2014年9月11日

9月の空(3)佐呂間・能取


遠軽から国道333号線を東へ。岩佐から道道103号線へチェンジしてサロマ湖の東端を目指した。
制限速度で、淡々と、流して行く。


2014/9/6 11:03 道道442 浜佐呂間
オホーツクと聞いて、北海道に住む人以外の人が想像するイメージはなんだろう。
「流氷」「寒い」「さびしい」「北の果て」などのイメージの人も多いのかもしれない。
しかし、オホーツク海沿岸は、実は晴天率も高く、夏はさわやかで、例えば網走には、大学や企業のスポーツチームが夏の長期合宿に訪れることも多いのだ。
また、オホーツク海は豊かな海の幸を人間に与えてくれる。
サロマ湖は、オホーツク海側にある大きな湖だ。
砂嘴が伸びて、しかし海とつながっているという宍道湖と同じような構造の汽水湖である。
湖の東西は20km以上あり、日本で3番目に大きい湖であって、汽水湖としては日本最大だ。

2014/9/6 11:09 道道442 浜佐呂間
ゆきかぜを停めて休憩していると、湖の上を漁船が走ってきた。
いい漁場を求めてだろうか、すごいスピードだ。ここはサロマの東端。
西に沈む夕日が、とてもきれいなところだ。

2014/9/6 11:43 国道238 卯原内
サロマ湖を過ぎ、少し行くと国道238号線は能取湖沿いを走る。
能取湖は、卵型をした湖で、狭い開口部で海とつながっている。
この湖も豊かな恵みをくれる。
湖の南岸には、海水でも枯れないアッケシ草が群生しているが、このアッケシソウは別名サンゴ草とも呼ばれ、9月ごろには赤く染まる。
014/9/6 11:55 国道238 能取
能取湖の東岸まで走ってきた。
この付近から少し林道に入ると、能取のヤチダモという巨樹がある。
少し、立ち寄ってみよう。

2014/9/6 12:00 能取のヤチダモ入口
 このような林道入り口。すぐそばの露地の駐車場(?)にバイクを停め、歩くこと3分で、能取のヤチダモに着く。
2014/9/6 12:06 能取のヤチダモ

とにかく、でかくて、背が高い。
この樹に会うのが、今回のツーリングの一つの目的だった。
しかし、この樹については、このツーリングレポートが終わったら、改めて書こう。

2014/9/6 12:20 道道76号線 能取岬を望む 
能取湖に別れを告げると、道道はオホーツクの海沿いを走る。
能取岬が見えてきた。

014/9/6 12:24 能取岬
能取岬に向かう。
海風が気持ちいい。
空が高い。

014/9/6 12:27 能取岬
西側、オホーツク海を見晴らす。
崖の向こうに見えるのは能取湖。
突堤が飛び出しているが、その遥か向こうにサロマ湖が広がっている。
ここからサロマの湖面は見えない。

014/9/6 12:28 能取岬

ここは網走市営美岬牧場になっている。
たくさんの牛がいた。
岬の灯台も見える。

014/9/6 12:38 能取岬

振り返れば、空と雲が美しい。
初秋にしか見られない、この秋の空の輝き。
さあ、こんどは摩周湖方向へ、走って行こう。(つづく)

4 件のコメント:

  1. この秋の空の輝き。
    とってもステキな響きです。
    そうです!! 初秋の空、輝いてますよね!!

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    1. tkjさん、こんにちは。
      北海道の秋は短く、冬に向けての急坂です。
      短い秋をしっかり堪能できればと思います。
      ふるさと秋田の秋の空も少し恋しい初秋です。

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  2. 能取湖周辺の写真は圧巻ですね!バイク旅ならではの
    解放感です。この岬行ったことがないので、行ってみたい所。
    それにしても、いい写真です。見入ってしまいました。
    天気がいいと、気分良く走れるな~。

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    1. 能取岬はおだやかで広くて、いいところでした。
      天気が荒れていれば、まったく違った印象を与えたと思います。
      9月の北海道は、6月と並んでさわやかで走りやすく、ツーリングにはベストシーズンかもしれませんね。
      次回は摩周湖です。

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