2014年6月1日

若葉薫る。(1)

5月31日(土)
久しぶりの完全週休2日。ここぞとばかりにバイクで走ることにした。
土曜日の今日、一緒に走ってくれるのは、元職場の同僚で、以前のブログにも「san‐chan」でコメント投稿してくれていた、御夫婦。
夫婦でバイク乗りで、私のバイクショップ「ズーム」さんに紹介してくださった方でもあります。


2014年5月31日 9:34 札幌市南区、某所

気がつけばもう10年来のおつきあい。職場が離れたこの4年ほどはほとんどお会いすることもありませんでしたが、8年前(だっけ…)、私がGPZ1100でトンネル内大転倒を喫した折には、san‐chan旦那さんにツーリングチームから離脱して帰る私を引率していただくという恩義にも預かっている、そういう仲です。(どういう仲だ。)

さて、集合は札幌市南の某所。9:30AM。
お久しぶりの御挨拶をして、今日の予定を、簡単に確認。
さっさと走り出すという、久しぶりでもあっさり行ける、また、細かい日程や走り方の打ち合せをしなくても、ひょいと走りだせるということろが、元同僚というべきか、大人同士というべきか。
そういえば、3人で走るのは、初めてでした。

私が先頭で、新緑の美しい札幌市南区の住宅街やら果樹園の側やらを抜け、国道に出て、定山渓から山に入って中山峠にやってきました。

10:23AM 中山峠駐車場 
空はよく晴れ、峠のあたりはさすがに寒く、ちょっと体が冷えてしまいます。
峠から羊蹄山がくっきり見えて。
蝦夷富士と呼ばれることもある羊蹄山。
実は羊蹄山も俗称で、正式には後方羊蹄山と書くようです。
どちらにしても、これは明治以降、「日本」が「開拓」に入ってからの名前で、地元のアイヌの人たちは「マッカリヌプリ」と呼んだり「マチネシリ」と呼んだりしていたそうです。
いずれにしても、羊蹄山がこんなにはっきり山頂まで見えるのは、けっこう珍しく、今日はラッキーですね。


同刻 同所 今回参加の3台
今回参加の3台、手前は私の「ゆきかぜ」=モトグッチV7スペッシャル
san-chan旦那のバイクはハーレーダビットソン。よく見ると、相当にカスタムされています。
奥の赤いバイクはsan‐chan奥さん。カワサキ、ER-6F。パラレルツイン。
期せずして、今回の参加バイクは3台ともツインエンジンでした。

さて、トイレ休憩を済ませたら、峠を下ります。

出発前にsan‐chan奥さんから、一人のときのように、撮りたい風景があったら、二人を気にしないで止まって、と。どうやってブログの写真を撮るかも興味あるから…と、やさしい提案。

では、お言葉に甘えまして、写真を撮りたくなったら、勝手に止まる、わがままモードで走ることにします。

10:50AM 喜茂別町 羊蹄カントリークラブ跡。
きょうのツーリングテーマは、特にないのですが、まあ、強いて言うと、「羊蹄山のきれいに見える場所に行って、ニセコで飯食おう」ツアー。

最初のポイントは、喜茂別町の国道からちょっと奥に入ったところから眺める羊蹄山です。


10:52AM 同所
あと4、5日あとだったら、草原のタンポポが満開になって、黄色いじゅうたんになっていたことでしょう。
麓に下りてきたら、かなり暑くなってきました。
今日は晴れて、暑い一日になりそうです。

同刻 同所
ここは道もこんな感じで気持ちのいい森の縁を、1車線でたおやかに簡易舗装の道が続いていきます。速く走らなくても気持ちいい。
晴れていれば木漏れ日が道に表情を作り、雨の日には森のしっとりした空気がバイクと自分を包む、私のお気に入りの道です。
san‐chan夫妻も気に入ってくれたようで、よかったよかった。

10:57 喜茂別町 尾根の道

さて、さっきのポイントから1kmも行かないうちに左の森が一瞬切れる場所があります。
そこから尻別岳が見えます。
それがどうした。ただ、それだけ。
なんてことないのですが、なんとなく好きなんです。
自分ひとりの時しか止まらないこの場所ですが、今日は止まってみました。

san‐chan旦那さんのハーレー、排気管の前後の高さが違うのは、もちろんカスタム。エアクリーナーも違いますね、たしか、サンダンスさんのもの。
san‐chan奥さんのER-6F、リヤショックスプリングの色が違いますね。このターコイズブルーのスプリングは、NITRON(ナイトロン)ではないでしょうか。
でも、この日、3人は一回もバイクカスタムの話をしないのでした。

さて、羊蹄山の展望スポットはあと二つあります。
ちょっと先を急ぎましょう。(つづく)

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