2016年6月7日

二湖物語2

支笏湖温泉郷をそのまま通過して湖を東側から南へ回り込む。
モーラップのキャンプ場へ向かった。
ここには、樽前荘というログハウス風の公共保養所がある。
建物の前に「ライダーハウス」の看板もあった。
苫小牧市が管理運営している公共施設だ。
ちょっと立ち寄る。
2016/6/5 10:02



駐車場には乗用車、キャンピングカーなどが並んで、結構な賑わい。
上の写真に停まっているゆきかぜ号が写っているのだが、おわかりだろうか。

目の前は道路を挟んで支笏湖の湖面が広がっている。

2016/6/5 10:07
右手の奥の方は、バンガローがあり、炊事場があって、バーベキューもできる。
白鳥ボートも並んでいた。
湖の水がきれいで、湖底の石が透けて見えている。

2016/6/5 10:08
反対側には恵庭岳が見えている。
近く見えるが、恵庭岳の対岸までは直線で10km程度ある。
大きな湖だ。穏やかで水が青く感じる。

この湖は最北端の不凍湖としても有名だ。
水深が深すぎて、湖の深いところまで水温が下がらず、表面の冷やされた水と、深部の水が対流を起こすことで結氷しないらしい。
しかし、2011年には久しぶりに全面結氷した。

湖面の標高が247m。最深部の水深は360mあって、海面よりも低い。
田沢湖や洞爺湖と同じカルデラ湖で、水深は田沢湖に次いで日本第2位。(田沢湖の水深は423m)
貯水量はなんと琵琶湖に次いで日本2位だという。
流れ込む川、流れ出る川があり、温泉郷も沿岸にあり、漁業もおこなわれているが、水の透明度でも何度か摩周湖を抜いて日本1位になっているとのことだ。

どこか神秘的な感じがするのもうなづける感じがする。


湖の写真を撮っていたら、パイーンという、2stの音が近づいてきた。
懐かしい2stレプリカの二人づれが駐車場に入ってきた。

とてもきれいにしている、……あれ?車種を忘れてしまった、NSRとRGガンマだったと思う。
これは本当に好きなんだなあ…と思っていたら、

「珍しいのに乗ってるね。」と声をかけられた。
いえいえ、珍しいのはそちらの方ですと言いそうになったが、どうも体調が思わしくないのと、少し先を急ぎたい気持ちもあり、あまり、お話しできなかった。
とても感じのいい、気さくな感じの二人だったが、失礼なことになってしまったかもしれない。
「じゃあ、お先にでます。」
と、挨拶して、出発。
後ろで、「まるでネモケンだな」と二人で話すのが聞こえた。
根本健氏がモトグッツィ、V7SPORTでデイトナに出場し続けているを知っている人たちだったのか。
やっぱりね、どこか昔からの『ライダースクラブ』っぽい匂いがしたなあ…と、思いつつ、支笏湖の南岸を西へ進み、今度は支笏湖南西端の美笛キャンプ場へ。

2016/6/5 10:26
国道276から美笛キャンプ場へ向かう道は道道76号線。これは途中で通行止めになっている。
道道76号線から湖畔のキャンプ場まで1km弱(700mくらいかな?)は、ダートの道になる。
昨日の雨で道に水たまりが残っていて、ゆきかぜはまたもや泥まみれ。
ああもう、ぜんぜレディ扱いしてないなあ……、ごめんよ。…と言いつつ、わざとじゃないのだが、ほぼ毎回、どこかしらダートを走るはめになってしまっているゆきかぜには、気の毒にも思うのだ。

2016/6/5 10:33
美笛のキャンプ場は入り口にゲートがあって、使用料を払わないと中に入れない。
ゲートの前の少し広場っぽくなっているところの端にゆきかぜを停め、写真だけ撮りたいのだが、中に入れてもらえないかとスタッフさんに訊くと、「10分くらいならいいですよ。」とのことだった。
ゆきかぜごと入るのはやめて、徒歩で入って、写真だけ、撮らせてもらった。

上の写真は風不死岳と樽前山が写っている。東方向を見ている写真。
これも対岸までは実はかなりある。

2016/6/5 10:33
こちらは恵庭岳、北方向。対岸まで4km、山頂まで直線で6kmといったところ。
おおきな湖なのに、写真に写すと小さく見える、不思議な現象だ。

2016/6/5 10:33
家族連れのキャンプ客が多かった。

ほんとに10分以内で、写真を撮ったらゲートで挨拶をして、ゆきかぜの元へ帰った。

今日は洞爺湖にも行くつもりなのだ。
まだ、道のりは三分の一くらい。
頼むよ、ゆきかぜ。あちこちに泥はねしてるけど…。(つづく)

4 件のコメント:

  1. 樽前荘は自分としては定番なんです。そこの
    大将とは仲良くさせて貰ってます。
    ポロピとは違った景観で静かな感じが凄く癒されます。
    美笛のキャンプ場はもっとワイルドで、湖の岸には枯れた木が一杯あったんですが、キャンパーに薪にされたみたい。
    トドワラみたいだったんですよ。

    返信削除
    返信
    1. いちさん、こんにちは。
      私はモーラップ、美笛はほとんど行かないので、新鮮でした。
      モーラップ、落ち着いていていいですね。

      美笛も久しぶりで、なんだか初めていったような感じでした。

      削除
  2. 樹生さん、この「二湖物語」ヤバいッスよ!行きたくなってまうやろぉ~(惚れてまう?w)
    でも今年ではなく、次回以降に取っておきますね。

    この8月は(まだ“初心者”なので)フェリー乗り場を拠点として、函館に2泊します。そこから赤井川村まで往復して中1日を遊びます。北の大地を、道路を楽しみます。
    二湖までも巡るとなると、高速道路を多用?かな。それではいつものツーリングと変わらない?みたい。


    だし、苫小牧は知人の故郷なので、一度はゆっくり訪れたいのです。。

    返信削除
    返信
    1. tkjさん、こんにちは。
      函館からだと、ニセコや赤井川に行く感じでちょっと頑張れば洞爺湖は行けるかもしれませんが、支笏までとなると、すこし厳しいですね。
      洞爺湖も、よると他の場所の日程を圧迫しますし、これは悩みどころですね。
      でも、北海道は逃げませんから、また、次回にしてもいいかもしれません。
      じっくり何回かに分けて訪れた方が、北海道を満喫できるのではないかと思います。

      北海道、一般道の流れる速さが本州よりも速いので、取り締まりには注意が必要です。
      (きっぷの色が違ってきますので)
      また、地図の縮尺が本州が10万分の1が多いのに、北海道は20万分の1が多くて、距離を勘違いすることもあるので、こちらもご注意ください。
      いや、でも、北海道ツーリング、楽しみですね!そのとき秋田にいなくてはならなくて、本当に残念です。

      削除