2019年6月4日

秋田の日本酒と松本零士



先日、秋田空港で見つけた、日本酒「純米吟醸 福小町」なんですが、「小野小町」の銘柄が加わっていて、しかも、その絵が松本零士(!)……なんですと?




秋田県、湯沢の酒蔵「木村酒造」といえば、今年、全国新酒鑑評会で7年連続金賞という、
知る人ぞ知る、酒蔵の名門。

そこのブランドが「福小町」なんですが、2017年から限定で売り出しているのがこの松本零士とコラボした福小町の中の「小野小町」と銘打った酒。

HPからの説明を引用します。
漫画界のレジェンド、松本零士氏が戦国武将をテーマに日本酒をキャラクター化する全国的プロジェクト【戦国のアルカディア・名将銘酒47撰】が2017年よりスタートしました!秋田県代表として、木村酒造の純米吟醸酒が【小野小町ラベル】で発売開始!松本零士氏監修のもと、美しく可憐で幻想的なイメージで描かれております。お酒は、秋田県産酒造好適米を贅沢に磨き上げ、高い香気成分を生成する酵母で丁寧に醸しました。香味のバランスが良好で、フルーティーかつなめらかな味わいです。
おすすめの飲用温度 花冷え(約10℃)~ぬる燗(約40℃)
<詳細>
原料米 秋田県産酒造好適米
精米歩合 55%
アルコール分 15.5度
日本酒度 +2.0


ふざけているように見えて、酒は日本酒の伝統を守り継ぐ、まさに本物。
商品名は、
純米吟醸 福小町 【戦国のアルカディア名将銘酒47撰・秋田県代表・小野小町】
というなが~い名前。

アルコールアレルギーの私は、味わうことがかなわないのが残念ですが、おそらくは、素晴らしいお酒のはず。

それにしても、
「松本零士氏が戦国武将をテーマに日本酒をキャラクター化する全国的プロジェクト【戦国のアルカディア・名将銘酒47撰】
で秋田は「小野小町」。
武将じゃないというツッコミはやめておいて、
そのイラストレーションが、松本零士先生、かなり本気で描いてらっしゃる。

往年のファンならたまらない、この絵。
メーテル、
スターシア、
クイーンエメラルダス、
そのどれとも違う表情、たしかに戦う女ではないものの、それでも松本零士の描く女は、はかなさと、秘めた強い意志と、男には決してたどり着けない謎と、そして戦いの影をまとっています。

当時の美人の基準から言っても、こんな顔であることはあり得ないのですが、
それでも【戦国のアルカディア】のモデルとしての小野小町と言えば、こうなる。
異論を挟む余地のない、松本零士の独壇場。

おおおおうう…。
……と妙に感心したのでした。


いい酒を嗜む趣味があったら、
また、人生の幅も広がる気がしますね……。

今宵は酔って候…なんて、ちょっとかなしく歌いながら、ちびりと飲る酒も、
いいかもしれませんね。

大人の酒。

バイクにも、大人のツーリング、大人の走りがあります。
若さの文化だけでなく、大人の魅力も、もっともっと、
フューチャーされていっていいように思います。

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