2013年8月17日

2013お盆走3


国道241号を上士幌から足寄方面へ。
ここは国道を行った。
途中、足寄の道の駅に立ち寄った。
品川ナンバーのモトグッチ1100SPORTの方と少し話した。
「珍しいバイクを見かけたので…」と声を掛けてきてくださったのだが、モトグッチって、そんなにマイナーなのか。
5年乗り続けているとおっしゃるスポルトはいい感じにこなれて旅仕様で、今回は雨にも降られず、今日は阿寒から厚岸方向へ行くとおっしゃっていた。

道の駅からそのまま国道を足寄市街へ、そのまま国道141号を阿寒湖方面へ抜けて行った。
そろそろ、持病の肩凝りが来ている。
僕はバイクに乗らない時でも肩凝りが激しい。
頭がでかくて首が細いせいだとか、筋肉が足りないとかいろいろ言われるが、とにかく凝る。
バイクの運転は肩凝りには悪いことだらけなので、長時間走る時には注意が必要なのだ。

(バイクツーリング時の肩凝りの原因・傾向と対策については、前のブログに書いたので、よろしければ参考までにご覧ください。)
 ツーリングの流儀3 肩凝  
 ツーリングの流儀4 肩凝(続)   
  ツーリングの流儀5 肩凝(続々)
  ツーリングの流儀6 肩凝(結)

できれば、50分走ったら10分停まる、を、繰り返す。これが僕の場合、肩が凝らないペース。
今日も暑い日だが走行風を首に直接当てないようにネッカチーフをまいている。

休憩を多めに摂ってきたのも肩凝りを予防するためだったが、もう凝り始めている…、というよりもはじめからガチガチに凝った状態で走り出しているのだ。
仕事のストレスやデスクワーク、姿勢、交通事故の後遺症etc…。
付き合っていくしかない肩凝りだが、凝ってるを通り越して激しい痛みになってくると厳しい。
猛烈に痛くなってしまってからでは、ちょっとやそっとのことでは痛みは解消しない。
ややしても、走り出すとまたすぐにその痛みが来るのだ。
だから、肩の痛みが来だしたら、ライディングのリズムが崩れても早めに停まって休憩した方がいい。

停まったら水分と糖分(エネルギー)を補給して、少し体操もしたい…。

と思いながら走るのだが、この国道241は足寄を過ぎると、なかなかそういう場所がないのだ。
一度、上足寄のコープを見かけたが、あまりに多くの自動車が入り込んでいたので通過してしまった。

そうなるともう店はないし自動販売機もない。
そろそろ停まりたいのだが、きっかけがないままにだらだらと走ってしまった。

阿寒湖の手前、国道240号とのT字路を左に。
阿寒湖とは反対側、北見方向へ曲がる。

すぐに日蔭の路肩が広い部分を見つけて停車。
何もないところだが、肩を回し、全身を軽くほぐす。
尻にも少しの痛みが来ていた。

これが僕が中年太りをしてしまっていることも大きい。
若い頃よりも12kgも体重が重い。それも筋肉ではなく、贅肉だ。
だらしなく重い腹の肉は、そのままバラストとして尻にのしかかる。

でもGPZではほとんど尻は痛くならなかった。
それは、ステップに掛けた足で、路面の継ぎ目とか、うねりとか、そういう時にちょっとシートにかかる体重を減らして、ショックを軽減していたからだ。もちろん、GPZ1100のシートの優秀さもある。
しかし、V7のシートも非常によい。
V7はステップ位置が前にあり、このシート荷重をすっと抜くというのがやりにくいのだ。
できないわけではないし、ステップに立ち上がることもできるのだが、ステップが前にあるため、そのまま力を入れると体を後ろに蹴る形(ステップを前に蹴る感じ)になってしまう。上体を伏せるか、ハンドルにつかまって引き寄せるようにしないと、シートからの抜重がやりにくい。
このことからもV7はリーンウィズでのコーナリングを前提としていることが分かるが、それはまた別の話だ。
…そう、とにかく荷重を抜きにくいために尻が痛くなりやすいのである。

