2014年6月22日

藻岩山から札幌の夜景を見る


今週末、東京の義兄が出張で札幌へ。
我が家に泊まってもらい、土曜日の夕方は、札幌市の市街地のすぐ側に聳える藻岩山に、夜景見物に出かけました。

藻岩山には中腹までロープウェイが通じています。中腹と言っても、山頂までほんのわずかのところまで登ります。
そのあとは、小型のケーブルカー、「もーりす」に乗り換えます。


2014.6.21 18:48 「もーりす」に乗る。
藻岩山は、以前は山頂の展望台まで自動車道が伸び、山頂に大駐車場がありました。
それを、山頂の駐車場をやめて樹を植え、中腹のロープウェイ駅までしか車で登れないようにして、そこからは遊歩道を15分歩くか、「もーりす」で片道2分ほど登るか、どちらかでしか山頂に行けないようにしたのです。
それは環境保全のため。
藻岩山には一部原生林が残っており、100万人以上(札幌市は約190万人)の大都市で、市街地のすぐそばに原生林のある山があるのは、世界でも珍しいのだとか。
ちなみに、100万以上の大都市で、毎年積雪が1mを越える豪雪地帯にあるのは世界で唯一札幌市だけなのです。

2014.6.21 18:52  「もーりす」からの眺め
藻岩山には一部原生林が残っており、100万人以上(札幌市は約190万人)の大都市で、市街地のすぐそばに原生林のある山があるのは、世界でも珍しいのだとか。
ちなみに、100万以上の大都市で、毎年積雪が1mを越える豪雪地帯にあるのは世界で唯一札幌市だけなのです。

約2分で、頂上の展望台に着きます。
ここには展望レストランもあり、屋上が展望台になっています。


2014.6.21 18:54 藻岩山頂上展望台より西方向を見る
展望台に早速上がってみました。
夏至ではありますが、気温がおそらく10℃前後。
今日はかなり寒い日です。
藻岩山の西側には、山並みが続いています。

2014.6.21 18:56 藻岩山頂上展望台より、南東方向。
展望台には、市内定期観光ツアーのお客さんや、我々のようなま、いってみるか、という客、海外のツアーの客などもいて、かなり賑わっていました。
しかし、この寒さ。
人はどんどん入れ替わっていきます。
我々は1時間ほどいましたが、それは、本州ならほぼ冬並みの服装で行ったから。
我々の他に、三脚と大きなカメラを持った中年のカップルが、やはり同じくらい上にいました。
今日は晴れていますが、気温が低く、石狩湾の海の上には霧がかかっています。
その霧が、内陸に流れ込んできました。
写真の下、霧の舌が見えます。

2014.6.21 18:57 藻岩山頂上展望台から、北東方向。
背の高いビルが西日を受けています。
石狩平野が遠く続き、薄雲がたなびき。

2014.6.21 18:58 藻岩山頂上展望台から南方向。
南側にも山々が連なっています。
山すその白い部分は市街地。
住宅街が伸びています。

2014.6.21 19:00 藻岩山頂上展望台より西北西方向。
午後7時。夕日が山の稜線にかかり出しました。
と、同時に、海からの霧が、藻岩山の山肌を駈け上ってきて、
微かに山頂にもかかり出しました。

20146.21 19:02 藻岩山山頂 お堂の屋根と夕日。霧に光が乱反射している。
登ってきた霧に夕日の光が乱反射して、夕日の周りに丸い虹がかかったかと思うと、刻一刻と姿を変え、お堂の屋根をシルエットに、真っ赤な光輪ができました。
わずか数分のことでしたが、幻想的な光景でした。

2014.6.21 19:14 藻岩山頂上展望台より、北東方向
日が沈み、残照が遠くの雲の上の方にだけ、当たっていました。


2014.6.21 19:18 同方向。
少しずつ、表情を変えて行く空と、地上を、見ていました。

2014.6.21 19:55 
徐々に街に灯りが点いてきました。
でも、いつもよりも少ない気がします。
夏至の日、札幌市では節電もかねて「キャンドルナイト」の企画をします。部屋の灯りを消して、キャンドルだけで過ごしてみよう、というイベントです。
別に強制力はないのですが、それでも、幾ばくかの家庭では、やっていると思います。
また、今日は土曜日、オフィスビルの窓の明かりも、平日より少ない感じかがします。

2014.6.21 20:02 藻岩山頂上展望台から、南東方向。
石狩平野の向こうまで、光の帯が伸びて行きます。
石狩平野の広さを感じる夜景です。

2012.6.21 20:02 藻岩山頂上展望台から、北方向。
午後8時を回り、それでも西の空には明るさが残り、完全に夜空になりません。
北海道の夏は短く、8月のお盆を過ぎると、すぐに秋になります。
今から2か月足らずの間が、北海道の夏。
今年の夏はどんな夏になるのでしょう。

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