2016年6月24日

わずかな時間でも

イギリスのEU離脱が決まった日。
夕刻、ほんの少しだけゆきかぜを走らせた。


ほんのわずかな時間でも、心に効く。



ベビーフェイスのバックステップと、ゼファー750のハンドルバーもだいぶなじんできた。
手と足のポジションが変わると、シートに座る位置も変わってくる。

以前よりも若干後ろ寄りに座るようになった。
後輪荷重が増すこの変更。
昔っぽいハンドリングのV7には、後輪荷重がやや多い方が、ぴったりきそうだ。

サスペンションもセッティングを少しいじったら、さらによくなるかもしれない。
と、言っても、リヤのプリロードがいじれるだけだけど。



それにしても、自分のバイクを眺めて、毎回思うのは、小さくて、750には見えないなということ。
スリムで、低く、シンプルでてらいのないルックスは、僕は好きだ。

ネオクラシックの中でも、昔をコピーしすぎず、現在流行の姿にしすぎず、わざわざ昔風に作ったというよりも、ずっと作っていたら、時代がネオクラシックになった…的なデザインがいい。
(もちろん、本当はネオクラシックが流行ってきたから、ブレバ750の外皮を「V7SPORT」風にアレンジしただけなんだけど。)
ヘッドライトがマルチリフレクターでなくてカットガラスだったら、さらによかったように思うのだが…。

ぱっと跨ったり、押して歩いてもいい手頃サイズ感。
でも走らせると、トルクの太さはナナハン。
最大トルクを2800rpmで発揮するから、普通のコーナリング時でも、アクセルを開けることで有効なトラクションが得られ、車体を安定させたり、アクセルによる姿勢変化や旋回加速の加減を楽しんだりできる。

街中の通勤でも楽しい。


赤白カラーリングのV7Special の中で、「ゆきかぜ」のポイントは、タンクとサイドカバーの『ライダースクラブ』誌、80年代のステッカー。
そしてエンジン部のIPONEのステッカー。
ステップとハンドルバーは、あまり目立たないので、逆にわからないかもしれない。

今シーズン、シュアラスターの「マンハッタンゴールド」ワックスを買ったのだが、去年までのワックスが缶の隅に少し残っていたので、そっちを使い切るまで使い、新しいワックスはやっと先日、一回かけたのみ。

ワックスは艶や撥水効果だけでなく、傷もつきにくくなるらしい。
すでに3年の時を経て、タンクにも小傷が結構ついて、年相応にやれてきているゆきかぜだが、新しいお化粧(ワックス)でどれだけ外観が保てるか、楽しみでもある。

ほんのわずかでも、やはりリハビリにバイクはいい。
無理しないようにしながら、少しずつ、忙しくても走っていきたい、


7 件のコメント:

  1. 夏至ならではの超ショートツーリングですね(笑)
    このルートは私も大好きでよく走ります。
    V7は小さいけど750ですし、中型の非力さは無い。
    グッチは、乗れば乗るほどヤミツキにさせる
    不思議なバイクで、こんなバイクはなかなか
    無いですね。
    ゆきかぜ号の横からのアングルは結構な重量感を感じさせます。シリンダーのフィンが多く、エンジンの造形もイイ!まさしくイタリアン!荒々しいレイアウトなのにコンパクト
    に纏めて、メッキパーツと絶妙なバランス。
    まさしくネイキッドとは、シンプルな美しさが必要ですね。

    返信削除
    返信
    1. いちさん、こんにちは。
      ここ10年、15年のデザインは、リヤが跳ねあがって、進むと地面にめり込むような、前下がりラインのデザインが多かったのですが、V7は70年代デザインで、基本水平。
      去年、今年になってネオクラシックもスクランブラーやカフェレーサー的デザインが流行ってきて、また前下がりではなくなってきましたが、どうもデザインが勝ってる感じが、私にはします。
      なんか、V7はちょうどいい「ゆるさ」があるとような気がするんです。

      削除
  2. こんにちは。ここんところなんだか忙しく全く何処にも行けていません,,,が明日の午後にでもちょろっと近所を走ってみますか。ほんの僅かな時間でも、ですね。

    返信削除
    返信
    1. ルイさん、こんにちは。
      ルイさんもお忙しいのですね。
      私の周りでも、もう10年近くブログを拝読しているライダーの方々の中でも
      忙しくてほとんど走れない人が増えています。
      年齢や周囲の環境変化などもありますが、日本の変化も、少なからずあるような気もします。
      でも、少しでも、走れると、なんだか、少し救われるような気が、僕はします。
      ルイさんもどうぞ、お気をつけて、少しのあいだでも、楽しんでください。

      削除
  3. こんにちは、takaです。

    ハンドル、ステップが馴染んできて、楽しく走れているようですね(^_^)

    私のSRは、最近、サスセッティングをしました。
    半年前にフォークスプリングを交換してから、ブレーキ時の無駄な動きは解消しましたが、フレームのヘッドが高く感じていました。
    その後、ポジション合わせのためにハンドルブラケットで、バー1本ほど高く手前にしたところ、シート着座位置がやや後方、上体も起き、フロントタイヤのグリップ感が希薄になりました。
    で、サスセッティング変更を。
    具体的には、フォークオイルの番手を下げ、油面を下げ、突き出し調整で10mm突き出し、リヤサスのプリを1段掛けました。
    それと、ブラケットも戻しました。
    減速から旋回時のバイク姿勢がノーマル同等になり、素直さが戻り、バネ交換による踏ん張りはあります。
    固めのバネで柔か目のオイルでフォーク戻りストロークでオツリがありますが、ブラケット交換で前傾姿勢になることで、オツリを少なくしました。
    リヤのプリは、上りヘアピンでリヤサスの沈みによるフロントのグリップ抜け感があったのを、解消するためです。
    やっと、フロントタイヤのグリップを引き出せる様に、荷重が掛けられてます。タイヤの溝が反り返ってますから(笑)
    ポジションも、奥深いですね(^_^;)
    勉強に、なりました!

    返信削除
    返信
    1. takaさん、こんにちは。
      ポジションが変わると、車体のどこにライダーの荷重が掛かるかが変わって、その結果、
      バイクの姿勢も変わり、ハンドリングにも影響が出ますね。
      一か所変えると、バランスが変わるので、全部に波及するのが、バイクの大変なところでもあり、
      おもしろいところでもあるのでしょうか。
      takaさんは、セッティングも決まったようで、よかったですね。
      私も若干リヤ下がりになっているはずなのですが、その違いは意外なことにあまり感じません。
      でも、現状をメモしておいて戻せばいいわけですから、ちょっとリヤサスをいじってみたいと思っています。

      削除
  4. KEI Cさん、こんにちは。
    私のV7、サスは前後ノーマルで、リヤはスプリングのイニシャルしか変えられません。
    私の手元に来た時は、ねじ切っているところから17mmでした。今は23mmになっています。
    一度10mmまで抜いてみたのですが、ハンドリングが変わって、かなり乗りにくくなってしまい、いろいろ試行錯誤して23mmになっていますが、それはステップとハンドルを替える前の話なので、現在のポジションでもう一度やり直そうと思っています。
    どうもここ数年の仕事疲れが来ているようで、体調が優れません。
    ちゃんと体調を整えつつ、バイクライフも楽しみたいと思います。

    返信削除