2015年6月22日

センタースタンド装着

我がMOTOGUZZI V7Special(2013) ゆきかぜ号。

センタースタンド装着は、2つめのカスタムです。


最初のカスタムは、納車時に施してもらった、前後ホイールのチューブレス化でした。
通常、スポークとリムの間は気密が取れていないために、チューブタイヤしか履けないのですが、
リムの裏側からぴったりと幅広で協力で丈夫な粘着テープを貼り、気密を保持してチューブレスタイヤの装着を可能としたものです。


メリットは、チューブレスタイヤがそのまま使える。(V7のようなサイズの場合、チューブレスタイヤの中にチューブを入れて使うのが一般的です。)
タイヤにくぎなどが刺さっても、空気が一気に全部抜けない。
チューブの分だけ、軽量化できる。(タイヤはわずかな重量増減でも、回転するので、慣性の働きが大きい。)
などです。



さて、今回のカスタム、センタースタンドの装着。
まずはスタンドそのものを見てみましょう。

上の写真が立てたことろですが、なんか「かかり」が浅いように感じませんか?
放っておいて自然にセンタースタンドが外れる、ということはないでしょうが、少しでも下り坂だと、ちょっと掛けるのを躊躇しますね。


反対から見ても、ちょっと浅いです。
あと3センチくらい、接地点が前に出ていてほしいです。



センタースタンドは、純正部品。MOTOGUZZI社製です。
鉄パイプを組み合わせて、補強を入れた構成。


センタスタンドの収納時。
やぐらの幅は結構タイヤぎりぎり。


この取付けが結構大変でした。
……といっても、僕がしたわけではなく、ズームさんがしてくれたのですけれど、

シフトリンケージの下にボルト止めのアンダーフレームがあるのですが、このアンダーフレームから交換するのです。もともとのアンダーフレームには、センタースタンド取付け用のボスがそもそもないのです。



サイドスタンドの上、マフラーの陰にあるボルトとナットが、アンダーフレームの取付け部分。
その右、割ピンで停まっているのが、センタースタンドのアクスルシャフトです。
ここはボルト止めではなくて、ワッシャと割ピン止め。アクスルとスタンドの間の潤滑は、グリースで。 オイルシールなどは当然なく、定期的なメンテが必要です。
このスタンド、後ろに跳ね上げた時が伸びた時で、スタンドで立たせた時が、曲がった時なのです。
これも日本とは位置の発想が違うような気がします。



スタンドの跳ね上げには、二重のコイルスプリングの力を使います。
上(車体側)のばねの取付け位置がスタンドの旋回軸よりも前方にあるので、
スタンドを掛けた時は、最も伸びた状態から反対側へバネが縮みかけた状態となり、
スタンドを引っ張るので、不意の「外れ」を防止する効果があります。

ところで、この写真からはマフラーがじゃまで、アンダーフレームのボルトもナットも見えませんよね。しかも、アンダーフレームは、マフラーの継手のバンドよりも前にあります。
つまり。アンダーフレームのねじをいじるには、排気管全体をエンジンの部分からはずさないと、アクセスできないのです。
さらに、このアンダーフレーム、締めたりないとフレームの下の幅が広くなり、閉めすぎるとフレームの下の幅が狭くなり、と、結構やっかいなのです。

たかがセンタースタンドをつけたいだけなのに、手間を掛けさせる設計です。

さらにいうと、イタリアから送られてきたセンタースタンドの入った段ボール箱。
スタンド本体、アンダーフレーム、シャフト、ストッパー金具、二重ばね、ネジ類、ゴム類などがきちんとひとつずつ別々の袋に入れられて、きちんと緩衝材に守られて入っていましたが、その部品一覧も、組み立て方の説明書も、つまり、紙は1枚も入っていないのです。

それくらい分かれってか。
日本とは発想が違う。

ズームさんは笑いながら、「う~む…」と部品を見ながらあれこれ思案して、そして、「うん、こうでしょう」と、いうと、取り付けてくれました。
素人には絶対わからんぞ…という感じの組み立てでした。


再び立てたところです。
ね、角度がもう少し欲しい…って感じでしょ。


ちなみに、最初はサイドスタンドを払った状態で、なるべく車体を直立させてセンタースタンドをかけてみたのですが、慣れていないせいか、うまくいかないのでした。

センタースタンドが今、片方だけ接地しているのか、しっかり両足接地しているのか、なんだかわかりにくいのです。
間違っても向こう側、右側へ倒すわけにはいかないので、大胆に右側へ傾けて試す気になれない。
しかたないので、何となくこのくらいだろう、という位置から立てようとすると、重いこと重いこと。
「おい、これ、ひどいんじゃないか」と思ったのですが、単に僕がへたくそなだけでした。

