2016年6月9日

二湖物語4

2016/6/5 11:50

三階滝を後にして、国道453号線を洞爺湖方向、壮瞥町へと下っていく。

できるだけこの区間は裏道の道道を使うのだが、今日はそのまま国道を流した。

谷が狭い部分は、道道も通行止めになっていて、国道1本しかなく、片道1車線なので、遅い車がいると、すぐ行列になる。
(北海道の田舎道では、車は結構な速度で流れている。
北海道では一部都市部を除けば、下道を使っても、距離数を分数に考えると計算できるといわれている。例えば、120km先なら、2時間で着く。本州では30kmから速くても40kmで計算するから、いかに車の流れが速いかわかると思う。法規を守る車がいると、後ろに長蛇の列ができる。いい悪いは別として、これが現状だ。)

壮瞥町の中心部あたりにやってきた。正面に見えているのは、有珠山と昭和新山だ。
洞爺湖はすぐそこである。


洞爺湖畔に入ってすぐ、壮瞥公園へ登った。
梅の花でも有名なこの公園は、細い急坂(初心者ではためらうくらいの急坂、路面砂、Uターン並みのヘヤピンがいくつかある。)を少し登った先にある。

以前は、梅の花のシーズンを除くといつ来ても誰もいなかったが、ここのところ、徐々に人が訪れる
ようになってきているようだ。
登っていくと、車が3台来ていた。

2016/6/5 12:02
公園と言っても、頂上に少し路地の広場があって、テーブル、ベンチ、東屋が少しある程度。
トイレも水道もない。

でも、ここから眺める洞爺湖はきれいで、好きだ。

2016/6/5 12:00
湖面の向こうにあるのは、ドーナツ型の湖の中央にある中島だ。




写真の左端の上の方、外輪山の頂上に建っているのはウィンザーホテル。
洞爺湖サミットが開かれたホテルだ。
洞爺湖の中島は4つある。大きな島が一つ。小さな島が3つだ。

眼下の道は洞爺湖温泉郷へ行く、道道2号線だ。


視界を北側へ振れば、羊蹄山が顔を出している、直線で30km~40kmくらいの距離だ。

僕が写真を撮っている間にも、長いレンズの大きなカメラを提げた人がずっと構えて写真を撮り続け、車が一台出て行って、別の一台がやってきて、また写真を撮っては帰っていった。

2016/6/5 12:02
ひとり、悠然と、ベンチに腰掛け、お昼を食べている男の人がいた。
お昼を食べるには、ベストな席だ。
さっき、12時のサイレンが聞こえてきた。

僕も、にぎやかになったなあ…と思っているが、他の人も僕を見て、「バイクまでくるようになったか、にぎやかになったもんだ」と思っているかもしれない。



さて、お昼も持っていない僕は、あまり長居して邪魔するのもよくないだろう。
そそくさと、退散することにしよう。

仕事も詰まり、体調も思わしくない。そろそろ帰路につかねばならない。
湖畔の道を通って、湖の空気を吸って、帰っていくことにしようか。

つづく。

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