ツーリングの帰り道は、いつもどこかあわただしく、さびしい。
同時に、疲れもたまってきて、明日からの仕事のことも浮かび、
気持ちがダウンしていくことも多い。
でも、まあ、それでよい。
2020/7/26 12:42 |
こちらも混んでいるかもしれないが、道道11号、月形厚田線に入った。このまま、青山から峠を越えて海まで出てしまおう。
意外なことに、道道11号はがらがら。
ダムを越え、峠道に入り、展望のいい所で休憩して、写真を撮った。
2020/7/26 12:44 |
そして、かなり飛ばしたバイクが走っていく。
ここは、結構「飛ばす道」としてライダーには有名だ。
2020/7/26 12:44 |
弛緩しきると走り出す時に危険。
でも、小休憩くらいでは、ライディングの緊張感は抜け切ったりしない。
そのまま、深呼吸して、肺に思い切り空気を入れ、全身で伸びをして、
緊張感を持ったまま、リラックスするのだ。
屈伸を少しして、全身に新鮮な血液を送り込む。
できれば、ここで少し水分を摂りたいところだ。
今はツーリングに持ってくる水筒を持っていない僕だ。
今度購入しようかな。
さて、また走り出す。
帰り道こそ、危ない。
事故に気をつけるのは、走り始めと、疲れた帰り道。
気を引き締める。
海への道も、空いていたし、海沿いの国道231も海水浴の人達や、海鮮グルメの人たちの車が多いのだろうが、時間帯が昼のせいか、そんなに混んでいなかった。
じゃあ、もう少し、寄り道して帰ろう。
2020/7/26 13:07 |
海から牧草地の丘を登っていく、細い道がある。
風に吹かれるには、いい場所だ。
2020/7/26 13:07 |
大切な「畑」なのだ。「踏み荒らす」だけでなく、タイヤや靴裏についた細菌が、被害をもたらすことも、実は多くて、実際に被害がある。
道の上で、ただ、草原を渡る風を、草のなびきとして、眺めていよう。
ああ、ここまできたら、もう一か所、寄ろう。
2020/7/26 13:22 |
前回咲いていた花は、終わっていた。
海を早い速度で、漁船が走っていた。
風は、厚みを増している。
2020/7/26 13:23 |
同じ場所から札幌方面を見ている。
山の稜線が向こうに続く、その稜線の、真ん中あたり、ほんの少しだけ他よりも高いのが手稲山だ。
そこから左下に続いていくのが、札幌の街だ。
人口約197万。
毎年1m以上積雪する豪雪地帯としては、世界最大の人口を誇る街だ。
秋田の田舎に生まれ、育ったのに、こんな大都市に住むようになるなんて、高校を卒業するまでは思ってもみなかった。
国道へ戻り、また海沿いの細道へ逸れる。
いったい、本当に早く帰りたいのか、自分でも疑わしい。
でも、それが、ツーリングの帰路、というものかもしれない。
家に着くまで、旅でいたい、
できれば。
2020/7/26 13:31 |
2020/7/26 13:32 |
ちょっとUターンして、戻ってきた。
この近くに気になる道があったから。
2020/7/26 13:33 |
でも、この農道、完全に私道だ。
道ではあるが、進入禁止にはなっていないが、入るのは遠慮すべきだろう。
そろそろ、旅も終わろうとしている。
2020/7/26 13:33 |
都市の中へ帰っていく。
市街地の混んだ道を走って帰る。
気をつけていこう。
ここからが事故が多いゾーン。
また、走りにくるために。
2020/7/26 13:33 |
今日の夏空と、
雲と、
風を、
身体一杯に。
ゆきかぜと、一緒に。
(「夏・空・雲・風」 完)
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