2022年1月20日

吉村誠也氏に学ぶ「自分と愛車のリスク回避術36か条」1、2

 毎号書店へ赴いて購入している「バイカーズステーション」誌。
その中に長く続いているコーナーで「吉村誠也の爽快チューン」という記事があります。


2021年7月号の記事が「自分と愛車のリスク回避術36か条」。元プロメカニック、福田照夫氏のメカニックとして世界GPを回った吉村誠也氏が、この「爽快チューン」で愛車のYAMAHA、XJ900を20年、20万キロ走ってきて、これからも走り続け、バイクライフを送っていくためのリスク回避術を36か条あげている。



今回は、その36か条を辿りながら、私自身のその項目に関して行っていることを再確認していこうという目論見です。

吉村氏は36か条について、誌面ではナンバーを打っていませんが、便宜上、誌面に登場する順にナンバーを打ちながら、考えていきます。また、誌面の文章は一項目ずつは短いものですが、全文を全項目に関して引用してしまうと、著作権問題に引っかかる可能性があります。項目と、必要な場合に必要な部分の短い引用に収めながら書いていきたいと思います。

では、

【1 停止降車】前後と左右、両方向の傾斜を考えて止める

あるあるですね。誌面とは違う、私なりの心得を下に。

よくある停車帯で、前下がりになっているところがあります。ここに前から入って止めると、出る時、登りをバックで押し上げなくてはならない。こういう時は一度停車帯の前でUターンするような感じで、お尻から停車帯に駐車するようにします。ギアはローに入れておきますね。すると、出る時に登りでエンジンを掛けたらそのまま発進できる…と、こういうわけですね。バイク歴が浅い人でなければ、みんな知っている項目だと思います。

右下がり、左下がりを見ることも大事で、右下がりが激しいと、サイドスタンドで停めた時に車体の傾斜が浅くなって、何かの拍子に右側に倒れる可能性もあります。できれば左下がりで。吉村氏は、右下がりの時はバイクの向きを反転させて左下がりの状態で止めると書いています。

傾斜がきつい坂の途中の駐車帯の場合は、斜めに止めることで傾斜をごまかすこともあります。
後で出てくるかもしれませんが、私は駐車するときは必ずギアをローに入れて、バイクが動かないようにします。


【2 停止降車】傾けて接地させる前にスタンドを軽く前に蹴る

これは、サイドスタンドにバイクを預けた時、スタンドのかかりが浅くて、そのままスタンドが払われてしまって左側に倒れる…ということを防止するためですね。

これも言われてみれば、私も必ずやっていました。
停止してから跨ったままサイドスタンドを下ろし、おろした時にカタン!というバネによるスタンドの「かかり」だけを信用せず、かかりきっているかを足で押して確認する。というものです。かけるときの一連の流れでやってしまうので、わざわざ改めて「コツ…」と蹴るというものではありません。
その意味では、サイドスタンを下ろしてからバイクを移動させてそのままサイドスタンドに預けると、その間に「かかり」が浅くなっている場合があります。
また、スタンドを出したままの移動は、乗車のままでも、降車して押し引きしている場合でも、スタンドに足を引っかけて痛い思いをしたり、それでバランスも崩してバイクを倒してしまったりするので、ちょっとの距離でも、スタンドはしまって移動し、かける直前におろす、というようにしています。

ほんのわずかなことなのですが、「立ちごけ」は結構やってしまうもの。
少し気をつけるだけで、立ちごけを防止できることが多いです。


では、続きは次回に。

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