2013年8月15日

2013お盆走1

8月14日。3:30AM.
目覚ましをセットした時間に、目覚ましより早く目が覚めた。
今日は、久しぶりの、今シーズンは初めての丸一日のツーリング。
昨夜のうちに用意しておいた荷物をもう一度確認し、身づくろいをして、玄関を出る。
「ゆきかぜ」に跨り、ギアをニュートラルのままにして、早朝の誰もいない坂道を惰性で下りながら、
頃合いを見てセルを回す。雪風のエンジンは、数秒のクランキングののちに目覚める。
速度を合わせ、2速にシフトしてからクラッチをつなぐ。
ショックのないままエンジンと後輪がつながる。
そのまま、ゆっくりと坂道を下っていく。
モトグッチV7スペシャル、我が家のゆきかぜ号は、少しの暖気運転が必要だ。
すでに真っ暗ではない。朝は来ているが、まだ日の出前の感じ。夜の気配が濃い。

4:20AM。札幌市厚別区の24H営業のガソリンスタンドで給油する。前回給油時から100.1kmの走行。いつもタンク内の給油用ガイドの端までしか入れていなかったが、今日はもう少し入れる。
いつもよりも多く入れたので、5.22ℓ入った。計算上の燃費は19.17km/l。
しかし、いつもよりも1ℓ程度多く入れているので、特に燃費が悪いわけではない。
夜の気配は次第に抜けて、朝になっていく。

4:56Am.長沼町、国道274号線沿いの道の駅「マオイの丘」到着。
たくさんの車が駐車していた。車中泊で旅行する人も増えているらしい。
キャンピングカーも何台か見かけた。


すっかり朝になった午前5時。ゆきかぜには初めてタンクバッグを装着。
磁石式のタンクバッグはいずれタンクに擦り傷がたくさんつくことになろうが、
僕のツーリングでタンクバッグはなくてはならない存在。
バッグ上面のマップケースは、脇道をよく利用し、かつスマートフォンを持たない(ナビのない)僕には、非常に便利。信号待ちで道を確認したり、道の左端に停車して確認したりするときも、ザックに入れておいた地図を出して読むのとは手間が違う。しかも、けっこう頻繁に見るから、欠かせない装備なのだ。
ちなみにこの駐輪場のマーク、自転車だが、バイク用でいいのだろうか…。
自転車をここに停めているのを見たことがないが…。


5:11AM.R274、三和町付近。
気温は22℃くらい。(V7のメーターに表示される外気温計による。)
今日の天気予報は、北海道は曇りで、日本海側で午後雨。降水確率は50%程度だ。
山が霞んで美しかった。

国道274は石勝樹海ロードとも呼ばれる。
石狩と十勝を結ぶから石勝(せきしょう)で、元々道のなかったところに25年くらい前に作り上げた道だ。
それまでは十勝に行くときは富良野方向から狩勝峠(石狩十勝だから)を越えるか、いったん日本海側に出て、それから沙流川をさかのぼって日高町から日勝(にっしょう)峠を越えていた。
最短で札幌と日高を結ぶ国道は、道東と道央を結ぶ大動脈だ。今では道東高速道路ができて高速代を払えるなら、だいぶ快適で楽になった。

6:26Am 日高町道の駅。
 樹海ロードを車の流れに沿って走って日高の道の駅に着いた。
樹海ロードはアップダウンと中速、高速コーナの多い道。
混む時には結構混む。流れは速めで、順法走行するとたちまち前はがら空きになり、後ろに長い車列ができる。長くて急な上り坂には登坂車線があり、速い車を先に行かせることができるが、それ以外は時おりPが現れるものの、自分がふんづまりの先頭であることに不感症な厚顔ドライバーか、俺は法律を守っているという確信犯以外は、法定速度で走ることには結構疲れる道だ。
今日は時間が早いこともあり、道はまあまあ空いていたが、大型、中型トラックは多かった。
高速代も馬鹿にならないのだ。

トラックの直後は視界が遮られるので、できれば走りたくない。
車間を広く開けるか、後ろから来た乗用車に道を譲って2台くらい間に入れた方が安心できる。
またはPが現れるのを待って止まってしまうのも手だ。
どうせ延々自分のペースでなく走らされるのなら。
5分休んで体操したりして、それからまた走った方が安全だし精神的にも疲れない。
しかも、10km先には5分の差は1分以内になっていることが多い。


道の駅ではおにぎりと缶コーヒーを食した。
今日の装備は、タンクバッグの中にレインウェア、地図、防寒具、手帳。
デイバッグの中にカメラ、タオルだ。

さて日勝越えである。十勝を目指して出発しよう。

6:49 R274 日高町。
日高の道の駅を出て、沙流川を遡る。
今から越えていく日高の山並みが遠く見える。
空は東の方が明るい感じだ。しかし、峠には霧がかかっていそうだった。
さあ、長い一日になる。今日は走ろう。(つづく)

0 件のコメント:

コメントを投稿