2016年11月4日

スリップサイン メッツラーレーザーテック(4)


11月3日。雨の散歩から帰ってタイヤを再チェック。
現在の走行距離は、約1万8千700km。
タイヤを初代ピレリスポーツデーモンから二代目メッツラーレーザーテックに換えて、約9500kmの走行です。


リヤタイヤ。
実はちょっと前からスリップサインが出ていました。



真ん中はさらに減って、これでは排水性がかなり低下しているはず。
それであの雨天走行性能が出ていたのだから、驚くべしです。
これはもうオーナー怠慢。
すぐにでも交換しましょう。


フロント



まだ持つと思われていたフロントタイヤも、
一か所、スリップサインが出ています。
こちらももう交換しなければならないときです。

僕とゆきかぜ(MOTOGUZZI V7Special)との組み合わせでは、
ピレリスポーツデーモンの寿命が約8000km
メッツラーレーザーテックの寿命は、約9000kmといったところでしょうか。

今回もちょっとタイヤはケチりすぎたようです。
もう、シーズンも終わります。
来春から、ニュータイヤとしましょう。

見ると、フロントは断面形状にそれほど変化はないようにみえますが、
リヤは真ん中が平らに減り、大げさにいうとかまぼこ型に減ってきています。
それでも、極端な切れ込みや、重さは感じさせず、良好なハンドリングを維持できているのは
以前のピレリもそうでしたが、すごいことだと思います。

おそらく、タイヤを交換すると、また自然な感じに、今がハンドリングが重くなっていたことを実感するのだと思います。
確かに、新品の時は直進時にもっと踏面がラウンドな感じを伝えてきていましたし、
直進付近ではもっと自然にもっと軽く、ほぼきっかけなしでリーンに移行していたようなハンドリングでした。

使用とともに徐々に粘る傾向、重い傾向に減ってきていたのですね。
これは真ん中が減ってくるので、当然なのですが、タイヤは減ってくるのに安定性が落ちる傾向に変化すると、あぶなかっかしくて乗ってられなくなります。
自然なこととはいえ、よくできています。

タイヤが減ってきてもハンドリングが極端に低下しないのには、
幅が狭く、扁平率もフロントが90、リヤが80と、円形に近いのもあるのかもしれません。


さて、次のタイヤはどうしましょうか。

1、安定のメッツラーレーザーテックを継続する
2、ハンドリングのすばらしいピレリスポーツデーモンに戻す。
3、新たなメーカーのタイヤにする。

だいたい3択だと思うのですが、
ここは、新しいタイヤを履いてみようかな…と考えています。

ブリヂストンやダンロップのバイアスタイヤもなかなか好評のようです。
サイズもあるようですから、どれにしようか、ゆっくり考えていきたいと思います。

4 件のコメント:

  1. BSのBT45はコーナーを愉しく走れます。樹生さんにぴったり。ただ早く消耗します。ミシュランのパイロットアクティヴはどっしりした操縦性で安定感が際立ちます。消耗度合いはBSよりはいいです。IRCは中庸、格段にとびぬけた性能は有りませんがそこそこ信頼できる性能です。ダンロップは解りません。思いの外いいとの噂も有ります。
    全部に共通しているのは新品タイヤは文句無しって事でしょうか?
    韓国タイヤも使ったけど、国産と遜色はありませんでした。なんて言っても安いのでコスパに優れてますね~

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    1. いちさん、こんにちは。
      タイヤ情報ありがとうございます。
      来春からとなりますで、ゆっくり探して考えてみます。

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  2. 初めてコメントさせていただきます。
    樹生さんのタイヤインプレッション、大変参考になります。
    当方、W800に乗っておりますが、K300GPからレーザーテックへの買い換えを検討しておりました。
    来シーズン、腹を決めてレーザーテックを装着してみます。
    どんな乗り味になるか、今から楽しみです(笑)

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    1. ebonyさん、こんにちは。
      記事を参考にしていただき、大変光栄です。
      ただ、タイヤは車体とのマッチングもありますし、
      走らせ方によっても印象が全然変わりますので、
      私の感じた特性と同じ感じになるとは限りませんが……
      …なんて、お分かりの上でのタイヤ選択ですよね、すみません。

      バイカーズステーションで連載している吉村誠也さんによると、
      XJ900との相棒としてでは、K300GPは相当に、
      すごくいいみたいですね。

      ebonyさんのW800とレーザーテックの相性は、
      どういうものになるのでしょう。

      どのタイヤにも個性があり、得意分野があり、
      それがライダーとどうマッチするか、
      によって評価も変わると思いますが、
      新しいタイヤとの出会いは、その先数千キロは一緒に走るわけで、
      失敗できないと思いつつ、
      なにかどきどきうきうきするものもありますよね。

      いい出会いになりますように、お祈り申し上げます。
      ebonyさん、コメントありがとうございます。
      これからもよろしくお願いします。

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