早春の赤井川へ。（３）

早春の赤井川へ。
カルデラ盆地を少し逍遥して、道の駅「あかいがわ」へやってきました。

昨年（2015年）4月にオープンした、道内115番目の道の駅。

木造のきれいな建物、広い駐車場、ドッグランもある。

2016/4/24　　10：21

でも、バイクの駐車スペースが駐車場の一番奥で建物から一番遠いのは、一般的でないやり方。
まあ、文句も言うまい。


昨年オープンした道の駅「あかいがわ」だが、その前は農地だった。
確か、田んぼだったのと思うのだが…。
しかし、さらに以前には、この地に駅逓（えきてい）があったそうなのだ。
バス停の標識の裏に、次のような説明が貼ってあった。

　　　五十万坪駅逓所の由来 

この地は、明治43年から昭和17年までの間、余市方面や小樽方面へ向かう荷馬車や往来の人たちの休憩所、宿場として利用されていた駅逓所（駅）があったところで、今も昔も交通の要衝となっています。
五十万坪とは、都地区というこの地の旧字名です。

現在の住所　余市郡赤井川村字都190番地１６
当時の住所　後志国余市郡赤井川村字五十万坪

煙突は薪ストーブ。
飾りじゃなくて、本物がきれいに燃えている。
建物の裏手は庭になっていて、こちらはまだ整備中。

このブログでも、何回か訪問している。
トイレもあって、休憩には良いスポットだ。

中はこう。
木製の梁。骨格。三角の大屋根の平屋建ては正解だと思う。
僕が着いた10時半前は空いていたが、僕が出る11時前には、駐車場はたくさんの車が止まり、バイクのマスツーリングが来て、その上大型観光バスが入ってきていた。
どうやら、繁昌しているみたいだ。
赤井川ファンとしては、ほっとする。

せっかく寄ったので、トイレをすまして何か買って食べようと思った。
パンを一つだけ…と思って買ったのがこの豆パン。「茶豆チーズパン」

説明を読むには、写真をクリックして拡大します。

 道の駅「あかいがわ」の中のパン屋さん、「うららベーカリー」。
赤井川村115年の歴史の中で、初めてできたパン屋さんらしいが、はっきり言って、「うまい！」

茶豆チーズパンは、枝豆の入ったチーズ味のもっちりした生地のパンだと思っていただければいいのだが、まず、焼きたてということで、温かい…というか、熱くてびっくりした。それがまた、本当においしくて、ああ、焼きたてパンはこんなにうまいのか、と感動してしまった。
安くて、うまくて、かなり人気のようだ。そして道の駅で焼いているので、焼き上がるとすぐに並ぶ。

写真の右側にあるのがパンフレットだが、村の農産品を使ったパンは、適当にパンを仕入れて売っているのとは全然違い、ぜひお勧めの味だ。

売店には、赤井川村で作られたものが売られている。
ニセコの道の駅のように、農産物を売ることが中心的な大きな店舗ではなくて、調理もする休憩所と軽食レストランに、農産物も少し売る店舗がついている感じで、それも時期的に生野菜がでるころでなかったこともあるのか、包装されたきれいな米や、トマトジュースなどがあった。

 二川農園さんのミニトマトジュースもある。税抜き1500円だが、このおいしさはすごい。
水も加えていないので、とろっとていてソースみたいだが、自然の甘みってこんなに濃くておいしいのか、と教えられる飲み物だ。
がぶがぶ飲むにはちと値が張るが、これは味からすると、そしてミニトマト120個分が入っていると思うと、とても安いと言えるだろう。贈答用になるかもしれないが、よろこばれること間違いなしだ。


 食事のあと、パンの袋を捨てようとしてゴミ箱を見たら、分別の張り紙が面白かった。

壁の紙（ラミネート加工）には、「燃えるゴミ」、「燃えないゴミ」となっているが、ゴミ箱の方には、「萌えるゴミ」「萌えないゴミ」となっている。
萌えるゴミの絵に使われているのは、2014年に決まった赤井川のマスコットキャラクター「あかりん」。
他のゴミ箱にも描かれている。

あまり派手でなく、押しが強すぎないのがかわいくていいと思った。


道の駅「あかいがわ」のｆａｃｅｂｏｏｋに載っている「あかりん」の映像を少し引用する。
かわいいキャラが、ちゃんと農村を表していると思う。

たぶん、基本バージョン。　稲作かな。

畑作バージョン　
2015年4月26日現在、ｆａｃｅｂｏｏｋのプロフィールはこれ。

ハロウィーンバージョン

ウィンターバージョン

ひなまつりバージョン

もともと大好きな赤井川なのだが、道の駅のパンや、飲み物、アイスクリームなど、これからの季節に向けても魅力がいっぱいだ。
例年以上にこのエリアに寄ることが多くなるかもしれない。

道の駅「あかいがわ」のｆａｃｅｂｏｏｋを見ると、最新情報が発信されている。
道の駅の情報だけでなく、村の情報も載っているので、面白い。

次回は「あかりん党」を買ってみたい。