風呂。

ＭＯＴＯＧＵＺＺＩ　Ｖ７　Ｓｐｅｃｉａｌ（２０１３）　赤白のツートンカラーの車体は、オーナーのひいき目ですが、結構きれいです。

でも、……ちょっとでも汚れると、目立つんです。
イタリアンレディは、ローマの歴史を組んでいるからか、テルマエ（風呂）がお好きなようで。

あー、ほんのわずかの間、雨の中走ったらマフラーが、スイングアームが…。

反対側も…。このまま走ったらいかにも大事にしてないみたいにみられそう…。

クランクケース！オイルパン！前輪からの泥はねが直撃じゃないですか。

えっ、フロントフェンダーも？
ちょっと濡れた路面を通過しただけなのに？

しょうがない、まずはやさしく水をかけて、泥や埃を浮かせましょう。
そのままこすると、傷だらけになっちゃうんですよ。繊細だなあ…。

素人はコイン洗車場にある高圧洗車機の噴射を浴びせてはいけないと言われてます。
ダストシールの中まで水が浸入したり、サスリンクのグリースを飛ばしてしまったり、
水冷のエンジンだと、至近距離から浴びせてラジエターのコアをつぶしてしまったりと、
いろいろトラブルがあるらしいです。

僕は普通の水道にホースをつないで、園芸用のノズルをつけて水を掛ける程度。
それでもエンジンに耐熱ワックスをかけておくと、水を掛けただけで汚れが流されることも結構あります。

スイングアームにもホンダのアルミ＆プラスチックワックスをかけていたので、水で流すと汚れが浮いてくれます。

マフラーのメッキにはマザーズ、クロームポリッシュをかけていました。
このポリッシュの輝きは捨てがたい。
これも汚れを流すのには効果ありですが、他の部位ほど撥水効果はないみたい。

さて、シャワーはおわりましたよ、レディ。

水を易しくふき取りながら、汚れをとるんですね。

水のふき取りごりっとやると、砂粒ががりがりと傷をつけてしまうこともあります…。
僕はこのあたり、実はずぼら。一応気を付ける程度でふき取ってしまいます。
もちろん、上から、きれいなことろから拭いて行って、汚れの激しいところは最後に。
ホイールなんかは最後にやります。
こんなとき、「あ、チェーンないんだ…」と、改めてシャフトドライブを思い出してかみしめたりします。

あまり時間がかけられないことが多いです。（いそがしさを言い訳にして）

マザーズクロームポリッシュは、短時間・比較的簡単にメッキのしっとりした風味をよみがえらすことができるので、これはなんか、使いたくなります。

タンク、前後フェンダー、サイドカバーには、時々固形ワックスを。
これ、ちゃんとしたカルナバワックスを、まめにちゃんと掛けていると、固い被膜が重ねられて少々のことでは傷もつかなくなる…と、ＺＯＯＭさんが言っていました。

僕の固形ワックスは値段域としては真ん中くらい。
高くもなく、安くもなく、中途半端。
ワックスがけ頻度も、洗車のたび必ず…とはいかず。
月1回～2回くらいの間隔でワックスがけしていたことになります。

ライダーは旨いもの好き！温泉好き！が多いのですが、
僕は温泉も旨いものも、好きだけどそれほど、というわけでもない。

バイク乗りには、愛車をきれいにする「磨き」が趣味、という人も少なくない。
各部をよく見る洗車は、安全管理のためにも、実は重要で好ましいこと。

でも、僕、磨き趣味もないんですよね…・

ゆきかぜは、割とお風呂好きみたい。
でもやり過ぎはきらい。
きれいにしてくれてないと、足が錆びちゃう。
（アルミ地のホイールなので、すぐに白い錆びが発生してしまう。）
メッキは汚れが目立つわ…。

へいへい。
まだまだ、ゆきかぜのご機嫌はうかがいながら、
それでも鞭をくれるところは遠慮なく追わせてもらって。

ご機嫌取りでなく、気遣いがいい。
ねこなででなく、丁寧、繊細がいい。
やがて無意識に、いたわりながら、気にしないでも、
ゆきかぜの走りたいように。
そんなふうになっていけたらいいな。
ポジションを合わせ、空気圧を調整し、サスのプリロードを調整したり、いろんな走行をしてその時の様子を覚えたり。

そうして、相棒になっていく。

とりあえず、ゆきかぜは、風呂が好きみたいです。
傷めないように、やりすぎないように、付き合いましょう。