2017/7/23 9:53 |
今は閉館してしまった新見温泉までは、舗装はしているが狭い1車線、時折1,5車線のつづら折り。道の外はすぐに谷底まで数百メートルはあるかという高い崖だ。
この道は楽しい。
夏は緑のトンネルになるのがいいし、秋もいい。飛ばすのも楽しいが飛ばさずに山の気を感じながら下っていくのがとても楽しい。
新見温泉から下は2車線の道になる。これも低中速コーナーが続き、回り込んだカーブも多くて、テクニカルな楽しい道だ。下っていくと、革ツナギを着たライダーが一人、道端で休憩していた。
挨拶をかわして通過する。マシンはスーパースポーツタイプ。
この峠で一人で練習に来るのは、相当なマニアと見た。そして、ただ停まっているところを見ただけだが、腕も相当とお見受けした。できる人独特のオーラが漂っていた。
さて、新見峠を蘭越まで下って、国道5号に出る。国道5号を東へ少し走って、昆布から道道32号へ入った。この道はバイクブログ『此先松倉』の「オザキ」さんの定番コースで、僕はこの道をこのブログから教わった。
路面がよく、空いていて、走りやすい。この道で、向こうから走ってくる何台かのバイクに出会った。
しばらく行くと、道はT字路に。左は道道314で、オザキさんの定番コース。
道道32号は直進して太平洋側、豊浦方面へ進む。
しかし…。
2017/7/23 10:30 |
どうしようか…と思ったが、まだ通ったことのない道だし、ダートの長さも6.8kmだし、まあ行けないこともないだろう…と前進することにした。
するといきなり砂利道になり、その砂利道がダートでなくて、「砂利」を撒いたものだったので、かなり苦しむ羽目になった。深砂利はオンロードバイクが最も苦手とする路面のひとつ。
しかも急坂。引き返そうか…と思いながらその坂を上っていくと、簡易舗装された高台に出た。
2017/7/23 10:38 |
2017/7/23 10:38 |
昆布岳の裾野にも大規模な牧場が広がっているのが遠く見渡せた。
…、で、少し進んでみたのだが…。
2017/7/23 10:42 |
やっぱりダートになった。しかも、路面はいろいろ変わる。
でも基本は砂利敷き。砂利が掘られて土が露出しているところは、ぬかるみになっていて、これは砂利以上に苦手なところだ。
坂もかなりきついのが続き、カーブも細かく、北海道にしては珍しい、非常に細かい地形に沿ったくねくね道になっている。
ギヤもほぼ1速固定。2速では走れないほどだ。
わずか7km弱の砂利道だが、なかなかてこずる。
2017/7/23 10:52 |
間違って谷側へ転んだら、そのままずっと滑落していってしまうだろう。
神経をすり減らしながら、1速で下る。
隙あらば2速へ入れ、エンジンの発熱量を減らすようにしながら、砂利道を下っていった。
ごめんね、ゆきかぜ。
さて、だいぶ下りてきたなあと思う頃、こんな看板が。
2017/7/23 10:59 |
この道でどうやったら片道交互通行ができるというのだろう。
さすがにおかしくて、停まって写真を撮ってしまう。
すると200m先には、
2017/7/23 11:00 |
この高速のメインテナンス工事をしているのだった。
なるほど、これならあり得る。
橋脚の下からは、広い舗装路の2車線の道になっていた。
…あ、ダート終わったのね。
ところで、豊浦側へ出たのは、めずらしく、今日は行きたいところがあったからなのだ。
早速、海沿いへ出て、まずは洞爺湖町、虻田の方まで行ってみよう。
(つづく)
コメントはご無沙汰しておりますが、いつも楽しく読ませて頂いております。
返信削除r32の未舗装路区間、ゆきかぜにとっては少し試練だったかもしれませんね。
しかしオフロード走行向きではないゆきかぜで道道70号を始め、いくつもの未舗装路をざくざく踏破する樹生さんには感心させられます。
緒崎松倉さん、こんにちは。
削除私もブログ拝見しています。
実はいつ転ぶかと、ひやひやしています。
ガード類を付けていないので。
20代の頃から林道走行は好きで、なのにオンロードバイクが好きという、
よくわからない性格のため、ゆきかぜ号には、毎回気の毒なことになっています。
なんというか…くせ、みたいなものですね……。