ズームさんでオイル、タイヤ交換した
「ゆきかぜ」号。
今日は、タイヤのレポートです。
前がレーザーテック」
後ろ「スポルテッククラシック」
乗り心地はどうだったか。
まず、ズームさんから自宅まで交換後初走行となった、夕方から夜にかけての札幌市街地の道路では、スリップサインが前後ともに出ていたにもかかわらず、新品に交換後、それほど劇的な変化が感じられなかったことに、少し驚きました。
前のピレリもそうでしたが、メッツラーも摩耗してきたときでもあまりハンドリング等に悪影響がでないように作られているように思います。
交換直後なので慎重に走りますが、不安や滑る予感などは全く感じませんでした。
摩耗した分、タイヤ接地面のゴムは薄くなっていますから、その分、乗り心地は固くなっていたはずです。
リヤのスポルテッククラシック、今までのピレリ、メッツラーのタイヤと比べると、路面でゴムが動いている感覚をあまり伝えてこない。実際にそんなに大きく動いているのではないと思うのですが、溝の本数が少ない分、溝が多い銘柄よりもブロック剛性が取りやすく、ぬるぬる動く感じが抑えられているのかもしれません。
タイヤの断面は丸くて、左右へリーンはクイックでもなく、重くもないという感じ。
わずかな抵抗感を感じながら、それでもその抵抗感が一定でとても分かりやすいタイヤだと思いました。
同時にフロントも替えていますが、フロントは今までと同じレーザーテックを新品で履いただけです。
微妙に動く踏面。しかし、それは動きとしてではなく、すこしだけ「たわむ」という感覚です。
グリップ力に不安はないです。
今日はフルブレーキしませんでしたが、いつものように十分な減速力を得ることができます。
ハンドリングで感じたのは、少し車体のリヤ側が低い時のような舵の入り方だなあということでした。
交換前に比べて、ほんの少し舵の入りがおだやかになっていて、その分、クリックに曲げようとすると、バンク角をやや増やすか、ブレーキ荷重を逃がさないでリーンにつれて旋回荷重に受け渡しするように工夫するかをリクエストするように思いました。
でも、交差点で左折したり、右折したりしてみると、ハンドルが切れ込むこともなく、かといって舵が入らず、余計にバンクさせてしまってやや気持ち悪いとか、そういうことは一切なく、速めの速度から歩くような速度まで、基本的にニュートラルなハンドリングを提供してくれました。
乗り心地も確かに少し向上しています。
よく「まるで舗装が新しくなったように…」といいますが、そこまでではないものの、当たりが穏やかで優しい乗り心地になりました。
しかしここも劇的な向上というほどではありません。
どうやら、現在のこの組み合わせは、タイヤの存在を意識させないタイプのようでした。
ピレリの「スポーツデーモン」とは違いますね。
タイヤは黒子に徹して、安心してそれ以外の所に神経を注げるように考えられているのではないかと思います。
そしてもしかしたら、リヤタイヤの外周はレーザーテックよりもわずかに小さいのかもしれません(樹生の勘違いの可能性もあります。計測していないので、信じないでください。)
少しだけリヤ下がりな感じ。
今度時間が取れた時に、リヤサスのプリロード(V7のサスで動かせるのは、リヤのプリロードのみ)を少しいじってみようかと思っています。
2~3mmプリロードを増加させると、車体姿勢がぴしっと決まるような気がしているのですが…。これも実現したら報告します。
高速走行の場合、ワインディングで攻める場合、など、まだまだタイヤテストでしなけれ
ばならないことも多く残っています。
またしばらくしたら、リヤのフィーリングなど報告できると思います。
新しいタイヤ情報、首を長くしてお待ちしておりました(笑)
返信削除スポルテッククラシックにされたとは、いやはや御見逸れいたしました。
私の方も前後レーザーテックへ履き替え、近距離ですが活動を開始しております。まだインプレッションする程の距離ではありませんが、以前履いていたK300GPと比べると、グルーヴィング路面でも振られ難く、全体的に穏やかで乗り手に無理をさせないタイヤだと感じます(笑)
パターンも、愛機W800には個人的によく似合っていると思います。
今シーズンの樹生さんのスポルテッククラシックの詳しいインプレッションに多いに期待させていただき、私もレーザーテックの感想等、またお話できればと思っております。
ebonyさん、こんにちは。
削除レーザーテック、特に鋭さはなく、凡庸な感じですが、
その凡庸さがいかにオールマイティであるかを、思い知らされるようなタイヤでした。
スポルテッククラシックがどんなタイヤなのか、少しずつ、知っていきたいと思います。
やっとシーズンインです。
楽しんで走りたいと思います。