2019年7月23日

FIVE『 RS5 AIR』First Impression

7月21日(日)に購入したファイブのサマーグローブ、「RS5 AIR」、短時間ですが、ライディングしたので、ファーストインプレッションをお伝えします。

そもそも、昨日の月曜日、どうして短時間走ったかと言うと、21日の記事にも書きましたが、フロントタイヤの、リムとスポークとの間からの空気漏れのためです。
スローパンクチャーのように空気が抜けていくので、通勤やツーリングには行けません。
しかし、短時間なら、目立って空気圧の低下は見られません。
自宅からバイク屋さんまで自走してゆきかぜ号をとどけ、症状を見てもらい、治してもらうために、夕方、早めに仕事を切り上げ、ズームさんまでの片道を、新しいグローブを嵌めて走ったのです。

とりあえず、空気が漏れているスポークとリムの継ぎ目のあたりを、ビニールテープで何重にも重ね貼りして、少しでも漏れるスピードを低め、空気をパンパンに入れて。


この状態なら、走っても空気圧の低下スピードはゆっくり。それは実は土曜日の夜にテスト済みなのです。20分の走行で、空気圧の低下は0.1kgm程度。
ズームさんまでの走行では十分に持つはずです。
しかし、用心して、何かあったらすぐに停めて、潔くレスキューを頼む決意を固めて。



さあ、またがったらすぐに出発したほうがいいのに、ちょっとだけ、写真を撮ってしまうという……。
ライダーの目からみたグローブ。このデザイン、乗車姿勢のライダーから見たときにかっこよく映るように作られているみたいです。
ナックルのプロテクターはけっこう厚みがあるのですが、見ての違和感はないとは言えないものの、まあ、許容範囲か。
気になっていた手のひら側の小指下のガードとグリップの干渉ですが、
実際にV7のハンドルを握ってみると、プロテクターの端っこが少しグリップにかかるか、かからないか…という感じ。
握り方によって、まったくかからないようにも握れるし、敢えて、すこしかかるようにも握れます。
私の自然な握り方をすると、プロテクターのエッジが少しグリップにかかってる…という感じになります。

それを違和感ととるか、別に気にならないととるかは、人により、また状況によって変わると思います。
私の場合、当初違和感ゼロとまでは言えない感じでしたが、街中を走っているうちに、エッジのことを忘れていました。
このあたり、FIVEの製品開発が苦心しながら、操作性と安全性を両立させるために細かい調整を繰り返して形状をバージョンアップしてきたんだな…と考えさせるところです。

手のひら側の合成皮革は、革が余ってしわになり、ゴワゴワするということは全くなく、
自然で良好。
すべて内縫いのため、指先に縫い代の感触があります。
これを嫌う人は外縫いにこだわりますね。
僕は人よりは気にするタイプだと思います。
このグローブも、きにならないことはない。
しかし、他の内縫いグローブと比べても、感触は悪くないと思います。

走ってみると、さすがメッシュで、風が抜けていきます。
これはかなり涼しいグローブで、手足に汗をよくかくタイプの私には助かります。

夏にグローブの中で手の熱がこもり、汗で中がぐしょぐしょになる不快感は、なかなかひどいものです。革のバックスキンのところが汗でぬるぬるになってくると、気持ち悪いだけでなく、レバーの操作感にも若干の違いがでてきます。(さすがに、ホントの操作性まではそんなに影響ないと思います。操作〈感〉の問題だと思います。
それがないのは、実にいいです。

しかし、この通風性に限って言えば、全体がパンチングメッシュ皮革だったクシタニのエアーエフェクトグローブの方がより優れていました。
手の甲側だけでなく手のひら全面までメッシュなので、グリップから指を浮かせると、手のひらまで風が流れて、スーッとするのです。
RS5 AIRは、さすがにそこまでは流れない。
手のひらの真ん中にあるメッシュ部分は効果あります。
これで手のひらだけぐっしょりというのも避けられる感じです。

大切なレバーの操作感。
これは、全く問題なく、革のレバーとのグリップ具合も、革の厚さからくる感触も、厚すぎず薄すぎず、みごとなものでした。

涼しくて良好な操作性、簡便・素早い着脱、プロテクターの安心感など、
総合的に相当にいいグローブだと思いました。

あとは耐久性です。
汗かき、雨でも走る。止まっての押し引きも多い。
場合によっては軍手代わりに使ったりすることもある…。
そんな過酷な樹生の現場で、どれくらいの耐久性を発揮してくれるでしょうか。
なかなか楽しみなのでした。

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