2017年4月10日

春の整備(オイル・タイヤ交換)(上)。

4月1日にドックインし、5日に帰ってきた、僕のV7Special、「ゆきかぜ」。
バイクショップ、ズームさんで、交換、整備を受けました。
そのオイルとタイヤ交換について、簡単にレポートします。


今回の整備は、定期的なオイル交換と、タイヤ摩耗による交換です。
オイルはエンジンオイル、ミッションオイル、リヤのファイナルオイルの3か所替えです。
エンジンオイルは9月1日、前回交換時は、走行距離16800km。
今回18500kmですから、2000kmしか走っていないことになりますが、タイヤが前後ともスリップサインが出ていて、もう交換しないといけません。この機会にまとめて替えてもらうことにしました。
ミッションオイルとファイナルオイルの前回交換は9400km時点だったので、9000km開いての交換でした。
マニュアルでは、初回交換後はインターバルは1万km毎となっているので、これもタイヤ交換のついでにできたので、OKとしておきたい。


交換したオイルは、いづれもズームさん推奨のIPONEオイル
エンジンオイルは、
FULL POWER KATANA 10W60

HPの説明によると、
ビッグバイク、レースマシーン用のハイスペック100%化学合成オイル。ギアの潤滑性能にも配慮した極圧添加剤を配合しており、全てのメーカーの最新式マシン及び油圧調整式タペット付マシンに対応できる剪断安定性能に優れ、油温の上昇を抑えエンジンの放熱性にも優れた最高級オイルです。
ということです。
もう何度もこのブログに登場している、私の定番オイルです。


ミッションオイル・ファイナルオイルは、
TRANS4」、HPの説明では、
Trans4は、独立したギアボックス用オイルで、4ストロークエンジン用のトランスミッションを潤滑するために開発されました。粘度はSAE80W90のグレードで暑い時も冷寒時でも柔らかな感覚で正確にシフトチェンジする事が出来る様に設計されています。

とあります。このオイルを、ミッションケース(V7はエンジンとミッションが別ケース)と、リヤのファイナルドライブ(シャフト)のところに入れます。

モトグッツィのリヤのファイナルオイルは、分量を正確に入れないと、多めにしてしまうと、ファイナルオイルを吹いてしまうことがあります。
すると、その吹いたオイルを自分の後輪が踏んでしまい、転倒事故になる…という可能性も高くなります。
そこで、正確に入れる必要があるのです。
よく、ファイナルケースの上からブリーザーホースを伸ばしているのを見かけますが、
ズームさんによると、正確に入れれば、それは不要なものとのこと。
ズームさんでは、ファイナルオイル交換時に後輪が回ると、ファイナルギヤボックスの中のオイルが歯車について上に上がっていき、その分、ぴったりに入れたつもりでも指定量を上回ってしまい、オイル吹きのリスクが高まるということで、ファイナルオイル交換の開始から終了まで後輪を決して回さないように細心の注意を払い、粘度の高いミッションオイルが落ちきるまで後輪を回さずにずっと待つなど、時間と腕を要求される作業になります。

オイルフィルタは、ズームさんの場合、毎回交換します。
多くのマニュアルではオイル交換2回に一回、オイルフィルタを交換すればよいとなっていますが、ズームさんは交換したばかりの新しいオイルが、今までの古いオイルの汚れをこしとっていたフィルターにわざわざ通して循環させるのが不合理との考え方で、新しいオイルには新しいフィルタを付けます。

タイヤは、「タイヤを待ちながら」の記事で上げた通り、
メッツラーですが、
前が「レーザーテック」
後ろが「スポルテッククラシック」と違う銘柄の組み合わせになりました。

スポルテッククラシックは溝が少なく、レーザーテックに比べると、少しスポーツ寄りのコンセプトのように見えます。

実際に装着した写真。
写真をクリックすると少し大きくなります。
前後を見てみると、


前輪、レーザーテック。


見慣れた、このパターン。
雨の日の信頼感は最高。


リヤ、スポルテッククラシック


トレッドのパターンは、溝が少なくでも一つ一つが深いもの。
確かに、レーザーテックの溝のパターンでこの深さをやったら、ゴムがぐにゅぐにゅ動きすぎてグリップ感がかえって損なわれるでしょう。

さて、その乗り心地ですが、
おっと時間がありません。まだまだ皮むき、ファーストインプレッションを語るほどにも走っていないのですが、乗り心地や、ブレーキングなどを中心に、次回報告します。

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