ここで誤解のないように言っておきたいが、今までの走行で尻が痛くなったことはなく、V7は現行のバイクの中でも、尻の痛くなりにくい部類に入るということは言えると思う。


またまた脱線だらけだが、肩や尻なども血行を促すべく、体操をしばらくして、伸びをしたり、10分ほどほぐしてから、国道240号線を再出発した。

すぐに釧来峠を過ぎる。
北見側に下っていくと、数キロで相生(あいおい)の道の駅についた。
「道の駅 あいおい」だ。

もう11時半が近い。改めて休憩する。



11:28AM 津別町道の駅 あいおい
バイク用の駐輪スペースがない。
最初は空いていたので車用のところに停めたのだが、出る頃にはかなり混んできていた。
バイク一台で車一台分のスペースを占拠するのは心苦しい。
そそくさと退散した。


道の駅あいおいで売っている「ヒグマ焼き」
そこで食べたのが、「ヒグマ焼き」と「生ひぐま」。
これは「たいやき」の型を、立ち上がった熊の形にしたものだ。
「ヒグマ焼き」は中がつぶあんでスタンダードな「たいやき」。味はさすが北海道、かなりうまかった。
白あんを入れた「白熊焼き」もある。
もう一つ、夏限定の生ヒグマ。これは、焼いた生地を冷やしておいて、そこに冷たいつぶあんと生クリームを挟んだものだ。これがまたうまかった。

丸太で作ったベンチに座って、おいしくいただいた。




ここは国鉄時代に相生線の終着駅だった「あいおい駅」のあったところで、その駅舎と線路、一部の車両が青空展示になっている。
「あいおい鉄道公園」というのだそうだ。

ここで津別町の町役場に電話した。
これから訪ねる樹が2本、両方ともこの津別町にあるのだが、町の管理する林道を少し行かねばならない。
林道は保安上、鍵がかけられている場合があり、その場合、役場に寄って鍵を借りていく必要があるのだ。(もちろん入山が認めれればだが。)
電話で伺うと、今の期間は鍵は開いているという。ただ、鹿よけのゲートが閉まっている。
自分で開けて通り、通った後はまた忘れずに閉めてほしいとのことだった。
また、熊の生息地域なので、車を離れる際はクラクションを鳴らして、熊を遠ざけてから離れる方がいいとのアドバイスもいただいた。
とても丁寧に説明してくれた。

さて、それでは出発しよう。
道にまよいそうになりながらも、津別町の親切な看板設置のおかげで、たどり着くことができた。
樹齢1200年と言われる、双葉のミズナラに会いに行く。(つづく)

12:16PM 津別町双葉地区。林道の奥にある双葉のミズナラの看板前。木までは30m。

2 件のコメント:

  1. 樹生さん、こんばんは。
    久しぶりのロングツーリングでしょうか。楽しく読ませて頂いてます(^^)
    失礼かもしれませんが、樹生さんらしいような記事と写真ですね。

    夏期休暇中に沢山のバイクに出会いましたが、やはりモトグッチは少なく、ゆきかぜさんのカラーもまず見ないのでやはり目を惹くような気がしました。
    写真で見ても佇まいが美しいですね。凛としたレディのようにも見えますが、乗ると印象が違いそうです。

    そういえば、ボルティーの時もステップが前でお尻が痛くなりましたが、僕の場合はさらに肩甲骨の間の背中もピキピキ痛くなりました。これは2000kmほど乗っても慣れませんでした。
    GBは最初こそ久々の前傾姿勢で苦労しましたが、距離を重ねて少し筋トレをすると身体に馴染みました。
    合うポジションを見付けるのも、なかなか大変なのですね。

    自分の話ですみません(^_^;)
    記事、楽しみにしています。

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  2. かねしんさん、こんにちは。
    久しぶりの丸一日ツーリングでした。
    ポジションの改良は、ぼちぼち考えていきたいと思います。
    50代に入って徐々に筋力の衰え、柔軟性の衰えを感じています。
    少しだけ維持のために運動もしなくては…とは思うのですが、
    乗ることが一番のトレーニングになると思うものの、なかなか乗れない日々です。

    夏のうちにもうちょっと走りたいのですが、どうなりますか…。

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