2018年6月2日

ゆきかぜ帰還。タイヤ&小金湯不動(カツラ)再訪問

 ゆきかぜ号、帰ってきました。
 フロントタイヤの超スローパンクチャーかと思われた症状は、スポークホイールにチューブレスタイヤを履かせることを可能にするためのシーリングの一か所から、ほんのわずかに空気が漏れているというものでした。
 もう、5年前からの仕様ですから、経年変化としていいと思うのですが、ズームさんは、クレーム処理という扱い。つまり、無償での修理をしてくれました。貼り直した部分をドライヤーで熱しながら圧着、さらにヘラを用いて空気が少しも入らないように丹念に仕上げ、テストした上でタイヤ交換してくれました。
 今回当初注文したのは、リヤの銘柄と同じ、メッツラーのスポルテッククラシックだったのですが、在庫切れで入荷に3か月ほどかかるため、即入荷可能のレーザーテックとしました。
ズームさんの話によれば、同じ銘柄、同じパターンでも、ゴムの組成を少し変えてきたということで、地味~な、バージョンアップはちょくちょくされているようです。でも、実勢価格が1000円ほど、アップしてしまったとのことでした。

表情は上の写真の通りで、まだ生産時にできる「ヒゲ」だらけ。
履いて走った第一印象は、新品は「丸い」!ということ。摩耗していないので、きれいな外側のカーブがハンドリングを軽くしています。
減ってきたタイヤでは、直進、直立時には少しその状態を保とうとし、そこを少し押しのけてリーン、舵取りが始まるという感じでしたが、新品に換えると、直進時でも、リーン方向が切れ目なくというか、すぐにきっかけなしで倒れ始める感じです。その分、ハンドルの内向は少し遅れる感じで、すいっと倒れるその軽さは、本来のものだと頭では理解するものの、減ってきて粘り気味のハンドリングに馴染んでいた体は、ちょっと軽すぎるかのように感じました。
さらにびっくりしたのは、フロントが少し高く感じたこと。
両輪が減ってきていた中で、フロントだけ新品にしたので、外周が大きくなった分、前だけ少し高くなったのですが、たぶん、数ミリの世界でしょう。
それで姿勢の違いが感じられるって、ちょっとモトグッツィさんは敏感すぎるような気がしないでもないのですが。
いや、もしかして、ただの気のせいなのかもしれません。というのも、若干前が高い気もしますが、特に走りに違和感はないので。もう少し走りながら、姿勢を感じてみることにしましょう。


さて、今日、6月2日。午前中にちょっとだけ走って…というか、バイク散歩してきました。
道道82号線、札幌市の真駒内から市街地を避けて西側の山の中を進んで西区に至る、その南区と中央区の間の峠が小林峠。今はトンネルで越えてくのがメインルートですが、旧道がまだ走れるようになっています。その旧道の途中に私のお気に入りのコブシの樹があります。以前、この峠を通勤ルートにしていた時には、春一番に咲くこの樹のコブシの花を楽しみにしていたものでした。
今日は新緑。久しぶりに樹の下に止まってみました。

そしたら、あ、そうだ、久しぶりに小金湯不動を訪ねてみよう…と、思いついたのでした。


道道82号を真駒内方面へ下りて、下りきらずに途中で東海大学キャンパス方向へ。
そのまま南沢まで行って、そこから白川方向へ抜ける抜け道を行きます。いつも通る道ですね。
白川から豊平川の北岸を行く市道を行きます。
八剣山のトンネルを抜け、国道230号に合流する直前でさらに直進すると、小金湯温泉に行きます。
その小金湯温泉の前庭、駐車場の所にあるのが、「小金湯不動」と呼ばれているカツラの樹です。樹齢約700年と言われる巨木で、私もこの10数年間でおそらく10回以上訪ねています。

