2017年10月18日

クシタニ「アウトドライグローブ」購入


クシタニの「アウトドライレイングローブ」今回購入したグローブのひとつです。

バイク用のウィンターグローブを持っていない私。
持っている防寒グローブは、ホームセンターで2000円を切る値段で売られていたものです。
今回も純粋なウィンターグローブは買わずに、代わりにレイングローブを買うことにしました。
100万以上の人口を抱える都市としては世界随一の豪雪都市、札幌。
積雪期でも走る郵便カブ等を除けば、実は真冬のライディングの機会はあまりないのです。寒くなると、すぐに雪が降り、路面が凍結してしまうからです。
意外と短い極寒のライディング時期。
ウィンターグローブなしでも、いろいろ工夫すれば、そのうちに走れる時期は終わってしまう。
冬用グローブは暖かい時に使うと手に汗を大量にかいて、それが内綿内でたちまち嫌なにおいを発するようになり、乾燥しにくい構造も加えて、べとついて臭いグロ―ブになってしまいがち。
また、僕の前の愛車、GPZ1100は、カウル形状が優れていて、ウィンターグローブなしでも厚手の3シーズングローブで真冬の凍える日でも走ることができたのです。

今回もウィンターグローブでなく、レイングローブを選んだ理由は、春先や秋の雨の多さ。そして何よりも濡れたグローブで走るとただでさえ冷たいのに、水冷まで加えることになり、危険だからです。
乾いていれば、冷たくてもそんなに冷え切らない。また、インナーグローブの追加でなんとかなる。
そう思ったのでした。
写真引用は下記のクシタニHPから。
さて、クシタニの「アウトドライレイングローブ」。クシタニHPの説明によると、
アウトドライを採用したレイングローブ。アッパー素材とメンブレンが隙間なく接着されているため、雨で重みが増す事がなく、着脱もスムーズに出来ます。
とあります。また、アウトドライについては、
アッパー素材とメンブレンが隙間なく接着されているため、最外層で水をシャットアウト。アッパー素材と裏地の間に水が溜まることがないので、湿気をスムーズに放出してドライな状態を保ちます。
との説明が。
左の図は、クシタニHPの「アウトドライレイングローブ」のページからの引用です。
レインウェアの性能として雨を通さないのはもちろんですが、透湿性能も持っていることになっています。
防水性能と透湿性能の融合としては、いまだにゴアテックスが最強らしいのですが、各社、防水透湿素材技術を磨いて、さまざまなものが出ています。アウトドライもそのひとつ。完璧な透湿性能は新品のゴアテックスでも難しいですが、ある程度のムレ防止性能は期待してよい…ということのようですね。


色は全体黒もあるのですが、視認性を考えると、昼間でも雨の日は白っぽいものがいい。そこで白黒のものにしました。(ブラック・シルバーというらしいです。)サイズはⅬです。


はめてみた感じ。雑にはめていますが、サイズ感としては、ロングカットグローブのLと比べて、指の長さ、手のひらの長さは変わらないものの、幅に関してはそれぞれ少しずつ余裕があるように感じます。
これなら保温のためにアンダーグローブをしても、突っ張らずにはめることができそうです。
このグローブに天然皮革は使われていません。
ポリエステルと、合成皮革です。
パッドの部分が天然皮革調の合成皮革なのですが、これが自然な感じでとても質感よくできています。
同じ合成皮革でも手のひらの下の方(掌底部)のパッドの部分は比較的つるつるして滑りやすく、指の付け根、左右人差し指と中指の先、親指と人差し指の又の部分の合成皮革は、滑らずグリップするものとなっています。
こういう配慮がライディングを非常にしやすく、疲れにくくしてくれるんですね。
カットも握りやすく、いい感じです。

ぎゅっと握ってみました。
この写真からも比較的横に大きなサイズであることがわかると思います。
さらに斜めに切り返しのデザインで、ここでツートンカラーになっているのですが、
この切り替え部のシャーリングがちょっと伸びるだけなんですが、効いています。
項側のツッパリをこれで解消してしまっているんですね。
手首に斜めに入るシャーリングも、伸び方はロングカットグローブよりの小さいのですが、シャーリング面積が広いので、脱着がしやすく、しかもばたつかないというが、ぶかつかないというか、快適で適切な手のホールドになっていますね。

雨の中、長時間使用しないとインプレッションはお届けできないと思うのですが、今日、通勤に使ってみました。

天気は曇り。朝は3℃~4℃。帰りは7℃~8℃でした。
朝はさすがに冷たく感じ、この温度だと、通勤では問題ないのですが、一日中走るとなると、アンダーグローブが欲しくなるような気がしました。
帰りは7℃から8℃。十分寒い環境だと思うのですが、これが冷たさを殆ど感じませんでした。
どうやら、5℃を境目に、それより下ならアンダーグローブ、それより上ならそのままOKということになりそうです。
むろん、防水を詠っているのですから、防風性能は完璧。
バイクへの操作性も合皮のグリップがよく、厚さも3シーズン用の革の手袋程度なので、ごわつくこともなく、バイクからのインフォメーションも十分伝わってくるように思えました。
それは僕が30年以上バイクに乗り、数多くのもこもこグルーブを経験して、この手のインフォメーションの少なくなりがちなグローブの対して感覚的に無意識に補正してしまう癖をもっているからかもしれませんが。
それにしても、ライディングの操作性では気になるところはなかったように思えます。
ヘビーレインでも手をぬらさずにツーリングできるといいなあと思います。

雨の日の使用感は追って、レポートします。

2 件のコメント:

  1. レイングローブは今でも悩みのタネで、アウトドライグローブのインプレをとても楽しみにしております。コメントを書こうとすると長くなってしまうので控えておりますが、タイオガブーツワイドのインプレも大変参考になりました。
    グローブの乾燥ですが、使用後にサーキュレーター(自分はUSBファン)などでグローブ内に空気を送り込むようにすると素早く乾き、嫌な臭いもかなり防げます。

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    1. 緒崎松倉さん、こんにちは。
      なるほど、小さなサーキュレーターで送風乾燥すると、臭くなりにくいのですね。
      湿っている間に雑菌が繁殖して臭くなるわけですから、それは有効ですね。
      ありがとうございます。
      記事が参考になると言っていただいて、光栄です。
      細菌忙しく、すぐにお返事できないことも多いかと思いますが、
      長いコメントは大歓迎です。お待ちしています。
      レイングローブ、雨の日に使ったら続編をお伝えします。

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