2019年6月3日

レンタカーのスバルレヴォーグ


金土日と、秋田へ行ってきました。
今夏のレンタカーはスバルのレヴォーグ。
1.6ℓ直噴ターボエンジン。アイサイト搭載。




ステアリングホイールにたくさんのスイッチ類。
取扱説明書を読めば、すべて使えるのでしょうか、とりあえず、空港で借りて、走って返すだけなので、そういうスイッチはすべて不使用でした。
パドルシフトも用意されていましたが、それも使わず、オートマの「D」一本。
我が家の愛車、インプレッサ君は9年目、その前のレガシィ君でした。
レヴォーグは、このレガシィの事実上の後継車種。「レガシィ」が大型化し、アメリカが主たる市場になり、国内の根強いレガシィファンのニーズに応えるように、このレヴォーグが開発、発売されました。

乗った印象は、まさにレガシィの進化系。
室内の広さ、ゆとり感、フロントガラスからAピラー、ドアのガラスにかけての視界のよさ、見切り感のよさ、これらは素晴らしく、愛車インプレッサ君が気の毒になるくらい。


さらに違うのが、後部座席の居住性。今回は実際には使いませんでしたが、座ってみると、硬めのシート、レッグスペース、ヘッドクリアランスもOK。
座り心地が非常によかったです。

また、前席の印象となりますが、走らせたときの乗り心地、安心感が、圧倒的。
さすがスバル、という感じで、大好きなかんじでした。


このレガシィ、排気量は1.6ℓしかなくて、その代わり直噴ターボ。
ターボのインテークがフロントボンネットのセンターにあるのは、昔からのデザイン手法。
このターボがよかったです。
排気量がそのまま大きくなったような感じで、不自然さやタイムラグを感じることはなかった。走り込まないと「ターボモデル」とは感じさせない仕上がり。(今の車は全部そうなのかもしれませんが…)

そしてアクセルレスポンスがとてもいい。
まるでバイクのようです。
踏んだだけ前へ行こうとし、緩めると自然にエンジンブレーキが穏やかにかかる。
ペダルでパワーというか、トラクションそのものをコントロールできる感覚。
だから、交差点の左折などで不用意に雑な踏み込みをすると、ぎゅわっと加速しようとします。それでも、4輪は限界高く路面を捉え、ロールも自然に残しながらも不要な動きは抑えられ、ラインはふくらむことなく、ぎゅっと曲がっていきます。
決して神経質ではないけれど、このペダルで車体のパワー、姿勢、荷重をコントロールする…という、自覚がある方が、断然楽しく運転できる車です。

登りでも力強いトルクで、アクセルを変に踏み込まなくてもグイグイ登っていきます。
変にキックダウンすることもなく、エンジンが唸ることもなく、ただ力持ちがぐいぐい押し上げてくれるようなそんな走りです。

このエンジンは非常に気に入りました。


また、ブレーキが絶品でした。
ペダル踏力に比例した効き方。しかも緩める方向のコントロールが非常にしやすいのです。
これもバイク的。しかも往年のカワサキのブレーキのような効き味。
すばらしい!
ブレーキングが楽しみになるくらいでした。
その時の姿勢もいい。
ピッチングを全く起こさないわけではなく、しかし、しっかり減衰は利いていて、姿勢は低いところで非常に安定。この感覚がすばらしく、感性チューンを相当に施している感じでした。インプレッサ君、足元にも及ばない…しくしく。

どうも僕の感覚は、一般的な乗用車の場合、国産車ならマツダかスバルが走行時の感覚としては合っているようば気がします。スポーツカー、またはスポーティーな車の場合は、また違う感覚になるかもしれませんが…。

母の通う病院の側の街路樹が花をたくさんつけていました。


すずなりの花。なんの樹だろう。

暑くもなく、寒くもなく、いい季節の秋田でした。

スバルレヴォーグ、評判がいいのは聞いていましたが、かなりいい!と実感しました。
今回は妻と二人で行ったので、ちょっと走り込んだ時の話は一切なしですが、それでもとてもよかったです。
妻も「この車いいね。」と、しきりに誉めて、上機嫌でした。
全長が4.6m以上あるのですが、これがもう少し短ければ…と思うのでした。

でも非常にバランスのいい車だと思いました。
今のところ、買い替えの候補としては№1です。
でもインプレッサ君、すくなくともあと4年は乗るつもりです。

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