3連休はずっと仕事でした。
通勤にしか使えなかったV7Specialゆきかぜ。
「空と雲と風と。」ツーリング以降、高速側の馴らしが進んだせいか、低回転から力が少し増し、そしてねばり強くなった、という話を前々回の記事「ゆきかぜ快調」でしました。
この通勤中、やはり好調になっている状態が体感できたので、簡単にレポートします。
僕の通勤路は、市街地の中の片道約7km。以前は峠を二つ越える通勤をしていたが、現在の仕事場は、峠を越えることもなく、ただ、前半は坂を上ったり下りたりを繰り返し、後半は平坦な往復4車線路を信号に停められながら進むという状況。
それほどひどい渋滞にはならない時間帯に走っているが、それでも車列は長く、信号は赤から青になっても渡れないうちにまた赤になることもある。
通勤時、すり抜けは一切しない。車の後ろについて進むから、バイクだから通勤の時間短縮ということは全然ないのだった。
こんな混んだ市街地を走って行く通勤ライドだが、ゆきかぜ号、先のツーリングからこっち、2000rpmくらいのねばりが増し、また1stギヤでのぎくしゃく感がかなりなくなり、1st1200rpmから下り坂でそーっと開けていくときのドン付が消え、滑らかに加速できるようになった。
通勤路の前半の坂道、登ったり下ったりするのだが、もともとパワーが低いとは言ってもナナハンツインでトルクで軽々と坂は登る。その登坂中でも、アクセルのひねりのわずかなところにも過敏でなく、しかし確実に反応してタイヤが路面を蹴るようになった。
また、4速で2000rpmくらいの回転で定速走行している状態から、アクセルワイヤーの遊びをとり、そこから柔らかく張力をかけるような感じでじわりと開けて行ったときに、エンジンがふわっと反応して回転を上げるようになった。
もちろんそこから大きく開ければ、途端に路面を蹴っ飛ばしてのダッシュが始まる。
シャフトならではの開けるとリヤが持ち上がる感じは、それほど顕著ではないが、確かに感じる。
右手の開ける角度に忠実にエンジンの反応が変わり、表情が変わる。
ゆきかぜの全身が、一つの有機体のように、開けると前に出ようとし、閉じるととどまろうとし、ブレーキもまた右手の指先の力加減で姿勢コントロールができる。リヤもよく効き、右足でリヤを沈めながらバランスを見て右手でのハードブレーキングにも対応できる。
5700kmを越えて、さらにエンジンが熟成を進めたような感覚。
革靴も、初めは固くて苦労するが、自分の足に馴染むと手離せなくなるように、丈夫で固いジーパンが、着ていくうちに徐々に自分の身体にあった皺ができ、こなれて履きやすくなっていくように、このイタリアン空冷Vツインエンジンを持つバイクは、買った時が完成ではなく、乗りこなしていくうちにまた、馴らしも進み、本領を発揮するようになっていくようだ。
まだまだ知らない表情を持っていそうなV7Specialゆきかぜ。
いろいろと試したいこともたくさんある。
(これは通勤路ではなく、国道275号線の北の方。空いていました。) |
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