2015/11/1 9:45 |
初めてここに来たのはいつだっただろう。
確か、昭和の頃、62年、63年と2年間、仕事で札幌に住んでいた。
その頃、愛車のGPz400F-Ⅱで来たのだと思う。
銀山の方から来たのか、朝里から来たのか、覚えていないのだけれど。
カルデラ盆地の中は、中央に道道36号線が南北に走り、その東西に丘が広がっている。
丘は畑と林が交互に現れて。
2015/11/1 9:53 |
奥の方へ行くと、畑の端、奥の林の始まりのところに来た。
外輪山の紅葉はもう、終わっている。
雪が降るまで、この姿で、冬を待つ。
低いところのカラマツ林は、まだ少し葉を残して。
明るい景色が、かえって冬の訪れを、僕に次げているようだった。
2015/11/1 9:57 |
風景が、霞んで見える。
春のように。
2015/11/1 10:01 |
丘の向こうには林。その向こうに向こうの丘の林。重なる、向こうの山々。
秋が終わる。
雪を待ってる。
風景が。
2015/11/1 10:05 |
いつ頃の建物だろうか。
順光では、気色は明るく、輝いている。
2015/11/1 10:09 |
本州だったら棚田になるところ、寒くて、近代になって急速開墾された北海道の農地は、水田よりも畑が多いのだ。
北海道の景色がヨーロッパに似ているとよく言われるのは、水田の風景でなく、畑の風景であることが主な原因ではないかと僕は思う。
丘をふらふらしていたら、収穫作業中の二川eijiさんに会った。
収穫作業は今が追込み。
おじゃましてはいけない。
ご挨拶だけして、そうそうに失礼を。
2015/11/1 10:13 |
ゆきかぜはこうした風景にも、よく合う。
この撮影している道の反対側が二川さんの畑だ。
2015/11/1 10:15 |
右端にあるのはキャベツ。キャベツ畑の奥にカラマツが数本、固まって立っていて、
それが目印になっている。赤井川の中でも、僕の好きな丘。
とくになんということはないのだが、いちばん居心地がいい場所が、あのカラマツの近くだ。
2015/11/1 10:19 |
すこし起伏のある丘の連なり。
こちらの畑にも収穫前のキャベツが残っている。
2015/11/1 10:23 |
それは…、
2015/11/1 10:24 |
赤井川の大玉のキャベツは、またこれが、とてもおいしい。
さあ、雪が降る日も、近い。
2015/11/1 10:33 |
秋田で生まれた僕は、水田を見ると懐かしく、切なくなる。
たんぼの風景は、日本的な風景だと感じる。
でも今、北海道でのコメの清算は伸びている。
寒さを克服し、しかもおいしい北海道米が次々にデビューし、市場で高評価を得ている。
田んぼの写真を撮っていたら、テールランプとリヤウィンカーのハウスに自分と青空が小さく映っていた。
プラスチック製品にメッキを施したパーツで、なんかそのメッキも薄そう…なのだが、空が映ると、なんだか気持ちいい。
メッキに映った空は、秋の空だった。
さあ、行こう。
ゆきかぜと、カルデラ盆地を後にした。
2015/11/1 10:57 |
建物の中では、薪ストーブがたかれ、暖かかった。
食べたら、また走る。
今度は国道393を南下して、京極方面へ向かうつもりだ。(つづく)
自分の事で、恐縮ですが、
返信削除ちょうどS62年4月に神戸へ。
その年に長男が生まれ(←関西人)、20年間暮らしました。
そして東京も9年目・・・十分に年を取りましたw
tkjさん、では、2009年にお会いした時は、東京もまだ3年目くらいの時だったのですね。
削除それにしても、関西で20年、東京も9年…・
時は、止まることなく、流れますね。
いつか、降りる日が来るのですが、その日まで、楽しく、しっかりと走って行きたいと思います。