に手形を取ることはありません。
しかし、軽く握った状態、握手する感じの形の時が一番ストレスのないように作っているように思います。だから、握り込んでいったときに指の背が突っ張らず、指の腹側のしわが煩わしくならない程度になるのでしょう。
親指の長さは、やはり少し余っているように思います。今回は詰めてもらうようなものではありません。しかし、僕の親指は標準の人よりも少し短いのかもしれません。


手の甲側です。
手袋を留めるのは、手のひら側の手首のベルクロ。手の甲に革がだぼつかないようにようにシャーリングがあります。このシャーリング、結構効いていて、手首周辺の心地よいフィットを提供してくれます。裏側にゴムバンド(帯テープ)が縫い付けられていて、このシャーリングを横に引っ張って伸ばし切ると2センチくらいかわります。この違いは実はとても大きいです。
絶妙ですね。

プロテクションはやはり最小限です。
こぶしの指の付け根のあたりに当て革。そのこぶしの各指の関節のあたりに楕円の縫い取りがあって革がフローティングし、中にクッション材が入っています。わずかなものですし正確にすべての指の関節の真上に来るわけではないのですが、衝撃の緩衝には効果があると思います。

ぎゅっと握り切ると、手のひらの周りは少し大きくなります。そのときは少しきつめに感じます。しかし、バイクライディングではグリップを握っていて、ここまで握り込むことはないので、これでいいのです。


グローブとウェアの隙間から入る風は、手首の血管を冷やして、予想以上に体を疲労させます。
だから、真夏のグローブ以外は、この隙間を作りたくないのが僕のスタイルです。
北海道のツーリングでは真夏以外は基本「冷え対策」が重要なのです。
そこで必要なのがグローブの裾の長さ。
ショートだとどうしても右手でスロットル操作して頻繁に手首を動かすので、いつの間にか隙間風が入るようになってしまいます。
このロング丈がマストでした。
ベルクロを留めるフラップの部分は革が裏側、ヌバックになっています。
掴むところなので、滑りにくいようにというのもあるのでしょうが、デザイン要素の方が強いでしょう。富士山マークが型押しされています。



10月15日日曜日、朝、気温10℃から3℃くらいの中で初使用となりました。
操作性はやはりとてもよく、ほとんど意識が行かない。つまり、無意識にいい感じにできているわけで、理想的でしょう。
革が薄めなので、振動は感じやすいかもしれません。バイクからのインフォメーションは多いとも言えます。
裾からの隙間風の侵入も皆無。
着脱も楽です。ベルクロを外して、引っ張ると、スポッと抜ける感じ。
ピッタリサイズなので、スルッとは行きませんが、グッ、スポッという感じです。
止まってカメラを操作することも多い僕のツーリングスタイルでは、レーシングモデルの、着脱に手間のかかるものは、時として煩わしいのです。
着脱性能を考えているあたりも、ライディングに特化したグローブというよりも、ツーリンググローブといえるところでしょう。
防寒性能は思ったよりも低かったです。
10℃なら楽勝で、気にならないのですが、5℃を切ると、これは一日中はめて走り回るには厳しすぎます。疲労度のことを考えると、10℃以下にならない場合に限定した方がいいかもしれませんね。もちろん、グリップヒーターやハンドルガードなどがある場合は、その限りではないと思います。

わかりませんが、思ったのは、もしかしたら通気性も結構いいのではないかということです。
もちろんメッシュグローブのように風を感じることはありません。しかし、手の冷たくなり方は、やや呼吸をするグローブなのではないかという予感をさせました。
すると逆に夏にはある程度強いかもしれません。

ゆきかぜに乗り出してから、僕はツーリングにグローブを二つ持っていくことが増えました。一つは手にはめて、もう一つをタンクバッグやヒップバッグに入れて。
寒かったり、暑かったりしたときに、グローブをはめ替えながら走ることで、操作性や快適性を維持したいと思うようになってきました。これも加齢のせいもあるかもしれませんが。

秋深いツーリングでは、ロングカットグローブに冬・雨用のグローブを携行し、
夏近いツーリングでは、ロングカットグローブに夏用メッシュグローブを携行する。
そんなスタイルになっていくのではないかと思います。

クシタニ、ロングカットグローブ、何シーズンをともにすることになるのでしょうか。
また追って、経年変化や使用感の変化などをレポートしたいと思います。

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