今年のGWは、中途半端に仕事が入っている。あわよくば、どこかへ2回くらい走りに行きたいものだ。
さて、望羊の丘を下りてからのツーリング、記事を続けよう。
さて、望羊の丘を下りてからのツーリング、記事を続けよう。
望羊の丘を下りて、京極の町を過ぎる。
13時もとうに回っているし、そろそろお昼をと思うのだが、京極の道の駅はいつも混んでいて、どうも僕には近寄りがたい。
前を素通りして、さらに北へ。
道道478から国道276へ。尻別川を寒別橋で渡って、北へ。
スキー場はたぶんまだ春スキーを楽しむ人たちで賑わっているだろう。
田んぼの雪は、もうすぐ消えるだろう。
北側から見る羊蹄山も、また美しい。
国道276へ出て、俱知安幹線用水路沿いに北上していく町道へ乗り換える。
丘を上ったいつもの眺望のポイントでゆきかぜを停めると、
白鳥の鳴く声が聞こえて、見回すと遠くの田んぼに数十羽の白鳥が羽を休めていた。
もう少しで、さらに北へ行くのだろう。
渡り鳥には国境もない。
白鳥のいた田んぼのはるか向こうには、ニセコ連山が。
いくつかの丘と谷を、まっすぐに越えていく。
光がまぶしい。
国道393に合流する前に、右へ舵を切って北上し、俱知安町扶桑で、393に合流。
後は北上して樺立トンネルを越え、赤井川村へ。
未知の駅にやってきた。
平日ということもあり、車もまばら。バイクは僕1台だった。
売店でクルミパン170円と、缶コーヒーを買って、駐車場で食べる。
これが今日のお昼。
食べたら、ゆっくり帰ることにしよう。
国道393号線を、毛無峠へ。小樽から札幌へ帰っていく。
ここは小さな駐車スペース。
眼下に広がるのは小樽市朝里の街。
石狩湾の向こうに聳えているのは、石狩山地の山々。
同じ海と山だが、もう一度、眺めた。
海岸線の左手に大きなビルが固まって建っているところがあるが、あれは小樽築港、「ウィングベイ小樽」だ。
平成のリゾート開発大ブームの時に建てられたものだ。
街も変わる。
人も。
僕も今年、還暦だ。
家族の環境が大きく変わったのは5年前から。
2年前に秋田の母を札幌に迎え、仕事環境は昨年度から変わり、
年々、僕も変わっていく。
今年はどんな変化があるだろうか。
そして、どれくらい、走れるだろうか。
そのとき、どんな気持ちで、ゆきかぜを走らせているだろう。
さて、3時も過ぎた。
日は相当に長くなったが、3時を過ぎると気温が下がってくる。
冷えてくる前に、家に帰るとしよう。
青い青い空と、もっと青い海。
そして、今年も春の羊蹄山に会えて、とてもよかった。
(「羊蹄春景色」 完)
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