その動画を、『迷走ライダーの眠れぬ日々』の迷走さんが紹介してくれました。
「BMW Concept R18」という記事です。
その中で迷走さんは、
昔であれば見向きもしなかったとおっしゃっています。
であろうジャンルが、
いまはこうも突き刺さるとは……。
BMW Concept R18はクルーザータイプ。しかも、相当にミニマリズム的デザイン。
BMWモトラッドのホームページでも、かなり力を入れて紹介しています。
私は迷走さんの記事に反応し、紹介された動画を見て、また、触発され、コメントに以下のように書き込みました。
実は私も、今年くらいから、クルーザーもいいな…と思うようになりました。そう、迷走さんも「昔であれば見向きもしなかった」とおっしゃっていますが、私もそうでした。
我ながら意外で、びっくりしています。
攻め込まないコーナリングもあり、その時、攻め込まないコーナリングで楽しく、性能が発揮されるようにチューンされたクルーザーは、クルージングのおおらかさと、コーナリングの楽しさの両方を味わわせてくれるのではないか。
しかも、低い速度で。V7の次はセロー、最後はカブ、となんとなくイメージしていたのですが、クルーザーもありか…と、考え始めています。
私がバイクに求めてきたののは、オンロードでのコーナリング。その繊細なバランスの世界を愛してきました。豪快で明るい、ダートでのコーナリングやジャンプも憧れますが、求めたのはあくまで公道、舗装路での、オンロードマシンのコーナリングなのです。
一台で何でも済ませるバイクライフなので、コーナリングだけに純化したスーパースポーツは手にしたことがありません。
通勤やツーリングをメインの用途とし、その中でオンロードのコーナリングの世界を、色濃く満喫できる。そういう基準でバイクを選んできました。
しかし、年齢や、体力の衰え、あるいは、この数年の環境の変化、過労状態の慢性化もあったかもしれません。
今年あたりから、クルーザーもいいな…と思うようになったのです。
ホンダHP、「レブル500」のページより。 |
現在人気は「アドベンチャー」カテゴリーと言えますが、250㏄クラスも若い人たちを中心に人気を集め、健闘しています。
そして常に一定数のニーズを持つのがクルーザー。ハーレーダビッドソンを代表とするクラスです。
ここには、例えばホンダのゴールドウィングのような超弩級のツーリングモデルも入るのですが、代表格はやはりハーレーでしょう。
そして、この分野では、外国車が強い。
クルーザーのユーザーは比較的年齢層が高いこともあり、値段が張ってもそこに価値を見出してお金を投入するライフスタイルを持っている人たちが多いことも、外国産のクルーザーが根強い人気を保つ理由となっているとも言えます。
ホンダHP、「レブル500」のページより。 |
スズキは、大型のイントルーダーは廃盤として、このセグメントから撤退。
カワサキは、650ccにバルカンSを投入しています。
カワサキバルカンS ホームページから。 |
ヤマハHP,「ボルト」のページより。 |
ゆっくり走る。
ゆったり旅をする。
大地の上を、大空の下を、
時に雨に打たれ、時に風に吹かれ、
真夏の太陽に灼かれ、
氷雨に凍えながらも、
鉄馬とともに旅していく。
日本は、まだまだ広い。
そんな気にさせてくれるのが、
クルーザーモデルだと思うのです。
12月のある日、ひとりの女性ライダーは旅に出た。美しい空と海、風のある場所へ。
ヤマハ発動機のWebマガジン『Web55mph』によるロード―ムービーを公開中。
「冬のライダー、南国へ。」
ゆきかぜに10年、
そのあと、セローに5~10年くらい、
最後はカブで、僕のバイク人生は締めくくられるのか…
そんなふうに、なんとなく考えてきたのですが、
セローの前に、または、セローの代わりに、
クルーザーというのも、あるのかもしれない…と、
最近、ふと思うのでした。
いや、その前に、Z900RSに行くのかもしれませんが……。
だけど、もうしばらくは、
MOTOGUZZI V7Special、「ゆきかぜ」と、
走っていきたいと、思うのです。
まずは、頸椎ヘルニアを治そう。
樹生さん、こんばんは。
返信削除ヘルニア…自分も頚椎も腰もヘルニア持ちです。
痛み止めを飲んで安静に、くしゃみは鼻の下を強く押すと止まりますが、間に合わなかった時の痛みは、、、どうかお大事に。
樹生さんがクルーザーというのはちょっと衝撃的でした。
ゆきかぜで道北スーパー林道を走った、というのも衝撃的でしたが。
増車や買い替え、自分も色々と考えてますが、改めて乗っているオートバイを走らせると、まだまだだなと感じてしまいました。
ゆきかぜをもう少し見ていたいという自分の密かな願望もありますが。。。
緒崎さん、こんにちは。
削除緒崎さん、両方でしたか、
それはさぞかし大変なことでしょう。
お心遣いありがとうございます。
緒崎さんもどうぞ、お大事になさってください。
クルーザーは、まったく視野に入っていなかったんですが、
まあ、齢もあるかな…と、ちょっと思ったりもしています。
しかし、まだまだゆきかぜと走ります。
彼女の性能をまだ十分発揮させたこともないし、
彼女と長旅もしてみたいし。
緒崎さんに
「ゆきかぜをもう少し見ていたい」
と言っていただけると、
恥ずかしいような、うれしいような気持ちです。
ヘルニア治して、走りますよ!
