2019年10月14日
「ズームさんの職人技」と、次回予告。
右後ろウィンカーが根本からぶら下がってプラプラしてしまった故障は、ウィンカーボディをねじ止めしているテールライトハウスの受け側のプラスチックが割れて、ばらばらになってしまったからでした。
普通ならアッセンビリー交換なのですが、ズームさんは修理してくれました。
以前、左側で同じように根本が割れたことがあるのですが、今回は右。
元々受けのテールライトハウスはABS樹脂製、厚さは2㎜もないそうで、そこに通常はない長いボルトを通しているのですが、受け側が短く、もともとワッシャも入っていなかったそう。
ズームさんはまず、砕けたボディの破片をピンセットで拾い集め、ABS樹脂専用に開発された接着剤で復元。さらに強度確保のために、同じABS樹脂の小片を当てて、それも接着。ボルトは一般のサイズよりも長いため、わざわざ探しに行ってくれて、ヘキサゴンボルトの長いものを入手、ワッシャを介して回り止めのナットを用い、割れと脱落の両方に備えるようにしてくれています。
根本の所、中が割れていたのを修復。
ボルトを換えて、テールライトハウスのボディ内でワッシャと回り止めのナットを用いている。
同時に左側のボルトも交換してくれた。
普通、これはテールライトハウスのアッセンブリ交換。
国内には在庫は切れているらしく、するとイタリア本国からの取り寄せに。
もう、今シーズンは走れないものと、あきらめていたのです。
ズームさんは、本国のマニュアルをNETで入手(日本語のマニュアルは翻訳が変なところもあるらしく、本国の方がわかりやすいとか)。
構造やパーツ形状、在庫、メンテナンス手順などを読み込み、理解した上で、今回はマニュアルにない補強を入れて、修理してくれました。
そう、これは、小さく、見えないけれど、カスタム。改良なのです。
おかげで、今シーズン、まだ走れることになりました。
大感謝です。
……ということで、
10月14日。
今日、走ってきました。
次回から、短く連載します。
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