分かりやすい掛け方は、
サイドスタンドを掛けた状態で右足で、センタースタンドを踏み下ろし、まず、センタースタンドの左足だけを接地させる。

そこから、右足をセンタースタンドの足を掛ける部分に載せたまま、車体を起こして、センタースタンドの右足も接地させる。
右手はシート下のグラブバーをしっかり握ります。
結構下りた状態から直立させていきますから、これは分かりやすくちゃんと「…コツン。」という手ごたえが感じられます。反対側に倒す懸念もありません。(右下がりの傾斜のところでは別です。そんなところではセンタースタンドの使用はやめましょう。)
両足が接地したところで、ハンドルをまっすぐにして、右手はグラブバーを握ったまま、体重をセンタースタンドの足掛け部分に全部載せて、つまり、右足で足かけに上り、同時に右手でグラブバーを上後方へ引き上げるようにすると、あまり力も要らずにセンタースタンドはかかります。

ああ、さすがに装備重量で200kgを切るだけあって、装備270kgのGPZ1100のセンタースタンドがけよりもはるかに楽ちんです。

めでたしめでたし。



しかし、センタースタンドつけて、なんのいいことがあるのでしょう。
整備の為なら、レーシングスタンドを別買いしたほうがよかったのでは…。

そうかもしれないのですが、やはりセンタースタンド、あるとぱっとかけられますが、ないとかけられないですからね。(当たり前だ。)

例えば、チェーンメンテはMOTOGUZZIはシャフトだからいらないにしても、ホイールやスポークの掃除や、空気を入れるときなんかでも、あるとちょっと便利なんです。
旅先で荷物をシートに括り付けるとき、センタースタンドで車体を立てた方がやりやすい時もあります。

やはり何かと、あるといいのがセンタースタンド。
僕の歴代のマシンにも、後付けでセンタースタンドは付けてきました。

ゆきかぜ君にも、「実用性能」のアップのために、つけていただいた、というわけです。
イタ車に実用だと!?という声も聞こえてきそうですが、それが樹生だからしかたないのでした。

またしても先延ばしになった、ステップ、ハンドル交換。
これは予算の工面からしないといけないのですが、できれば今シーズン中に着手したいと思っています。

4 件のコメント:

  1. わたしもセンタースタンド派です。あのバイクが斜めになっている状態って
    精神的に良くないのです。それに冬季間センスタの無い状態ってヘッド回りや
    フォークに変に圧が掛ってしまうことですよね。
    それにしてもちょっと浅いですね。前下がりの所では使えませんねー。

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    1. いちさん、こんにちは。
      そういえばBMWも以前はセンタースタンドがメインでしたね。
      サイドスタンド時にバイクによくないほど斜め荷重がかかっているかはわかりませんが、
      冬季間はタイヤにフラットスポットができたら嫌だなあ…なんて考えたりもします。
      でも、それも気にし過ぎだと思うのですが…。

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  2. takaです。
    こんばんは。

    V7って、センタースタンドがオプションだったんですね。
    整備や洗車の際に便利ですから、私もセンタースタンド装着車が好きです。
    が、最近は少なくなりましたね。
    私、SRのお気に入りポイントの1つが、センタースタンドだったりします!(^^)!

    私がお世話になっている、大阪の「クシタニ 箕面店」の店長さんが、V7レーサーに乗っていらっしゃいます。
    時々店内に置いている時はセンタースタンドで停めているので、てっきりV7では標準装備と思っていました。
    そういえば、店長さんのV7もチューブレスキットを使用されています。

    V7オーナーがV7に求めるものが、似ているのでしょうかね?(^-^)

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    1. takaさん、こんにちは。
      V7レーサーにセンタースタンドですか!
      ひゅー。それはある意味かっこいいですね。

      V7を選ぶ時点で、絶対パフォーマンスの高さを求めているのではない、ということで、
      究極の軽量化とか、全てのパワーを絞りだす、とかも、大きな意味は持たなくなるのでしょう。
      MOTOGUZZIのV7は、面白いバイクです。
      どっか抜けて、まったりしていて、速度もそんなに速くないし、切れ味もそんなに鋭くないのに、
      ライダーの働きかけにちゃんと答えてくれて、操作のフードバックがとても豊か。
      走らせる喜びをしっかり伝えてくれるバイクです。
      感応性能というのでしょうか、不思議な力ですが、それがとても高いなあと思います。

      ああ、でも早くポジションを自分に合わせたいと思っています。

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