2020年6月23日

2020夏至、深呼吸。(2)

2020/06/21 8:16
支笏湖から、美笛峠を越えて、洞爺湖方面へ。
途中、「きのこ王国」(という名のキノコ料理大規模食堂というか…)でトイレを借りる。トイレ棟が大きく、きれいで、清潔。時間が早いせいか、トイレの中は貸し切り状態だった。

走って、洞爺湖へ。
洞爺湖畔の東側を走って、北側の洞爺湖町中心部へ。
「水の駅とうや」の近くで休憩を。



2020/06/21 8:11
そこにある、ひときわ大きな樹。
大きいだけでなく、老木だ。


2020/06/21 8:11
老三樹の石碑。
回ってみると、看板もあった。
北海道記念保護樹林のひとつだった。

2020/06/21 8:12
一番若いセンの樹が大きく育ち、枯死した桜の二台めが育ちつつあり、クワの樹は樹齢1300年とか。


2020/06/21 8:12
これか。
全体としては、腐朽が進んでいる。何本かの鉄パイプなどで支えられ、樹木医の治療を受けつつ、生きているのだろう。


2020/06/21 8:14
葉をつけた枝、もうつけていない枝があり、
そろそろ寿命を迎えるのかもしれない。
樹は、おそらく地上でも長寿の部類に入るだろう。
1000年以上の寿命の樹が、日本だけで何本も何本もあるのだから。
しかし、開発や、伐採などで巨樹も数を減らしている。
僕が知っているだけでも、この10数年で、北海道の中だけでも記念樹とされた大きな老樹が、倒壊の危険性から何本か伐採されている。


2020/06/21 8:16
樹齢200年と紹介されたセンの樹の若枝。
200年など、まだ青年という感じなのか。

僕はもうすぐ58.
ちょっと前まで人生50年と言われ、60では還暦で長寿を祝っていた日本。
70は古来稀なり、で古稀である。
もう、完全に老人の域だ。

2020/06/21 8:17
いや、それでいい。

それでいい。時は流れ、止まりはしない。
僕も、あと何年走れるだろう、いつまで走れるだろう、と、
考えるようになったのだ、この頃。

答えなんて、決まっている。

走れなくなるまで、だ。

それは、来年かもしれないし、20年後かもしれない。
3年前に死んだ父と同じなら、あと30年は走れる。

でも、数字は問題じゃない。
心配することはない。

走れる限り、走っていればいい。

それで。

2020/06/21 8:41
洞爺湖の西岸を、南下していく。

緑のトンネルが気持ちいい。

いつも、30㎞/hくらいで、ゆっくり流すのだが、
今日は少しだけ、走る流れに任せてみた。

ゆきかぜと、僕の、呼吸に合わせて走る。
少し小走りしたり、ゆっくりしたり、トコトコッと駆けたり。

緑の気持ちいいところで、ゆきかぜを止めて、休憩した。

2020/06/21 8:43
今シーズンからカメラが新しくなった。
去年までのカメラは、去年、故障して、修理代の見積もりを取ったら、一か月以上かかって、8万円以上の費用が見込まれた。

新しいカメラ、写真の腕もなく、いろいろ設定もできない。
知識もない。
でも、なんか……なにか、ツーリング先での風景や、風の中の様子や、
その時の気持ちを、思い出す「よすが」を、……「撮りたい」気持ちは
あるのだ。
ブログをやっているからかもしれないが、
誰にも見せることのない、20代の頃から、ツーリング先では、「写ルンです」で、パシャッとやっていた。

やっぱりカメラが欲しい。
できれば、下手でも、写るヤツ。

買ったのは、ニコン、Z-50.
新しいミラーレス。
標準と、望遠のダブルズームキット。

まだ、全然馴染めない。

少しずつ、少しずつ、旅を重ねていこう。


2020/06/21 8:45
ふきの葉に、陽が射していた。

ただ、それだけのことが、心に遺る。
やがて、忘れてしまう、その風景。
写真に撮ることで、
思い出す、よすがに。

さあ、また、走ろう。

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