「Kと走る。」ニセコアンヌプリを過ぎ、道道66号に合流。
この道は「ニセコパノラマライン」と呼ばれている。
パノラマラインを岩内方向へ走り、途中で道道286号線にスイッチ。
新見峠を越える。
(さて、ツーリングレポートの途中ですが、今仕事が詰まりすぎ、体力、気力ともに限界が近いです。すみませんが、ちょっと端折り気味に。)
ニセコパノラマラインを駆けのぼる。
Kの快走。
気持ちよく飛ばす。
空へ。
吸い込まれそう。
走る走る。
カーブを美しく駆けていく。
リーンウィズ。首は垂直。力を抜いて、アクセルはワイドオープン。
速いが、速度計の針を振りすぎない。
バイクは飛ばした方が面白いと言うのは、否定しがたい一面だ。
その魅力は、他の何ものにも替え難い。
しかし、その「飛ばす」とは、時速何km出すとかという速さではない。
車をぶち抜きました。
後ろのバイクをぶっちぎりました。……という速さではない。
時速100kmの中にも、30kmの中にも、速さはある。
Kはそれをよく知っている。
だからKと走ると、とても気持ちいい。
昔から、そうだ。
その走りは、俺たち、ライダーの血統だ。
今登ってきた道を振り返る。
道端に残雪が。
道道268に入った。
トタンに一車線の道になる。
見通しは悪く、道幅は狭く、カーブはきつい。
しかしこんな木漏れ日ストレートもある。
先頭交代。僕とゆきかぜが前を行く。
Kも僕も、昔からこんな道が大好きだ。
見えない先を見通して。
対向車はいるか、ブラインドの向こうに急に止まっている車がいたら。(現にいることがちょくちょくある。特に北海道は。)
動物は飛び出さないか。
安全マージンをとりつつ、見える範囲を見定めて、くるくると、飛ばしていく。
22、3歳の頃、何万キロも走った、1車線のつづれ折り。
新見峠も越えた。こんどはまた曲がりくねりなら峠を下って行く。
とにかく走る走る。走る走る。
気心の知れた二人と2台なら、こんなツーリングもいいだろう。(つづく)
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