石狩 春

4月18日（火）　今日は休み。

午前中だけ、ちょっと走りに出た。

どこへ行こうか……。

ふらふらと、石狩平野の北の台地をさまよった（ホントに迷った）あと、たどり着いたのは石狩市望来の海。

昨日は雪が降った石狩地方、今日は一転、穏やかに晴れている。
畑の土が黒い。

石狩湾の海は、春の日本海の色。

遠く、海から持ち上がる山並みが北へ続いている。

石狩川の堤防沿いにやってきた。

ゆきかぜのヘッドライトのすぐ先、フロントライトの上にあるのは手稲山。
札幌市手稲区の市街地からいきなり立ち上がる1,000ｍ級の山だ。

1972年のオリンピックではアルペンとボブスレー、リュージュの会場にもなった。

広角で撮ると、色味が濃くなる。実際の印象もこんな感じだから、補正はしない。
広い空。195万都市、札幌のすぐ側なのに。

堤防の道の向こう、かすかに浮かぶ、逃げ水。もう、そんな季節か。

返ろうと走っていたら、道のなんてことない畑にハクチョウたちが休んでいた。
けっこう車通りの多い道なんだが、どこ吹く風。

北へ帰る旅の準備を整えているか。

春が気て歓び起き出し、走り出す僕らがいて、
寒い北へ帰る君たちがいる。

不思議な交差。

今年の旅も、始まっている。