赤井川の野菜で夕食を。

「北海道赤井川村のおいしい野菜」で紹介した二川農園さんの野菜。
もう一週間前になりますが、12日（土）に妻が料理してくれました。

ピーマンの肉詰め。
肉厚でジューシーなピーマンがあってのこのおいしさ。
ああ、おいしい。

焼きナスのおひたし。
これがまた、とろけるやわらかさ。そして奥深いおいしさ。
やさしくて複雑で、ただ焼いて、皮をむき、切って、かつお節を乗せて醤油をかけただけのナスが、こんなにおいしいとは。

キュウリと、トマト、ゴマ。細かく切ったネギ、の和え物。
トマトの甘み、酸味、しっかりとした濃い味。そしてとげとげしくない味。
見た目はあまり変わらないのに、味は全く違う。

ああ、おいしい。
食事が無機質にならない。
いつもの食事でも、妻と会話しながら食べているが、今回は野菜のおいしさに、一口ごとに感動しながら、そしてそれを共有しながらいただいた。

例えば僕はツーリング先でたまにカロリーメイトを食べるが、それは成分としての「栄養素」を摂取するため、という意味合いが強い。
また、僕はグルメではなく、おいしいもの、話題のものを求めて食べに行くことは滅多にないし、例えばパーティーなどでホテルの1万円コースの料理を食べても、いつもの妻の作ってくれる、二人で材料費500円以下の夕食の方がずっとおいしく感じるタイプの人間だ。

しかし二川さんの野菜は、味にわざとらしいところがなく、自然な感じなのにとてもおいしく、食べると驚いて、そして笑顔になってしまう。
食事が健康のための栄養の摂取であるという側面と、おいしさを楽しむという側面と、本来、それは分かれていないものであることを、統合された、しあわせなものであることを、思い出させてくれる。そんな味なのである。

サプリメントで摂る栄養素は、薬のようなものだ。
ただおいしさの快感を得るためのグルメ食は、えてして高カロリーで満足するまで食べると体に悪かったりする。
または、高価すぎたりする。
中には、高価であることを味のひとつとして楽しむ向きもあるようだが、僕には縁のない話だ。そんな金もないしね。

二川さんの野菜。
本当においしかった。

「北海道赤井川村のおいしい野菜」の記事の中には、二川農園さんの直売（宅配便で全国発送可能）商品の問い合わせ先も載っているので、興味のある方はどうぞ。