2018年6月5日

遠くへ。2

2018/6/3 5:46
当別町を過ぎ、国道275号線を北上する。
寒さ対策に羽織った合羽の上が効いていて、寒さは感じず、快適に距離を稼げる。



月形町を過ぎると、道は石狩川の側を走っていく。
看板があったので、小休止も兼ねて止まった。
2018/6/3 6:00
写真右端が国道275、それ以外の緑はすべて石狩川の河川敷なのだが、とても流れは見えない。
2018/6/3 6:01
ここから、堤防が東に伸び、国道は緩やかに北上していく。
今日は石狩川の水源地域を越えていく。
まだ61km地点。先は長い。

国道275号は、札幌と滝川方面を結ぶ道として、国道12号の裏道のようになっていて、交通量は結構ある。しかし、流れはよく、信号でのストップも少ないので、バイクにはなおさらにいい。
車の流れに合わせ、快調に走っていく。

2018/6/3 6:22
国道451号線にスイッチして、石狩川を渡った。

ここからは国道12号を行く。
深川の道の駅に寄って、トイレ休憩と、体操を少しした。

2018/6/3 6:50
今日は走る時間が多いのでアライのフルフェイスを被ってきた。
グローブは、クシタニ、ロングカットグローブ。だいぶなじんできた。
元々頭痛持ち。
頚椎ヘルニアもやって、腰痛もある。昔の怪我の後遺症もある。
身体をほぐして、むりないように、今日は慎重に走っていく。
さて、気温が上がってきた。ここで合羽を脱ぐ。

2018/6/3 6:52
国道12号を旭川へ向かう。
途中、石狩川が見えるスポットがあった。まだまだ大河だが、だいぶ小さくなってきたような気がする。

今日は毎回立ち寄ろうと思いながらも通過していた神居古潭(カムイコタン)に寄ってみよう。

2018/6/3 7:02
神居古潭は、アイヌ語で神の住処。
旭川の盆地と、石狩平野との境界にある、険しい流れの区間を指している。
今はすぐ脇を国道12号はトンネルで越えていく。
昔、僕が若かった頃はこのトンネルはなく、国道はこのカムイコタンの横を通っていた。
難所だったわけだ。
今は公園になっている。


川幅がここだけぐっと狭くなる。両側にそう高くないが切り立った崖の岸が続く。


上流を見てみよう。
川は身をよじりながら、この渓谷を流れ下ってくるのだ。

2018/6/3 7:04
さあ、もう出よう。
先を急ぐ旅はあわただしい。
それは、旅の豊かさというモノとは、少し違うものだろう。
でも僕は少し、このあわただしさが好きなのだ。

目的地の到達目標時刻は9時。
いや、別に遅れても何の支障もない。
ただ、こういう時間までにつくというラリー的な走りも、
若い頃に、限られた時間でどれだけ遠くへ行けるか、トライし続けた経験が
いつの間にか、くせになって僕の中に残っているのかもしれない。

遠くへ。

それが僕のバイク旅のひとつのコンセプトになっているらしいのだった。

行こう。
今日の目的地は決まっている。
何時に着いてもいいのだが、朝の匂いが少しでも
残っているうちに着いた方がきっとふさわしい。

たのむぞ、ゆきかぜ。
(つづく)

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