2018年6月26日

霧の中を。2

2018/6/24 8:43
赤井川の道の駅から国道393で峠を越え、倶知安町へ。
羊蹄山の北山麓は雲が低く、羊蹄山は見えなかった。
気温も17℃を下回り、結構涼しい。



2018/6/24 8:43
これから進む西の方角はさらに雲が低い。
ここはまだ降られていないが、これは来るのか?

2018/6/24 8:45
さらに西に向かうと、全体的に靄の中に入ったようになってきた。
遠く畑の中の木々が、霞んでいる。

2018/6/24 8:45
このあたりの6月の風景だ。
寒い時は10℃を切るし、暑い時は30度を超えるときもある。(今年はまだのようだが)
こうした寒暖差が美味しい野菜を育ててくれる。

さて雲の方角だが、進むことにしよう。

国道393号から裏道へ外れて、国道5号線までをショートカット。
5号線を少し北上して、道道604号に入る。

ヘルメットに水滴がついてきた。
バイクウェアも気づけば濡れ始めている。
早めに、雨具を着ることにした。
北海道では夏でも雨が降れば寒い。
雨の中で蒸れてどうしようもないような、蒸し暑い日は、まずない。
だから、北海道に限って言えば、雨具に透湿性はそこまで求めなくてもいい。
欲しいのはひたすら、完璧な防水性なのだ。

ホームセンターで買った安物の合羽。
薄手の記事で、透湿性はないが、本降りで振り続く雨の中を3日間走り続けて
中が全然濡れなかった実績がある。
そいつをウェアの上から着た。

路面がしっとり湿っている感じで、ところどころに農作業車が落とした土や砂、時に堆肥などが落ちている。
今日の道道604はとても飛ばす気にはなれない。

それでも、走りがいのある道だ。
でも僕にはまだこの道は高速寄りに感じられる。
僕を育てた広島や中国・四国地方の山の中の道は、
殆ど直線区間のない、1.5車線から、所によっては1車線の道なのだ。

事故を絶対にしないように、樹をつけて慎重に、慎重に走った。

道道604の出口は道道66、ニセコパノラマラインとのT字路である。
そこは駐車場になっていて、トイレもある。

靄はさらに深くなってきていて、
「霧」というレベルになってきた。
駐車場に停めて、雨具の下も履くことにした。

休日の9時だというのに、バイクが一台も通らない。
雨、霧で山の姿も見えない日には、まあ、そういうものか。

まさか霧で通行止めもないだろう、そうなったら引き返せばいい。

道道66号を、南へ。ニセコパノラマラインを登り始めた。

すると…。
2018/6/24 9:24

ちょっと上っていくと、こんな景色になった。
視界50m。これは当然、速く走れない。
いや、みんながそう思っていてくれ。
この中をぶっ飛んでくる車やバイクがいたら、かわせるか、わからない。

ひゃ~。久しぶりに、これはキビシイ視界状況だなあ…。
と、ペースを落とし、さらに慎重に登っていくことにする。

(つづく)

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