今年も先日から職場への片道7kmほどの通勤を開始した。
出勤時間が比較的早く、通勤ラッシュが始まる前に職場につくために、それほど大きなストレスはない。(写真のない、文字だけの記事です。)
新しいタイヤも、早くも替えたての感覚はなくなって、タイヤ特性は意識の背景にしりぞいて、タイヤを意識させない。実質能力を重視し、その存在を黒子に徹する、いかにも「ドイツ・ブランド」的なタイヤだ。
エンジンの目覚めそのものはいいのだが、寝起きは少し悪い。
目が覚めるまで少し時間がかかる、「低血圧」タイプだ。
ようするに暖気をある程度しないと、最初はエンストしやすいし、吹けが悪い。
自宅前は結構急な坂で、出勤時は坂を下るので、その坂を下る間に暖気をしてしまおうとしている。坂をゆっくり下りながらなら停止して暖気するときの熱の偏在による歪みなどをある程度軽減できるだろうからだ。
職場は平らなところにあるから、暖気が必要だ。
2013年モデルのインジェクション車とは信じられないくらいだ。
ノーマルマフラーのV7は音も静かな方だが、最近の静かな自家用車に比べれは、ツインパルス音は耳につきやすい。
駐車場でエンジンをかけ、そこから職場の敷地を出て、大きな通りに出るまで、エンジンを暖めながら、歩いて押して行く。
大体2分くらいでエンジンの暖気は大丈夫だから、大きな通りについたら走り出しても、ぐずったりしない。それでも最初の100mは慎重に走りながら様子を見て、OKだと確信したら普通の走りに切り替えていく。
街中では、その外見から、速く走らなければいけないようなプレッシャーは感じないし、
実際に早く走ろうと思えば、街中の常識的な速さの範囲ならGPZ1100となんら遜色ない。
いや、車重が軽い分、開けただけ、すっと前へ出るから、その一瞬の出足は、V7の方が早い。もちろんリッターバイクが本気で回せば、比較にすること自体馬鹿らしいほどの大差で負けるのだが、街中で本気加速って、めったにしないし、しなくてはならない状況に自分を追い込まない方が安全だ。安全の範囲の中で、バイクならではのその出足の速さを味わうのが、健全で安全で気持ちいい走りだと思う。
その意味では、V7は実は相当に速いバイクなのだ。(80km以下の限定では。)
小さいバイクのように車を脅威に感じなくていいし、
大きくて速いバイクのように目立つこともなく、周囲の視線を常に意識させられることもない。
知らない間に通過していた…みたいな走りがV7の街中スタイルだ。
急がなくていいし、怖がらなくてもいい。
通勤にも気持ちに余裕ができるのが、改めていいところかもしれない。
ただし、職場の駐車場は、道路から見えないところにあって盗難のリスクは少ないのだが、雨風にはさらされる。埃も結構飛んでくるところなので、そうした汚れや傷もつきやすくなる。また、毎日乗るのだと、そういつまでも毎日きれいにはしていられなくもなる。
いまのところ、すべての出勤日にV7で通勤するわけではないが、
巷のモトグッツィの中では、相当に汚れたり、痛んだりしている車だと思う。
ゆきかぜ号、ごめんよ。
それにしても、通勤ライドも楽しい。
ホントにいいバイクだ、と思う。
早朝の街の空気の中がちょっとしたツーリングのようで、
返信削除目覚めの調子を見ながら走るのはきっと、朝のちょっとした心地良い緊張ですね(^^)
ゆきかぜ号と一緒に通勤するその時間を楽しむのは、
樹生さんご自身のアイドリングタイムにもなっているのかも^^
7kmのRIDE、その世界を楽しそうに感じました^^
selenさん、こんにちは。
削除朝は空気が少し凛としていて、真夏でも気持ちいいですね。
今の季節は寒さの方が勝ちますが、それでも比較的空いている
市街地は、昼と違う表情で、なかなか好きです。
と言っても、早い出勤組はそれなりにいて、そんなにガラガラではなく、
中心部近くでは、結構車の列ができていたりするのですが。
通勤の7kmは、気持ちを切り替えるのにちょうどいい感じです。
今日は帰りに少し遠回りしてしまいまた。
それもまた、一興です。