2014年8月26日

いいかげん。

札幌の風はもうすっかり秋の風。
季節は、はっきりと変わり始めています。

ああ…今日の記事はぐだぐだです。すみません。




先日、職場で声を掛けられました。

「あのモトグッチ、○○さん(僕の本名)のだったの?グッチ乗ってるの?すごいね!」

部署が違うため、挨拶程度しか話したことのなかった人なのですが、
職場の駐輪場に停めていたV7ゆきかぜを見て、持ち主が誰か気になっていたようです。
ヘルメットを抱えた僕を見かけて、持ち主が意外にも僕だったということで声を掛けてきたのでした。

僕がバイクに乗ること自体、意外だったようですが、僕も、その人がバイクに乗るとは思っていなかったので、少し驚きました。

「昔乗っていたんだよ。250ccだったけどね。モトグッチは憧れだったね。すごいね。」

ゆきかぜに乗ってから、声を掛けられることが少し増えました。

声を掛けてくる人はみんな、モトグッチというメーカーに注目しているようで、その独自性や歴史などに興味のある人もいました。

僕はと言えば。
モトグッチというと、イメージされるのは、「1000S」。
これは、1996年、広島の山中で出会い、僕のGPZ1100と少しランデブーした車です。
前のブログで記事にしたことがあります。)

モトグッチ社は現存するバイクメーカーとしては相当に古く、戦前から続く、伝統ブランドです。
戦前はレース活動も盛んで、V8レーサー(!)を開発したりしていたこともありました。


今、僕が乗っているV7は、スモールブロックと呼ばれ、グッチの中でも小さいエンジン。

日本におけるモトグッチのイメージとしては、大きなエンジン、大きな車体、矢のような直進性。
細かいワインディングでは国産車のように、ちょこまかと走ることは不得意、イタリア車だけあってよく壊れる…、という感じでしょうが、現在のV7はブレバ750の後継種で、ブレバ自体、「壊れない」のです。
僕のV7も、パンクはありましたし、理由の分からないガソリンなぜか吹き出し問題が1回ありましたが(1回で十分か!日本車ではありえない)、壊れません。
雨でも、止まりません。
オイルも吹かないし、電子関係も問題ありません。
なぜか、メインスイッチを入れた最初だけ、ニュートラルランプが点灯しないのですが、でも、ちゃんとニュートラルは認識して、クラッチを握らなくてもセルが回ったりもします。
一度他のギヤに入れてしまえば、次からニュートラルランプはちゃんと点きます。

もう、イタリア車ということで、ものすごく構える時代ではなくなったのだと思います。

ただし、モトグッチのことを分かっていない人が整備すると、ファイナルドライブにギヤオイルを入れ過ぎて、ブリーザーのないV7のファイナルドライブからオイルが吹いたりすることもあります。

まあ、僕にモトグッチのメカを語る資格はないのですが、特性を理解しない整備が、トラブルを生んでいることも多いようです。

ただ、間違った整備がトラブルを呼ぶ…というのは、日本車でもよく起こる話。
リスクを承知で自分で整備を学び(決して他人のバイクをいじっていはいけません。)、自分で整備して安全に走らせるようにしていくか、信頼できる「プロ」を探し当てて、任せるか、どちらかを選ばなくてはなりません。
これも、なかなか簡単なことではありませんね。


さて、話がぐたぐだになってきましたが、要するに僕の場合、バイクに詳しく整備もできるフリークではなくて、ちょっとライテクにはオタク的こだわりはあるものの、メーカーにも、「外車」にも特にこだわりもなく、そこまで思い入れや知識もない、中途半端にバイクにやや詳しいおっさんなのでした。

だいたい、モトグッチに乗っている今も、カワサキのオーナークラブ「KAZE」にはまだ入っていて、(しかもその理由は、退会手続きをするのがめんどうだから…)、「KAZE]の機関紙の懸賞クイズであたった「カワサキ」のロゴ入りブルゾン(2年間の使用で袖に小さな穴付き)を着ていたりするのでした。

カワサキジャケットでモトグッチ。

なんか、真面目なモトグッチファン、モトグッチ乗りのみなさまには、申し訳ないような、そんな状態なのでした。

「グッチ乗り」と名乗るには、あまりにいいかげんな僕。
GPZ1100に乗っている時も、「カワサキ乗り」のノリとは、かな~り遠いところにいたような気がするのですが、バイクを乗り換えても、そのあたりは全然変わっていないようなのでした。

だから、「え、イタ車乗ってるの!?、すごいね!!」
と、言われても、そういってくれた人の期待には応えられるわけもなく、
何と答えたものやら、答えになかなか窮するのでした。


ま、どうでもいい話ですけれども…。

4 件のコメント:

  1. ノープロブレム。ぶれてませんから

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    1. 竹さん、こんにちは。
      ありがとうございます。
      まあ、私もこの件では、別に改善しようという意思もない…という状態なのですが(^^;)
      ノープロブレムと言ってもらえると、ほっとしますね。
      竹さん、ありがとうございます。

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  2. バイク歴が長い方は、良く解ってらっしゃる。何が
    いいのかを。
    購入動機も、若い時とは変わってきますし、たまたま
    グッチだっただけの事です。
    バイクはどんどん進化して乗り易くなりますが、もう
    ちょっとアナログ的な人間にも扱えるように
    して欲しいですね(笑)

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    1. いちさん、こんにちは。
      私の場合、若い頃からバイクに求めるものはあまり変わっていないのですが、体力の衰えとともに重量級がきつくなってきました…。
      インジェクションはバッテリーが完全に上がってしまうと押しがけもできなくなるので、ちょっと怖いです。
      電子制御によるブラックボックス化は、便利ですが、どこか怖さも付きまといますね。
      …な~んて言ってることが旧世代だということになるのかもしれませんが、電子のお世話になっても、この感覚は持ち続けたいと思います。

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