「風のV7」ここ数年は、公私ともども非常に忙しく、
さらに過労からくる身体のさまざまな不具合なども重なり、あまり走れなく、また、記事もアップできていません。
この「風のV7ーバイクライディングin北海道Ⅱー」、私が愛車「ゆきかぜ」号(MOTOGUZZI V7Special 2013)と走り出したことをきっかけに開設したブログですが、その前は、カワサキ「GPz1100」(1995)に乗り、「聖地巡礼ーバイクライディングin北海道ー」というブログを2007年から書いておりました。
そこではバイクライディングの技術の問題=ライテク記事を142エントリー挙げていました。
今でも消さずに残しているのですが、有難いことに今でも一定数のアクセスをいただき、時折コメントもいただけています。
昨日、久々にいただいたコメントは、ライテク記事、「リーンとロール軸(4)」という記事でした。
(今日の記事は、ほぼ長い長い雑談です。)(写真もなく文章だけです。)
書いたのは、2010年3月。そんな古い記事にもコメントをいただけることに、うれしさを感じると同時に、まだ、この旧ブログも消さずにおこう……、と思うのでした。
私が「聖地巡礼」とブログ名に付けた時には、まだアニメの撮影地を巡ることを「聖地巡礼」と呼ぶことがそんなに一般化する前のことで、私も知らずに、北海道の各地を、聖地を巡礼するような敬意をもって走り、訪ねたい…という願いで命名したのでした。
ライテク記事は、バイクで走ること、そのものを愛する私にとって、個人的にとても大切に考えてきたことを、文章と図にして書いたものです。
私自身、時折読み返してみたりもしていますが、概ね、古くなることなく、現在も有効性があるのではないか…と、自分が書いた記事の癖に、思ったりもします。(おこがましくてすみません。><)
同時に、今、こんな記事を書く時間はとれないな……とも。
このころは40代、睡眠時間を削ってでも記事に入れ込んで、何日も下調べをして書いていく…、場合によってはテーマごとに数か月の準備を少しずつして、そして書いていくような書き方ができていました。
準備したからといって内容が正しいとは限らず、準備時間と記事の信憑性はあまり比例してくれない…というのもまた、残酷な真実なのですが、ただ、ひとつひとつの記事を大切に思って書いていたのは、そうだったなあ…と思い出しました。
私の考える一通りのライテク体系は、ほぼ旧ブログで網羅できたかと思います。
しかし、この「風のV7」になってからも和歌山氏がリザードライディング理論を発表したりと、ラディカルなライテクの進歩は起こっています。
また、根本氏も電子制御の進歩を前提に、氏が1977年~1990年代までに完成させたライテクを、部分更新を続けています。
さらに、バイクで走ることのよろこび、今はいろんな楽しみ方が、いろんなメディア、特にインターネットを通じた個人発信のメディアを通して、様々にみられるようになりました。
しかし、レジャーでも、暴走でもなく、
「生き様」でも「こちら側」でもない、
「狂走」でも「ガチ勢」でもないが、ただ流す(クルージング)だけでもない。
「反逆」ではないが「馴致」されるのはまっぴらごめんな、
かつてあった、「ライダー」としての生き方、走り方を、
そういう文化を、知らない人も増え、忘れた人も増え、
バイクライフが良くも悪くも健全化し、(いえ、これはいいことです)
人の抱える陰や闇が、誇張されたり、隠蔽されたり、漂泊されたりして息が詰まってくるこの頃、
なにか、
よくわからないけど、何か
語り続けていきたいという思いが、
また、少しずつ、固まってきているような…、
自分自身で、そんな気がしています。
初めてコメントさせて頂きます。いつも、細かく正確な表現力、言葉の使い方や選び方が、僕は大好きで上手いなぁと感服しております。実は私も、モトグッツィV7レーサー乗り3年生です。先日初車検で、無事に大きな病気もなく、現在も素晴らしい相棒として元気に走り回っています。乗り始め、モトグッツィの情報はやはり少ない中、樹さんの風のV7を読みながら、自分の相棒と少しづつ会話を増やしてきたなぁ、と思います。ご多忙だとは思いますが、今後もブログ、楽しみにしております。
返信削除コメント、ありがとうございます。
削除お褒めいただき、とても光栄です。
V7レーサーのオーナーでいらっしゃるのですね。
レーサー、カッコイイですね!!
車検通過、おめでとうございます。
私のブログが、すこしでもお役に立てたのであれば、とてもうれしいことです。
ありがとうございます。
どうぞ、これからも充実した、バイクライフを、愛車とともにお送りください。
ブログの更新、なかなか不定期になってしまうことが多いのですが、
読んでくださる方がいらっしゃることを励みに、これからも続けていきたいと、
思っております。
どうぞ、これからも、よろしくお願いいたします。