2014年8月21日
クシタニ コンプリートジャケット(2014)。
革ジャンが欲しいと思い続けて30年。
今年、我が家に革ジャンがお目見えしました。
クシタニ、コンプリートジャケット(2014)です。
暗い室内で写真を撮ったので、画面が汚れています。
コンプリートジャケットは、バイクウェアメーカー、クシタニの定番ライディングジャケット。
今年、大きくモデルチェンジしました。
最大の変更点は「革」。
去年までのオイルを浸透させた牛革のジャケットから、
レーシングスーツの革と同じ、フッ素加工したホルスタイン革を使用しています。
フッ素樹脂を皮革繊維の中にまで浸透させているため、雨などの湿気にも強いのが特徴で、劣化しにくくなっています。
しかし、反面、オイルドレザーのあのしっとりした風合いは、失われています。
また、デザインも変化。
去年までのモデルは両胸に斜めに入れたファスナーからアプローチする2ポケットだったのに対して、今年のモデルは両脇通常位置に二つのポケット、胸のポケットは片方にして表側に2ポケットにしています。
また、袖の上腕部に風を取り入れるための入口を二つ新設。
背中にも風を抜くためのファスナーを二つ入れています。
これにより、以前のモデルよりも暑さに強くなっています。
また袖の根本の前側の部分には動きやすさのためにケブラ―ニットを配しています。
背中には、波型スポンジの脊椎パッドが最初から入っています。
他、両肩、両肘にパッドが入って、衝撃に対してある程度の防御性能があります。
今回私が買ったのはLサイズ。
重量は自宅の体重計ではかったところ、2、8kg。
上着一枚としてはずしっとくる重さです。
しかし、革の厚さや、プロテクターも装備していることを考えると、そんなあたりか…と思います。
見て通りの立体裁断で、バイクでの乗車姿勢をとった時に一番ストレスがなくなるように作ってあるので、腕が前よりについています。普段使いするには、普通に立って腕をだらんと下にさげると、腕の付け根の後ろ側が少しあまるような感覚になります。
乗車用と割り切って購入したので、そこは我慢。
オイルドレザーのあのしっとり感は失われているものの、革のあの独特のいい匂い、そして十分に厚くてしかもとてもしなやかで柔らかな革は、その重量感、その質感ともに、心地よい「存在感」を与えてくれます。
この革ジャン、脱いで手に持っているときはずっしり重いのですが、来てしまうと重量が分散されて、重さをそれほど感じなくなります。
このあたりもさすがですね。
裏地は全面メッシュ。そでの中にもあり、汗をかいても張りつく心配はありません。
内ポケットも装備しています。
ハンガーに掛けたり、テーブルの上に置いたりすると、平面的になって幅広な印象を与えますが、
実際には結構タイトなシルエットです。
中でもこもこに着ぶくれして、その上から羽織る……という使い方はできません。
もしも冬もこのジャケットで走るというならば、薄くて暴風性能が高くて、暖かいインナーウェアの購入が必要でしょう。
そではスリットが入って、ファスナーで閉めるタイプ。
ファスナーを占めると袖口は結構タイト。長いグローブのカフスは外に出すことになります。
縫製の丁寧さ、縫い目の揃った美しさは、これはさすがクシタニでしょう。
表側にメーカーロゴの刺繍やプリントがない、シンプルなデザイン。
最初から革がしなやか、柔らかくて、新品の革製品の、買ってしばらくは堅くて、着こなすことによって自分だけの着心地を育てていく…というよりは、最初から完成した革ジャケットを買ったような感じがします。
しかし、それでも私が着て、走ってを繰り返していくうちに、徐々に着皺も増え、革もさらにこなれてきて、私の身体に徐々になじんでいくことでしょう。
実はまだ、3回しか来て走っていないこの革ジャンですが、バイク同様、時間をかけて自分に馴らしていきたいと思います。
走ってのインプレッションは、「空と雲と風と」ツーリングで取っていますが、また、別の記事でお話ししたいと思います。
さて、クシタニ君、もしかしてこれから、バイクよりも長い付き合いになっていくかもしれないが、どうぞ、よろしくおねがいします。
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しっとりとした革の風合いは着るたび
返信削除馴染んでくるのでしょう。
良いもの買われましたね!
私は、どうも革は重く感じてフェイク
を選んでしまいます。
軽いのが最優先かな~😅
いちさん、こんにちは。
削除革ジャンは高価で何度も買えないので、これが一生モノになるのではないかと思います。
換気機能がついているので、気温対応幅も広く、真夏以外は着れそうです。
パッドが厚く、カットも乗車用なので、普段使いはできない感じですね。
バイク専用で、長く着たいと思います。