2016年4月23日

水芭蕉咲いて。(マクンベツ湿原)

4月23日(土)。
午前中は雨。夕べは遅くまで仕事で、そのまま飲みも入り(アルコールアレルギーなので、ソフトドリンク)、今朝から体も重く、お腹の具合も悪い。
午前は家事を少しして、遅めの昼を食べ、そしたら雨が上がったので、妻と石狩市の石狩川河口橋近くにあるマクンベツ湿原に出かけてきました。




石狩川の河川敷の中にあるマクンベツ湿原。
堤防を石狩川側に下りていく方向に遊歩道があって、そこから木道がまっすぐ、石狩川まで伸びている。
この木道(といってもおそらく樹脂製の擬木)の両側に水芭蕉の群生があり、今週半ばくらいが見頃だった。今日はもう、葉が大きく育って見頃は過ぎた感じ。


木道の両側は水がたたえられた湿原。
草の茎や、樹の葉などが寒くて腐らずに蓄積している感じ。
その層上までひたひたに水が来ている。
水芭蕉はその中に咲いている。






妻の好きな花のひとつ。
水芭蕉。
尾瀬など、本州では高原の湿原で咲く花だが、北海道では平地でも比較的普通に見られる。
が、これほどの群生は、やはり珍しい。
春一番で咲くので、白い苞は目立つし、雪解けの後すぐ咲くから、寒い風の中でも、春を感じさせる花だ。



両側の林が切れると、足元の水ひたひたの湿原は変わらないのだが、水芭蕉はなくなる。
代わりに芦やススキの仲間が繁り、まだここは冬枯れの姿をしていた。
その芦原の向こうにまた林が見える。その林の向こうに石狩川が流れている。



木道から直角に、川上方向を眺める。
芦原は続き、向こうにまた林があるのが見える。
木々の芽吹きには、もうちょっとかかりそうだ。


木道はまっすぐ伸びて、石狩川のほとりで終わる。
春の雪解け水で増水している石狩川だが、そんなに濁ってはいなかったし、波打って下流へ流れてもいなかった。
ただ、流れはかなり速かった。



石狩川の堤防。右が堤防の稜線(…というべきだろうか)。左の林の中が水芭蕉の群生。
木道は林を垂直に横切ってまっすぐ石狩川まで続いている。



ほぼ原寸大のつくし。
帰り道、木道をもどって、河川敷の中の遊歩道を歩いていたら、道の両側にいっぱい出ていた。
午後の陽射しはやわらかく、春の光をいっぱいに浴びてつくしはかわいかった。


頭上で鳥の鳴き声。
スズメによく似た鳥だが、スズメではなさそうだ。
鳴き声もちょっと違う。


最初は一羽だったが、家族だろうか、仲間がやってきて、すると、鳴き声もおだやかになった。

我が家の軒先にはスズメが巣をかけているが、朝は鳴き声をよく聞くのだが、仕事に追われ、疲れ切った毎日で朝は慌ただしく、ゆっくりスズメを見ていない。
もともと、奥まったところに巣を作っていて、直接見ることはできないのだが、スズメにとてもよく似たこの小鳥を見て、我が家のスズメも、もう少し気にして、見てみようと思った。

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