2015年11月13日

やっぱりハンドル幅広くて絞りが浅い。

もう何度も書いていますが、V7のハンドルは幅が広く、絞りが浅い。
肘を張って構え、上からハンドルを押さえつける、ストリートファイター系のポジションになってしまいます。
イタリアのMOTO GUZZIの人たちがどんなつもりで設計したのか、よく理解できていないのですが、このハンドル幅は広すぎて、絞り角がなさすぎるように思うのです。
ちょっと写真を見ながら少し考えてみます。




身長も高く、体重もありそうな人が乗っています。
何気なく見るとそんなに違和感ないのですが、このハンドル幅、かなり広いですね。



モトグッツィ社のHPにある宣伝写真です。
楽しそうなタンデムですが、前のライダーのこの腕の広がり方は、ちょっと広すぎるだろう、と思うのですが…。



同じカップル、同じ湖のほとりの道だと思われます。
違う角度で見ても、この腕の伸ばし方と広がり方はちょっと広すぎる感じですね。

ちなみに私はどうなっているかというと、写真がないので、片手だけの写真ですが…。



こんな感じです。暗くて分かりにくいですね(^^;)
私はどちらかと言うと小指側で、グリップを深く握りたいタイプ。
するここういう握り方になります。


別の写真ではこう。
ちょっと外側から握る感じで、手のひらを斜めにグリップが横切るように握るので、肘が外側に少し出やすい。
つまり、上のイタリヤの写真のように、やや外に肘を張ったように見える、大きな球を抱えているような腕の腕の形になります。

別にそれでいいじゃないかと言えば、そうなのかもしれませんが、この姿勢、さっきも言ったようにストリートファイター系のライディングポジションになって、攻撃的なのです。
それにハンドルを上から押さえつけやすい。
舗装路とは言え、バンプの激しい所をフロントサスと剛性の低いフレームをいじめながらがんがんに攻めるときにはいいかもしれませんが、そこまでいつも戦闘的にはなれないし、実はV7,すごくハンドリングがいいので、むしろハンドルから大きな入力はしたくないくらいなのです。

だから、ハンドル換えたいんですよね、と、またいつもの話題に落ちて行って、それでも結局変えないままに3シーズン目も終わろうとしているのでした。

今度こそ、ステップとハンドルと、両方換えてやる!と、鼻息も荒く考えるのですが、お金と時間と、両方足りなくて、全然踏み切れないままに、時間が立っていくのでした。

ああ、やれやれ。

ちなみに、これも何回も見ていますが、和歌山利宏氏のV7のライディングを見てみましょう。








……これだ。
写真もうまいのですが、それ以上にライディングがバイクに合ってる。
上の写真を見ると、確かにハンドル幅は広すぎるし、絞りは足りない。でも、それを感じさせないよう、上体を緩やかに前傾し、腕に余裕を持たせながら、張っている肘を少し落とし気味にして、力まないようにしています。
下の写真みてもハンドルの左右幅が大きすぎますよね。それを感じさせないライディングフォーム、そして走り。
たぶんV7は、こんなふうに、峠を飛ばす(この写真の走行、速く見えませんが、相当に速いです。)ことを想定して作られているんでしょう。

和歌山氏のライディングはどんなバイクでも、そのバイクがしてほしい走らせ方をしてしまう。(できる)点が、最も素晴らしいところだと思います。


それはそれ。

でもオーナーとしての僕は、もう少し自然に、肩肘を張らないポジションで、しかももとのアップハンドルの状態を大きく崩さない状態にもっていきたい。
それで、ああだこうだと、2年越しで考えているのでした。

ところで、3シーズン乗って、約1万4千キロ走ったわけですが、そうすると次第にポジションにも体が慣れてきます。
それなりに、イタリア人の設計した形に、身体を嵌め込まれて、それなりに走れるようになってきます。だから、ポジションの違和感は、だんだんなくなってきつつあります。

それでもやっぱり、これ、変だなあ…と感じることがあるのですから、慣れ、以外のところで私の身体と、設定されたポジションとの間に、少し齟齬が残っているのでしょう。

次回、その齟齬とは何かを述べながら、私が最近考え直しつつある、和歌山氏のライディング理論へと、話しを進めて行きたいと思います。

6 件のコメント:

  1. DGカンパニーの通販ページにV7用のハンドルバー(汎用品)装着の模様が載ってますね。⇒http://dgcompany.blog95.fc2.com/blog-entry-831.html
    私のハリケーン・フラットコンチ3型より10mm長い・・見た目、よく似ていますが・・物は何なんでしょうね?私も気になってます・・(汗)

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    1. 小五郎さん、こんにちは。
      おお!見ました。ありがとうございます。
      ハンドルバーの選択、いろいろ迷って決めきれていない私ですが、この冬に決断したいと思っています。
      小五郎さん、貴重な情報、ありがとうございます!

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  2. 初めてコメントさせて頂きます。いつも楽しく拝見しています。
    私もV7stoneを買ってハンドルが広いなと思い、ネットで探したらハリケーンのコンドルというハンドルを使用している方がいて、買って見ました。スワローほど低くなく、絞られているので大変満足しています。ワイヤー類もノーマルのまま使用できます。

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    1. ドカおやじさん、こんにちは。
      はじめまして、コメントありがとうございます。
      貴重な情報ありがとうございます。
      ハリケーンさんはハンドルサイズのデータも豊富に公開してくれているし、種類も豊富で、いいですよね。
      参考にさせていただきます。
      ドカおやじさん、ありがとうございます。

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  3. KEI Cさん、こんにちは。
    ありがとうございます。

    KEI Cさんも3年決断できず…ですか。
    なんか、ほっとするとともに、とっても励みになります!(^^;)(すみません!)

    パイプ系は同じなので、国産車用が付くと思います。
    来年の春こそ、ハンドルチェンジに踏み切るつもりです。…行けるかな…。

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  4. KEI Cさん、こんにちは。
    レーサー、かっこいいですよね。
    コンパクトなハンドルポジションとバックステップで、「きゅっ」と決まった乗車姿勢もまた、スリムなV7に合っていて、カフェレーサーとして本当にかっこいいです。
    長時間、長距離での快適性と、悩みどころですね。

    KEI Cさん来年もよろしくお願いします。

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