2021年4月30日

老化が教えてくれる。

4月28日、午前10時。
札幌市から出るのは、新型コロナウィルス対策についての道の呼びかけから考えても、なかなかハードルが高い。市内でちょっとだけ…と思っていたところ、10頃、急に左目のまつげに埃がついて、取れなくなった。
あれ?
しつこいので鏡を見ても、何もない。が。目の前にはある。睫毛じゃなくて眼球か?
眼を洗う。
とれない。
視界の中に、小さな蛾の幼虫みたいなのが、ふらふら揺れている。
しばらくばたばたして、思いついた。
「飛蚊症」か?
眼の表面じゃなく、中なんじゃないか。
飛蚊症ならまだいいが、別の原因ならほっとけない。
予定を変更してすぐ眼科にいくことにした。(文字だけの記事です。)

眼科へ行って、症状を話し、まず予備検査をする。
そのあと診察して、散瞳の目薬を打って、再び診察。眼底まで診てもらう。
結果はやはり
「飛蚊症」だった。他は問題ないと。
お医者さんは、老化の一つで、気にならなくなるから大丈夫、と。
僕が、気にならなくなるのは、脳が慣れて見えても見えてないように修正して、見えないようになるのか、と訊くと、
いや、ずっと消えずに見え続ける、それに慣れて、気にならなくなるだけ。
とのことだった。

これを打っている今も、左目の視界の中を糸でぶら下がった小さな毛虫のように、眼球の中のゴミが漂っている。

そうか。
これから一生、友達か。

60歳を前にして、老化も進む。

老眼が始まったのが40代。
皮膚に目立つシミができ始めたのがやはり40代。
50代に頚椎ヘルニア。
男性更年期障害。
白髪と薄毛。
皮膚のたるみ。顔の筋肉などの下垂。

永遠に生きられるわけではない。
老化が徐々に、自分の寿命が、順調に行っても
だいぶ後ろに来たことを教えてくれる。

自覚はないが、反射速度も落ちているだろう。
安全運転のためには、いっそうの注意が必要だ。
同時に、技術を向上させることによって、別の言い方をすれば、
動きの質を向上させることによって、それを若さと入れ替えていくことが
安全につながっていくことだろう。

それにしても、眼はライディングに直結する。
無限の未来まで走り続けられるわけではない。
それば十分理屈で知っていたわけだが、

老化が教えてくれる。
大切に、かみしめて生きろと。

0 件のコメント:

コメントを投稿