2015年9月2日

ヘビーレインでのV7とレーザーテック。


ツーリングレポートの途中ですが、ちょっと寄り道。
今日は札幌市でも激しい雨が降り、職場からの帰り道は、かなりのヘビーレインになりました。
そういう状況下での、ゆきかぜ号の走りについて、簡単にレポートします。
結論から言うと、すごい安心感。雨に強い!V7とレーザーテックです。



道路には水たまりができ、舗装路とは言ってもわだちに水がたまり、場所によっては交差点全体が数センチの水たまりになって、隣の車の上げる水しぶきが走っている僕を真横から叩き付け、頭を越えていく…。そんな状況でした。

市街地の混み合った4車線路を数km、往復2車線の上ったり下ったりの坂道住宅街を数km。

坂道ではところによっては街灯で路面が光り、ところによっては薄い膜のように、流れる雨水が張っている…。

そんな中での通勤市街地走行でしたが、なんと、V7と履いているタイヤ、メッツラー、レーザーテックは、そうした状況下の走行でさえ楽しいと思えるような安心感を与えてくれたのでした。

もともと不等間隔燃焼のVツインは、比較的グリップのいいエンジン。
おまけに装備で200kgを切る軽量、そして前輪18インチ(後輪17はインチ)で、タイヤ幅の狭い前輪100mm、後輪130mm幅のタイヤ。

雨に強い条件は、例えば100ps超の4気筒重量級バイクに比べれば揃っています。
(最近は電子制御でスリップもコントロールできますが)


そしてレーザーテックは、やはり伝統的にツーリングに強く、全天候型のタイヤ銘柄です。
(かつてはBMWK100の指定タイヤだったこともありました。)

それは、今も変わらず、いや、きっとすごく進歩しているのでしょう。

なにより安心なのは、ブレーキング時のグリップ感。
ほとんど不安なく、さすがにドライ時の限界ブレーキングと同じとはいきませんが、
街中での通常のブレーキングなら、ドライ時とほぼ同じ安心感でブレーキングできました。

カーブでは、さすがに深くバンクして荷重をぐっとかけることはしようと思えませんでしたが、(それくらいすごい雨だったんです。)これも浅いバンク角の間は、そのグリップ感覚は、大きな安心感に包まれていて、余計な神経を使わずに済みます。

V7も雨でも元気。モトグッツィが雨に弱い…というのは、完全に昔話になったようですね。

メッツラー、レーザーテックは、ドライ時の繊細で豊富なフィードバックはピレリ・スポーツデーモンにゆずるものの、レイン時には、その絶大な安心感で圧倒します。
例えるなら、
仮にスポーツデーモンが晴れ9、雨6だとしたら、
レーザーテックは、晴れ8、雨7、という感じです。
晴れと雨との走行感覚の差が少ないのです。

これは、まさにツーリスト向けのタイヤでしょう。
それでいて、ドライ時の絶対グリップ力は、ピレリと同じくらいあります。

どちらもいいタイヤだと思いますが、思ったよりも性格・特性に違いがありました。

土砂降りの雨の中、通勤ライディングを楽しんでいる自分を発見して、

ああ…、まだ、まあまあライダーだな…。

と、すこ~しヘルメットの中でニヤついた私でした。

2 件のコメント:

  1. どうも雨は苦手だな~。自分はできるだけバンクさせないで走ります。
    ルマンはタイヤの性能次第なんで、サスはプアだから怖いです。
    V7は進化してるのでしょうね!レーザーテックですか。17インチ
    履ければな~といつも思います。

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    1. いちさん、こんにちは。
      V7は車体としても雨に比較的強いように思います。
      シャフトドライブはタイヤを太くできません(ドライブシャフトと干渉するため)。
      だから、ホントは前後18インチでいいのでは…、とも思いますが、
      前19、後ろ17のV7のハンドリングは、僕の感覚では相当に「いい」です。

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