だいぶ、V7にも慣れてきましたが、ライディングで違和感を感じるところも少しあります。
何度も書いているポジションもその一つ。
ステップはもう少し後ろにないと、ステップ上で普通の乗車姿勢のままで手離しで立てない。
ハンドルはもう少し幅狭く、絞りがないと、腕の短い僕には合わない。
直す直すと言い続けて2年。なかなか着手できないのは、時間とお金と気合の問題です。
もう一つ、問題があって、それが、「ヒールガードがない」ということです。
V7はステップに足を乗せた時、かかとをあてるところがない。
つまり、足首というか、かかとというか、くるぶしで、車体を挟み込むことができないのです。
これはライディングでは結構重要なところで、
ステップにはやや前に蹴り出すように力を加え、そしてかかとをヒールガードに押し当てるようにして下肢を固定する、というのが、今までの僕のライディングの基本でした。
ところが、それをするところがないのです。
つまり、ステップには踏面以外に体を固定するために入力する場所がない、ということになります。
上の写真は右側(ブレーキ側)、こちらは左側(シフト側)になりますが、左右ともそうですよね。
Why Italian people !? ドウシテデスカ!イタリア人。 ライディング、ムズカシイヨ!!
と言いたくなりますね。
結局、ブレーキ、シフトペダルの根本、ピボットあたりにブーツの内側を押し付け、サイドカバーに脛を押し当ててホールドするという、へんな感じになってしまっているのです。
右側なんか、スイングアームピボットにカカトをあてると言う、それはまちがいだろ!的ライディングになっている始末。
…で、V7をライディングしているいろんな写真を見てみると…、
写真は「MOTORCYCLE USA」より。
この写真では、スイングアームピボットをホールドしているように見えますね。
写真は「CVYCLE WORLD」より。
こちらはブレーキペダルのピボット部と、たぶんスイングアームのピボットにも押し当てていると思われます。
もう何度も登場してもらっている和歌山氏によるライド。(GooBike 試乗インプレより)
和歌山氏もペダルの基部にブーツ内側を押し当てています。
たぶん、「それで用が足りているんだから、いいじゃないか」ってことだと思うんですが。
でもね、実質的に弊害がないにしても、ペダル基部にしても、スイングアームピボットにしても、
可動部にブーツを押し当ててホールドっていうのは、いかがなものか、と思ってしまうのですが、
それが日本人というものなのでしょうか。
実はV7って、
メインスイッチを切っている状態から最初にオンにした時には、ニュートラルランプが点かないんですよ。
で、一度他のギアに入れてからニュートラルにすると点くし、メインスイッチがオンのまま、キルでエンジンを停止しても、ニュートラルは点く。
でも、最初だけ、ニュートラルランプは点灯しない。
そして、V7の安全装置として、ギアがニュートラルの時はクラッチがつながっていてもセルが回るんですが、ギヤが入っている時はクラッチレバーを握らないとセルが回らないようになっているんです。
その判断と、ニュートラルランプって、連動していそうなものでしょ?
ところが、メインスイッチが切れている状態からオンにして、実際にニュートラルランプがついていなくても、ギヤがニュートラルなら、クラッチレバーを握らなくてもセルは回って始動が可能なのですよ。
じゃあ、このニュートラルランプって、何なんだ。
僕がV7を購入したバイクショップ、札幌ズームさんがイタリア本国までその症状を報告して、質問してくれたのですが、その返答がすごかった。
「…それで、何か問題あります?なければ気にしないでいいでしょう」
さすが!
もう、あきれるのを通り越して気持ちいい。
現に、2年、1万2千キロ走って、それで困ったことは一度もありません。
さてさて、このヒールガードがない件は、いったいどういうことなのか、
さっぱり見当もつきませんが、
なんかねえ、まあ、しかたないか、って思わせるところがあるんですよ。
ちなみにじゃあ自作してみたら、と思って、車体を見てみると、、
ステップ幅も狭く、シャフトドライブのスイングアームも、そばにあって、これで剛性のしっかりしたヒールガードを取り付けようとすると、スペースがない。
無理に作ると、かかとの幅が広くなっちゃうような感じなんですね。
じゃあ、ペダルのピボットを挟めって?
う~む、どうも釈然とせん。
なんて考えながら、V7と付き合っているのでした。
まあまあ、抑えて・・・厚切りベーコン(?)さんw
返信削除ニュートラルランプは『意図して入れろ!』って事かな?
停車時はギヤを入れてる→ブレーキ握ってニュートラルにしろ?
イタリアって坂道多かったっけ?←行ったことないwww
tkjさん、こんにちは。
削除V7って、街中で普通に通勤するだけで、とっても楽しいんですよ。
これはすごい!と思います。
もちろん、ワインディングでのコーナリングも面白い。
なんか「絶妙な感じ」、気持ちええ~って感じがするんです。
すごいなイタリア人って、思ってしまいます。(ここでイタリア人って一般化してしまうのは間違いですけれど^^;)
そうすると、小さなことがどうでもよく感じられてくるんです。
これも不思議。ニュートラルランプは、実は最初からほとんど気になりませんでした。
ズームさんに言われて、ああ、そういえばそうだな…と思ったくらいで。
他のV7のオーナーさんから結構問い合わせがあったようなのです。
ヒールガードの件でさえ、慣れつつある自分を発見して、「はっ!」と気づいてしまう感じです。
「貴様の次のせりふは、ヒールガードがないことを忘れていた、だッ!」と、V7のエンジニアに言われている気分です。
ああ、そういえば、停車してエンジン切っている時って、僕はこの数年、GPZくんの頃からギアを入れていたんです。だからか、気にならなかったのは。
ちなみにイタリアは北部のアルプスをのぞいても、結構丘が多くて、坂道は多いようです。
(僕も行ったことありません。)
厚切りジェイソンさんも日本大好きみたいですもんね。
僕も、日本も大好きだし、V7も大好きです。
おお!なるほど!!それはいいですね。
削除私も夢はそれです。
しかし、設計する技術も、勇気も、頼むあてもなく、金もない…。
いやしかし、ピタッときまるヒールガードは絶対ライディングにいいと思うんです。
販売したら売れると思うんですが、どこからも出ないですよね。
なるほど、ワンオフするのもあり…と。
貴重な情報ありがとうございます。
KEICさん、こんにちは。
削除いいお友達をお持ちですね。
さて、私はどうするか…、
まず、ステップの交換と、ハンドルの交換から、ゆっくり考えてみます。
KEICさん、ありがとうございます。