2019年7月20日

手の震える人でも使えるスプーン「Liftware」。

手が震えて食事が難しい…。
そんな人のために、震える手でも中身がこぼれないように、振動をキャンセルする機構を組み込んだ食事用スプーンがあると、私の子どもが教えてくれました。
その名は「Liftware」。YouTubeに商品としての紹介動画が載せられていました。
「LIFTWARWE」のHPに説明がありました。


今年の9月に82歳になる私の母は、パーキンソン病を患い、要介護2です。
歩行が次第に困難になり、歩行器が欠かせず、長距離を歩くのはかなり困難です。
パーキンソン病は、一人ひとり症状の出方も違いが大きく、私の母の場合は、
転倒や姿勢保持の困難さ、手足のこわばりなどがありますが、
今のところ、激しい震えはありません。
しかし、将来、手の震えが激しくなってきたときでも、こうした器具を使えば、
自力での食事を少しでも長く楽しめるのではないかと思います。

センサーと連動したスタビライザーの働き。
こうした電子制御技術が、生活の様々な場面に、人の役に立つように取り入れられていっているのですね。

感覚としては20世紀、1970年代、80年代を懐かしむようなところがある私ですが、
薬の進歩、技術の進歩など、確実に今日のテクノロジーの恩恵下にあるのだと改めて思いました。

センサーと電子制御と言えば、ジンバルやアクティブサスペンションの方ばかり連想してしまう私でしたが、電子技術に関してももう少し謙虚に、現実を見つめていく必要も感じました。

実際、元々左利きだった私は、今右でペンを持つのですが、小学校の頃から自分の字の汚さに苦しんで来ました。それが、ワープロのおかげで、字の汚さを気にせずに文章による言葉の表現ができるようになり、だいぶ救われました。(ただ、そのせいで?字をきれいに書くように練習することをさらに怠ったきらいはあるかもしれませんが)

近眼も老眼も、眼鏡で補正して暮らしていますし、そうした道具の延長線上に、電子技術の機器がいろいろ入ってきていますし、これからも入ってくるのでしょう。

バイクの電子制御に関しても、ただ拒絶するのではなくて、自分の現実と、電子制御の内容をよく見て、自分に何が必要か、自分に何が有益か、謙虚に考えなくてはならないな…。
と、思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