国道ではなく、最初は道道478号線を。
ラフティングをやる尻別川の流れから離れて、羊蹄山の北麓を行く直線になったら、少し行って丘を登る前に北へ入る脇道に入る。
平らな台地を北上し、道なりに直角に西へ曲がる。直進する道は消えないが、土の道でこれは私道の雰囲気が出ている。
2017/10/21 11:39 倶知安町の農道 |
道道478号線よりも500m北側を西に向かうこと、500m。
交差点を右折して北上すれば、しばらく行くと河岸段丘を下って、尻別川を渡り、国道276へ出る。そんな農道を、ゆっくり走り、気持ちのいいところで、止めて、少し休む。
羊蹄山の北側の山容は、東側から見たときとは違う表情だ。
2017/10/21 11:41 倶知安町の農道 |
そこまではいかずに、北上して赤井川を目指すのだ。
国道276に合流したら、倶知安方面へ走るが、「寒別第一集会所」のところからまた北へ。
この脇道もお気に入りで、最近はこのルートを走ることが多い。
2017/10/21 11:48 |
足元に広がるのは、借り入れの終わった田んぼだ。コメも最近は作っている。
野焼きの煙が遠くで上がっている。
2017/10/21 11:49 |
この二つの山を並び見ることのできるスポットはたくさんあるが、位置によって並び方も、二つの山の関係も違って見えるのがとても面白い。
そこからさらに道なりに北上すると、やがて道は左折して西へ向かう道になる。
地形を無視して、まっすぐ道を付けたので、谷をまたぐときは下って登る急坂に挟まれた形になる。
「ジェットコースターの道」なんて富良野で付けられている道もその一種だ。
北海道にはそういう道がたくさんあるが、それは、車ができてから家も集落も、畑も何もない「自然」を切り開いて最初に道を通し、そこから開拓した証拠だ。
2017/10/21 11:54 |
今から向かうのは、手前側から奥側なのだ。
まあ、いいか。
2017/10/21 11:59 |
たしか、赤い方は山桜の樹だ。
電信柱がこちら側は道の右側に。谷の向こうでは道の左側に並んでいる。
どんな道にも、それぞれに生まれた事情があり、歴史があり、だから表情がある。
僕は本物の「ジェットコースターの道」よりも、小さめな、こういう道の方が、どちらかといえば好きだ。
2017/10/21 11:59 |
少し休んで。
さあ、進もう。
もうお昼だ。
(つづく)
この辺の台地は面白い。街が低く、見下ろす様な丘の形状って、他では見ないし
返信削除意外にこの俱知安って広さを感じさせる。
赤井川村までの道中は、村々を繋いでいく田舎道なんだけど比較的平らで圧迫感が
少ないし、人の気配が濃厚な為でしょうか、妙な安心感がありますね~。
銀山に抜ける峠道は北海道らしいけど、この台地に来るとホッとします。
いちさん、こんにちは。
削除羊蹄山の周りを尻別川はがぐるっと回り、その外側に河岸段丘が広がるために
こんな地形になっているんですね。
メイン観光ルートからちょっと外れた、絶景でなくても生活のにおいのする道が
本州に住んでいた頃から好きでした。
赤井川が好きなのも、ほどよいサイズ、生活のスケールもちょうどよく感じるからだと思います。
里の風景が、昔から好きなんです。