2015年9月6日

V7にはヒールガードがない。

購入して2年と5か月、走行距離は1万2千キロ。
だいぶ、V7にも慣れてきましたが、ライディングで違和感を感じるところも少しあります。
何度も書いているポジションもその一つ。
ステップはもう少し後ろにないと、ステップ上で普通の乗車姿勢のままで手離しで立てない。
ハンドルはもう少し幅狭く、絞りがないと、腕の短い僕には合わない。
直す直すと言い続けて2年。なかなか着手できないのは、時間とお金と気合の問題です。
もう一つ、問題があって、それが、「ヒールガードがない」ということです。




V7はステップに足を乗せた時、かかとをあてるところがない。
つまり、足首というか、かかとというか、くるぶしで、車体を挟み込むことができないのです。
これはライディングでは結構重要なところで、
ステップにはやや前に蹴り出すように力を加え、そしてかかとをヒールガードに押し当てるようにして下肢を固定する、というのが、今までの僕のライディングの基本でした。

ところが、それをするところがないのです。
つまり、ステップには踏面以外に体を固定するために入力する場所がない、ということになります。




上の写真は右側(ブレーキ側)、こちらは左側(シフト側)になりますが、左右ともそうですよね。

Why Italian people !?  ドウシテデスカ!イタリア人。 ライディング、ムズカシイヨ!!

と言いたくなりますね。

結局、ブレーキ、シフトペダルの根本、ピボットあたりにブーツの内側を押し付け、サイドカバーに脛を押し当ててホールドするという、へんな感じになってしまっているのです。

右側なんか、スイングアームピボットにカカトをあてると言う、それはまちがいだろ!的ライディングになっている始末。

…で、V7をライディングしているいろんな写真を見てみると…、


 写真は「MOTORCYCLE USA」より。
この写真では、スイングアームピボットをホールドしているように見えますね。




写真は「CVYCLE WORLD」より。
こちらはブレーキペダルのピボット部と、たぶんスイングアームのピボットにも押し当てていると思われます。



もう何度も登場してもらっている和歌山氏によるライド。(GooBike 試乗インプレより)
和歌山氏もペダルの基部にブーツ内側を押し当てています。

たぶん、「それで用が足りているんだから、いいじゃないか」ってことだと思うんですが。

でもね、実質的に弊害がないにしても、ペダル基部にしても、スイングアームピボットにしても、
可動部にブーツを押し当ててホールドっていうのは、いかがなものか、と思ってしまうのですが、
それが日本人というものなのでしょうか。


実はV7って、
メインスイッチを切っている状態から最初にオンにした時には、ニュートラルランプが点かないんですよ。
で、一度他のギアに入れてからニュートラルにすると点くし、メインスイッチがオンのまま、キルでエンジンを停止しても、ニュートラルは点く。
でも、最初だけ、ニュートラルランプは点灯しない。
そして、V7の安全装置として、ギアがニュートラルの時はクラッチがつながっていてもセルが回るんですが、ギヤが入っている時はクラッチレバーを握らないとセルが回らないようになっているんです。
その判断と、ニュートラルランプって、連動していそうなものでしょ?
ところが、メインスイッチが切れている状態からオンにして、実際にニュートラルランプがついていなくても、ギヤがニュートラルなら、クラッチレバーを握らなくてもセルは回って始動が可能なのですよ。

じゃあ、このニュートラルランプって、何なんだ。

僕がV7を購入したバイクショップ、札幌ズームさんがイタリア本国までその症状を報告して、質問してくれたのですが、その返答がすごかった。

「…それで、何か問題あります?なければ気にしないでいいでしょう」

さすが!
もう、あきれるのを通り越して気持ちいい。
現に、2年、1万2千キロ走って、それで困ったことは一度もありません。



さてさて、このヒールガードがない件は、いったいどういうことなのか、
さっぱり見当もつきませんが、
なんかねえ、まあ、しかたないか、って思わせるところがあるんですよ。

ちなみにじゃあ自作してみたら、と思って、車体を見てみると、、
ステップ幅も狭く、シャフトドライブのスイングアームも、そばにあって、これで剛性のしっかりしたヒールガードを取り付けようとすると、スペースがない。
無理に作ると、かかとの幅が広くなっちゃうような感じなんですね。

じゃあ、ペダルのピボットを挟めって?

う~む、どうも釈然とせん。

なんて考えながら、V7と付き合っているのでした。

6 件のコメント:

  1. まあまあ、抑えて・・・厚切りベーコン(?)さんw

    ニュートラルランプは『意図して入れろ!』って事かな?
    停車時はギヤを入れてる→ブレーキ握ってニュートラルにしろ?
    イタリアって坂道多かったっけ?←行ったことないwww

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    1. tkjさん、こんにちは。
      V7って、街中で普通に通勤するだけで、とっても楽しいんですよ。
      これはすごい!と思います。
      もちろん、ワインディングでのコーナリングも面白い。
      なんか「絶妙な感じ」、気持ちええ~って感じがするんです。
      すごいなイタリア人って、思ってしまいます。(ここでイタリア人って一般化してしまうのは間違いですけれど^^;)

      そうすると、小さなことがどうでもよく感じられてくるんです。
      これも不思議。ニュートラルランプは、実は最初からほとんど気になりませんでした。
      ズームさんに言われて、ああ、そういえばそうだな…と思ったくらいで。
      他のV7のオーナーさんから結構問い合わせがあったようなのです。

      ヒールガードの件でさえ、慣れつつある自分を発見して、「はっ!」と気づいてしまう感じです。
      「貴様の次のせりふは、ヒールガードがないことを忘れていた、だッ!」と、V7のエンジニアに言われている気分です。

      ああ、そういえば、停車してエンジン切っている時って、僕はこの数年、GPZくんの頃からギアを入れていたんです。だからか、気にならなかったのは。

      ちなみにイタリアは北部のアルプスをのぞいても、結構丘が多くて、坂道は多いようです。
      (僕も行ったことありません。)

      厚切りジェイソンさんも日本大好きみたいですもんね。
      僕も、日本も大好きだし、V7も大好きです。

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    2. 同じくレーサーに乗ってます。
      ヒールガードは気になり入手早々にステップブラケットとともに知り合いにワンオフしてもらいました。
      踝がめり込むような気にならないだけですがモトグッチのお店などで他の方の車輌を見たりすると(個人的には)少々気になりますね。

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    3. おお!なるほど!!それはいいですね。
      私も夢はそれです。
      しかし、設計する技術も、勇気も、頼むあてもなく、金もない…。
      いやしかし、ピタッときまるヒールガードは絶対ライディングにいいと思うんです。
      販売したら売れると思うんですが、どこからも出ないですよね。

      なるほど、ワンオフするのもあり…と。
      貴重な情報ありがとうございます。

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    4. こん**は

      半分趣味で工作してる知り合いにワンオフ頼みました。
      暇があったら作ってくれると思います。

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    5. KEICさん、こんにちは。
      いいお友達をお持ちですね。
      さて、私はどうするか…、
      まず、ステップの交換と、ハンドルの交換から、ゆっくり考えてみます。

      KEICさん、ありがとうございます。

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