2016年11月27日

冬ごもり(2)メッキ・ホイール拭き、給脂

さて、昨日の洗車・ワックスがけに続いて、今日はメッキ部分やホイールを防錆メンテして、可動部分に給脂して、冬眠作業に入ろう。

昨日の水洗いの後の様子。表面的な泥や汚れは大体取れているが、こびりついた細かい汚れや、メッキに浮き始める小さな点錆などは、まだ残っている。




登場願うのはマザーズ、「クロームポリッシュ」クロームメッキの磨き剤だが、メッキのくすみ取りや防錆に効果があるとのことだ。
研磨剤を含んていなくて、ガラス製品、鏡などにも使える。
僕はゆきかぜのヘッドライド、メーター、ミラーのメッキボディ、鏡面などにも使う。


こんなクリーム状で、やさしくすり込むように拭き、別のきれいな布で磨き上げるように拭き取る。
拭き取らずに放置すると白い非常に細かい粉が残る。


4年間でいろいろ傷ついたマフラーは、新品の輝きとはいかない。
でもこんな感じにはなる。
錆止めの効果もあるようなので、長期保管時には必ずやっておきたい。
メッキは非常に細かな穴が空いていて、そこから地金部分に空気が届き、酸化が起こって錆が発生するのだそうだ。だから、錆の予防には、皮膜を作るのが望ましい…というわけだ。

今のところ、僕はこれで。


V7Specialのホイールは、V7Classic時代の鉄リムからアルミリムに変わっている。
そしてそのアルミリム、クリア塗装などはされていなくて、地のままである。

そこで登場するのが、マザーズ、「マグ&アルミニウムポリッシュ」だ。
GPZ1100時代からお世話になっているバイクショップ「ズーム」さんも推奨するアルミ磨きである。



布につけてアルミを磨くと、たちまち布が真っ黒になる。
何か化学変化を起こしているのだと思うのだが、さっぱりわからない。
しかし、それをまた別のきれいな布でありったけこすって拭き取ると、アルミがピカピカになり、
ちょっとのアルミの白い点錆程度なら、なくなってしまう。
(本格的なものは手ごわいので、そう簡単ではない。)


前後ホイールを、ごしごしと磨いて、汚れを取り、つるつるピカピカになるまで磨く。

この「マグ&アルミニウムポリッシュ」にも防錆機能はあるらいいのだが、
ちょっと念を入れておきたい。
2年目の冬、2014年の冬眠時に、ホイール拭きが甘かったため、春先に見てみたら、ホイールにアルミの白い点錆ができていたことがあったのだ。

そこで、念には念を入れ、「マグ&アルミニウムポリッシュ」でよく磨いた上から、「アルミホイール&プラスチックワックス」をかけておく。


ようするにこちらも皮膜をつくって空気に直接アルミ地が触れないようにしておきたいのだ。
泡を少しスプレーして、きれいなウェスで伸ばすように拭くと、さらにつるつるに滑るようになる。
ここまでやったら、大体拭きは終了だ。

「アルミホイール&プラスチックワックス」は、フロントフォークのアウターチューブだけでなく、インナーチューブにも吹いて、よく拭き取る。
同様に、アクセル、クラッチ、ブレ―キのホース類もワックスを吹いた布でよく拭いておく。



次は給脂だ。
もう10年近く前に近くのホームセンターで買ったグリーススプレー。

これをサイドスタンドの付け根、センタースタンドピボット、フットブレーキ、ギヤチェンジシフトリンケージ、リヤサスのエンドアイ部などの可動部分に吹き付け、動かしてなじませ、表面の余ったグリースを拭き取る。
余ったグリースを拭き取らないと、そのグリースにホコリや微細なゴミが付着して、それでかえって摩耗を進める羽目になる可能性もある。
だから、はみ出たグリースはよく拭き取るようにする。
シフトリンケージのピローボールは、リヤタイヤの直前で走ると泥などもかかる場所にあるが、カバーがない。雨水のはねにもあたることになるので、比較的頻繁にグリースを打っておきたい。
今回もここは丁寧にやった。

ブレーキ、クラッチレバーの基部、支点になるところにもグリースを。
クラッチはワイヤ式だ。ハンドルのレバー基部にあるカバーをめくって、グリースを差し、余分を丁寧に拭き取る。

右ハンドルとアクセルグリップの間は、無潤滑が基本。ここにべたつくグリースを指すと、砂が嚙んだりしてじゃりじゃりになったり、逆に動きが渋くなったりする。

これはおすすめできないが、完全に揮発してしまうCRE5-56を僕は少し差す。



おしまいに、前後のタイヤに少し高めに空気を入れる。
普段はサイドスタンドで停めているが、冬期間はセンタースタンドを掛ける。
タイヤとサスにあまり荷重をかけないためだ。
そして、これも単に気休めで、効果はゼロだと思うのだが、高めに空気を入れることで、フロントタイヤの接地面のフラットスポットが少しでもできにくいように…というわけだ。
リヤはセンタースタンド掛けするから、フラットスポットなんて関係ないわけだが、まあ、前後揃えてというくらいの気持ちで…。



さあ、これで冬ごもりの準備は終わり。
カバーをかけて、風で飛ばないように、ゴムチューブでくくる。

センタースタンドの足掛け部分は、誤って蹴ることの防止のために、カバーの外に出しておく。

これで来年の3月末か、4月まで、ゆきかぜは冬眠だ。

今年もありがとう。

ではおやすみなさい。ゆきかぜ。

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