2020/7/11 11:30 |
ツーリングマップルによると、留萌市には、千望台という景色を楽しめる展望台がある。
留萌市は何回か来たことがあるが、たいてい通過点として港の方を通るばかりで、千望台
に上ったことはない。
寄ってみることにした。
何度か道を間違えながら、たどりついた千望台。
留萌の街を見下ろすことができるのだが、それほど景色がばあっと開けるわけではない。
でも、僕の故郷、秋田県の街の展望台も、こういう感じで一部が見下ろせるだけだったが、自分の街が眼下に見えるということは、何か、特別な感情を抱かせた。
地元の人にとって、千望台はかなり魅力的なところだろう。
寄らなかったが、素敵なカフェも開店していた。
千望台から下りて、国道231を増毛方面へ。
今日は「道の駅るもい」がオープンする日だそうだが、混みそうなのでよらない。
増毛の街も賑わっていた。
海の方へ、裏道を通ると、ほとんど人通りがない。
今日の日本海はおだやかだ。
堤防の側にとめて、昼休憩を。
2020/7/11 12:05 |
2020/7/11 12:05 |
留萌の街やそこからさらに北方向へ続く海岸線を見ている。
2020/7/11 12:07 |
堤防に腰かけて、ゆっくり食った。
さて、再び出発しよう。
国道231を南下していくと、別苅(べつかり)にある大別苅トンネルの脇に、旧道があって、まだ通れるようだ。
大別苅トンネルは1992年9月開通、長さが1992mと、開通年と一緒だ。
この脇を、旧道が山を迂回するようにして通っている、
増毛山道線というらしい。
通ってみることにした。
この道は動画にもとったので、ただ山道をゆっくり走るだけで眺望もよくない動画だが、
いつかUPしたいと思う。
全線が舗装され、舗装状態も悪くないのだが、交通量が少ないからだろう、日陰の路面には苔が生えていたりして、相当に滑るのではないかという不安に駆られる。
旧道はヘヤピンカーブが続くなかなかのテクニカルなワインディングだ。
でも、動物のフン(しかもかなりデカい。熊の可能性が高い。)が落ちていたりして、恐怖にかられる。
危険を感じたら、深入りする前に引き返すと決めて、進んでいく。
かなり高いところまで登って、おそらくは海岸沿いの絶壁の岩塊を避けているのだろう、山の斜面を蛇行しつつ、上下しつつ、南下していく。
一か所だけだったろうか。比較的見晴らしのいいところがあった。
路面を注視していたから、他の場所を見逃しているかもしれない。
2020/7/11 12:41 |
それ相応に疲れた。
でも、ヘルメットを脱いで、頭と耳元を涼しい風が通り過ぎていくと、気持ちいい。
2020/7/11 12:42 |
このあたりは、増毛山地と言われ、いちばん高い山は暑寒別岳。1491.6mだ。
暑寒別岳を主峰として、群別岳(1,376メートル)・南暑寒岳(1,296メートル)・雄冬岳(1,198メートル)などの山々がまるで一つの山塊として海からどんと聳え立っている。
そんな感じの山地なのだ。
2020/7/11 12:43 |
海は荒れ、岩盤は固く、集落や漁村も一つもないのなら、道を海岸線に通す意味がない。
道は「比較的」安全な山を迂回し、今はトンネルで山塊を越えていく。
積丹と同じで、この増毛と石狩の間は昔、南北を結ぶ道がなく、雄冬岬にある雄冬の漁村は、まさに陸の孤島状態が長く続いた。
そう、この50年でも、いやこの30年でも、北海道の風景は大きく変わったのだ。
さあ、安全に注意して、下っていこう。
僕らはひとまず、雄冬を目指す。
(つづく)
樹生さん、こんばんは。
返信削除今日の自分のツーリングはルートをお借りしました。
増毛山道線、、、まったくノーマークでした。
今日のお楽しみという事で留萌を回って向かったのですが、まさかの15時30分でゲートクローズという展開でしたw
留萌の道の駅は自分もチラ見してきましたが、大型車以外の駐車場は満杯でした。
沈んでしまった谷を自分もちょっと覚えており
事故現場も見て
シカは親子で横断するものに遭遇し
嶺泊の駐車場はちょうど夕日が沈む頃でギャラリーが出来上がっていて寄るのを諦めました。
今まで通り過ぎていた場所に寄り
あまり向かわない北上するルートを楽しむことが出来ました。
暑寒別回廊、ありがとうございます。
緒崎松倉さん、こんにちは。
削除すみません、ゲートの看板気づいていました。
ああ!記事に書けばよかったです。
今回のルートは考えていったものではなく、
行き当たりばったりの無計画なものだったのですが、
緒崎さんも走ったと伺うと、
なにかうれしくなります。
ありがとうございます。
今年は、仕事がまた超忙しくなってしまって、
間隙を縫って走るには、体力が厳しい感じです。
さて、今シーズンの夏も、もう半分ですね。早い!
どこへ行こうか、なかなか思いつかないままですが、
走ることそのものを楽しんでいこうと思います。