度々、拙ログの内容を
返信削除取り上げていただき、
ありがとうございます。
これまでクルーザー……
Harley-Davidsonへ
行けなかった理由のひとつが、
いわゆるアメリカンを代表する
独特の文化圏です。
Harley-Davidsonディーラーで
普通に購入するぶんには、
たぶん何の問題も無いのでしょう。
若干のコダワリを捨てきれずに
勇気を出してソレ系の専門ショップに
足を運んでも、
及びじゃない感を拭いきれず、
勝手に疎外感を感じてしまっていました。
自意識過剰かもしれませんが、
それまで付き合って来た
ショップのほとんどが、
身内間隔であった故なのかもしれません。
樹生さんがここで取り上げている、
国産クルーザーや、
BMW、DUCATI、Triumph、
またはMOTO GUZZI等のクルーザーであれば
そうした心配はあまりないのですが、
Harley-Davidson、Indian等、
生粋のアメリカンにも
棄て難い魅力があるのが
困ったところです。
……とはいえ、私も
まだまだRとつきあって行く予定です。
そうした心配は
まだまだ先の事になりそうです。
迷走さん、こんにちは。
削除いつもいつも刺激をいただいています。
ハーレーには、かつて、アウトロー的なイメージがありましたが、
この20年以上にわたって、メーカーカスタムを充実させ、
ユーザーに勝手な改造を極力させないという戦略。
また、ブルースカイヘブン等のイベントの充実などから
健全な「ハーレーライフ」を色濃く押し出す戦略などから、
「ハーレーを買う」ということは、
「ハーレーライフを買う」ことのようなイメージになっていると思います。
自由で豊かな、明るく健康なオートバイライフ。
そこには、「孤独を愛する」というセグメントが失われていたように思います。
かつてBMWの本国の販売の方が「ビモータとニンニクは人を孤独にする」というジョークを
言ったことがありましたが、
バイク=単車には、本質的な「孤独」をベースにした仲間との邂逅という「文化」が、
かつてはあったように思います。
それはビモータに限らず、BMWでも、ハーレーでも。
「バリバリ伝説」にも「あいつとララバイ」にも、バイク乗りの本質的な孤独の影は
まだ残っていたように思います。
2010年を越え、SNS、YouTube等の利用の爆発的拡大とともに、
いろんな文化の中で、「孤独」や「待つ」ことの意味、味が、いわれなくなってきたように思います。
「つるんでいようがいまいが、バイク乗りは孤独なものだ。」
ハーレーのイメージの原型は、私は西部劇の馬に乗っての長旅、ロングライドだと思っています。
孤独な男たちのかりそめの旅のパーティー。
クルーザーは、そこに帰っていけないだろうか。
ちょっとそんなことも考えたりします。
私も、ゆきかぜと、まだまだ走るつもりです。
クルーザーイコールチョッパーでしょうか。脚を前に出して乗るって楽そうに見えるけど全体重が腰に
返信削除きそうで不安になります。でもどうなんでしょう、乗ってみないと分からない部分も有るのかな?
ロードキングの方がポジション的には良いかな~。でもあの重さは気になるよね。
いちさん、こんにちは。
削除クルーザー=チョッパーとは言い切れませんよね。鋭い!
GOLDWINGもクルーザーだし、ハーレーのスポーツスターなどは、ステップは真下にあってフォワードコントロール(足を前に投げ出す形)ではないし、ハンドリングもすごいし、ダートトラックレプリカ的なところもあるのですが、でもでも、大きくくくれば、クルーザーのカテゴリーに入ると(相当に乱暴ですが)僕個人は(あくまで僕個人です)考えているんです。
チョッパーは元々バイクをユーザーがチョップ(ぶった切る!)していろんなの切り取っちゃうところからきているので、今回のR18とはチョッパースタイルの典型とも言えますが、ハーレーのツーリングファミリーとかは、フォワードコントロールのクルーザーでも、チョッパーからは程遠いと思います。
クルーザーが腰に来るという話は、聞きますね。
たぶん、1000km以上ぶっ通して走るとか、1日14時間も走るのを何日も続けるとか
そういう使い方はクルーザーの出番ではなくて、アドベンチャーバイクとか、
ラリーレイドレプリカの舞台ということになるのでしょう。
クルーザーは冒険にしても、ゆったりとする。昼食もしっかりゆっくりとる。
鳥や、雲や、道端の花とも、会話しながら走る。
そんな走り方がふさわしいのでしょう。
それもまた、いいもんだよなあ…と、最近は思うのでした。