2015年11月21日

和歌山利宏氏のリザードライディング理論(1)(写真追加)

 和歌山利宏氏は、「ビッグマシン」誌2015年3月号誌上において「和歌山敏弘のリザードライディング」という特集記事を執筆。23頁にわたって、和歌山氏の最新のライディング理論を展開しました。
本記事は、その記事内容を引用、紹介しつつ、私なりに私のライディングと愛車、モトグッツィV7のライディングポジションの変更について考えて行こうというものです。
【御注意】私は一素人であり、その理解や説明に誤解や間違いが紛れ込む可能性が大きくあります。読者の皆様には、私の記事をうのみにせず、ぜひ、バックナンバー等で元々の和歌山氏の原稿をお読みになり、ご自分で理解、判断なさることをお薦めいたします。

では、少しずつ、ご紹介していきたいと思います。(写真追記しました。)

和歌山氏の新しいライディング理論の特徴は、まず、望ましいライディングフォームを一つに絞るのではなく、人間の生来の身体の使い方、そのタイプに応じて、4つに分けたところにあります。

象徴的なのはグリップの握り方なのですが、グリップをどう握るかについて、今までのライディング理論では、多くが外側から包み込むようにグリップに対して斜めに握れ。と教えていたと思います。
例えば、ドアノブを握るように。とか、外側から45度の角度で握りに行け、など。

しかし、和歌山氏は、バイクのグリップをどう握るかは、人間の生まれつきの動きのタイプで決まっていて、自分と違うタイプの握り方で握っても、なかなかうまく行かない、または上達しにくくなる、というのです。

そのタイプは4つ。
すべての人がその4つのタイプのどれかに当てはまるというのです。

今日はまず、その4つのタイプ名だけ、先に紹介します。詳しい説明は、後の記事で。

では、まいりましょう。





A1型
1 「A1」型。
 人差し指の付け根に力がかかるタイプの握りです。
 グリップは、浅く、斜めに(外側から)握ります。






A2型
2 「A2」型。
 小指の付け根に力がかかるタイプの握りです。
 グリップは浅く、まっすぐ(外側からではなく、90°に近い感じで)握ります。





B1型
3 「B1]型。
 親指の付け根に力がかかるタイプの握りです。
 グリップは深く、まっすぐ握ります。




B2型

4 「B2」型。
 掌の薬指側に力がかかるタイプの握りです。
 グリップは深く、斜めに握ります。


この4つです。



この4つの握り方の違いが、ライディング全体の違いになっている、というのが和歌山氏の説。

ちなみに、和歌山氏が上げているそれぞれのタイプの有名選手は、


A1=フレディ―・スペンサー、阿部典史、ケーシー・ストーナー、ランディ・マモラ
フレディ―・スペンサー選手出典は、こちら。)



A2=ホルヘ・ロレンソ、ダニ・ペドロサ、バリー・シーン、エディーローソン、ケヴィン・シュワンツ
ホルヘ・ロレンソ選手(出典は、こちら。)




B1=バレンティーノ・ロッシ、平忠彦、ウェイン・レイニー、ワイン・ガードナー
ヴァレンティーノ・ロッシ選手(出典は、こちら



B2=ケニー・ロバーツ、マルク・マルケス、マイケル・ドゥーハン、原田哲也
ケニー・ロバーツ選手(出典は、こちら


という面々です。
さて、どういうことなのか、連載で、ちょっとずつ説明しつつ、私なりに考えて行きたいと思います。
(つづく)

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