少し、雨が、ポツポツと落ちてくる中、小金湯に着きました。
小金湯不動は、今年も元気に葉を繁らせていました。


700年の巨木、老木ですが、葉は毎年、新しく、みずみずしく。



樹の周りには、たくさんの石地蔵が並んでいます。
ジャーマンアイリスも、咲いていました。


小金湯不動は、大きなカツラの樹。
もともと樹の中央にあった主幹は失われ、主幹を覆うように生えた「ひこばえ」が大きく育って今の形になっていると思われます。
だから一本の樹なのですが、たくさんの樹からなる森のようでもあります。
大きくて、気持ちのいい樹です。

この樹については、前のブログで何回か記事にしています。
今日はそのうち最初の「北海道の樹を訪ねてー1-札幌小金湯不動(カツラ)
を、ご紹介します。私がブログを始めた頃。2007年3月1日の記事です。
初心の大切さを、なんか思い出させる、昔のブログです。


さて、雨はポツポツですが、空が少しずつ暗くなってきました。
今日はこれで帰ることにしましょう。


今日、久しぶりにクシタニのコンプリートジャケットを着て走りました。
このジャケットについては、
こちらの「クシタニ コンプリートジャケット(2014)。」で製品の紹介を。
こちらの「クシタニ コンプリートジャケット使用感」では、着用して泊りがけのツーリングに行ったときの感想があります。

今日、久しぶりに着て走っての感想は、ライディングポジションを取ったときに一番ストレスなく自然になるように作ってある、ということでした。
このジャケット、手に持つとかなり重量感があります。
しかし、着ると、重さが分散されるのか、そこまで重く感じない。
でも、真っ直ぐ立った姿勢では、肩パッドがあたりがごつい感じで、絞ったウェスト周りももう少し緩やかな方が自然な感じ。立ったまま前のファスナーを閉めると、なんだか少しどこか突っ張ったような感じになります。
しかし、バイクにまたがって乗車姿勢を取ると、印象は一転。楽になるのです。
守られ感はあるのに、ほぼ、重さや窮屈感を感じさせない。
そして革の安心感。
予想以上の温度差への適応能力。
改めてこれ、すごいなあ…と感心したのでした。

では、どうして今まで出番があまりなかったのかというと、
バイクを降りた時の「ごつさ」がなんとなく気になり、それに追い打ちをかけるような「真っ黒」な色が、「バイク乗り」感を出してしまって、なんとなく、気が引けるのでした。いや、それでいいんですよ。
なのに、なんとなく、自分らしくないような気がしてしまうのです。

やはりコンプリートジャケット、乗車メイン、乗車専用の革ジャンと言えそうです。
それだけにそこに特化した性能は、さすがという感じでした。
一日走りっぱなしのツーリングには、こいつがやはりいいでしょう。
真っ黒の外観を厭うなら、ベストを上から羽織る感じでしょうか。

写真出典は、ペアスロープのHPより、「RVM-05 ライディングベスト」
ペアスロープのメッシュのベストなど、いいかもしれません。
……でもそこでまた、お金の問題がね…。

2 件のコメント:

  1. 自分も夏まで持つかと思っていたCB1100のタイヤが持たなくなり、急いで注文しました。
    しかし時すでに遅し。いつも買う時はシーズンオフがメインだったのでどこも在庫が少ないです。
    今回は銘柄も変えたので交換が楽しみです。樹生さんのタイヤインプレも楽しみしております。

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    1. 緒崎さんこんにちは。
      やっぱりそういうこと(=品切れ)が起きるんですね。
      今まで、タイミングのせいか、タイヤの品切れってあんまり経験なくて
      「ああ、そういうこともあるよなあ…」
      と、今回改めて認識しました。
      ニュータイヤ、今日(6月3日)さっそくちょっとあったので、
      そのうちにインプレッション記事を書きます。
      同じレーザーテックなのに、印象が違いました。
      「お楽しみに…」なんつって。^^;)

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